ラブレター以前高校生におこなった授業のあと
いただいた感想の抜粋をご紹介しています。

メモ私はずっと自分の身近に障害者がいなかったのですが、
最近祖父が認知症になり、家族で混乱していたところなので、
今回このようなお話を聞けて本当に良かったです。


私は手の親指が、マムシ指という指で、
第一関節が異常に短く、爪は横長で、縦の長さは
横の長さの1/3ぐらいしかありません。
短指症の一種らしいです。
でもだからといって、何か日常生活で不便なことが
あるわけではなく、普通にペンで文字を書くこともできるし、
箸を使って食事をすることもできます。
むしろ周りのみんなよりも手先は器用な方で、
手芸が趣味で、よく刺繍をするほどです。
ただ、見た目がものすごく悪く、電車やバスでも
周りの人に見られないように隠しながら、
手すりやつり革につかまっています。

さらに私はネイルをするのが好きなのですが、
その時も親指だけは、できるだけ肌と同じような色を
選んですることが多いです。
小学校の頃は何とも思っていなかったのですが、
中学に上がった頃からものすごくコンプレックスに
感じていました。


でもゆうこさんの話を聞いていたら、
とても些細なことで悩んでいた、と気づかされました。
日常生活に何も支障をきたさないし、
よく考えてみたら、電車の中で人の指を見ている人なんて
ほとんどいません。
ゆうこさんの骨の障害のように、
マムシ指なんかよりももっともっと
ずっと大変な障害を抱えている人たちがたくさんいるのです。
そんなことにも気づかずに、小さなことで悩んでいた
自分の愚かさに気づかされました。


実は今まで無意識に、障害者を避けたり
知らないふりをしたりしてしまっていたと思います。
これは彼らにとっては屈辱的なことだったり、
日々の暮らしの辛さを増やしてしまったりしていたのかも
しれません。
私はこれからは、街の中や電車で障害者を見かけたら
真っ先にゆうこさんのことを思い出すと思います。
そして、彼らの気持ちになって、一度考え直してみるようにします。
そうすれば彼らは傷つかずに済みます。
私は彼らに直接関係がないので、直接癒してあげたりすることはできません。
でも私たちは、彼らに精神的ダメージを与えないでいる
ということは出来るのです。


私たちがもっと彼らの立場になって考えるということが必要だと思いました。
この日本が、そしてこの世界が、障害者ももっと
快適に暮らせる環境になって欲しいと願っています。

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