鉛筆胆石あり状態からの筋腫の診断、
そして手術に至った経緯を書いた連載初日は
こちらです
https://ameblo.jp/yupikorin0120/entry-12645556366.html

私は医療ドラマが大好きなので
よく見るのですが、
これから手術するという患者さんは
ドラマでは大抵、
ストレッチャーに乗せられて
寝た状態で移動しながら家族と言葉をかわし、
病院スタッフ数人にも囲まれて、
手術室に吸い込まれていきます。
でも、考えてみれば特に私のように、
入院する直前までピンピンと外で
日常生活を送っていた人が
いちいちそうやってストレッチャーで
運ばれる必要はなく、
実際は、手術棟まで案内してくれる看護師さんの

説明を聞きながら
トボトボと歩いて手術室に入り、
自分でよいしょと手術台の上に寝ます。


病棟の共有スペースで「やあ!」と会った主人と、
一緒にエレベーターに乗って手術室前に到着、
というあっという間のひとときだけで、お別れ。
「ご主人はここまでです」
と言われたときに、せっかくなので
手術着の私の写真を撮ってもらいました。

裾が床にずるずると引きずられる状態だったので
病室で看護師さんが腰のところで裾上げして

着せてくれました。

というわけで、本当はストンとしています。


「じゃあね~」
と主人に手を振り、看護師さんと2人で、
手術室に続くドアの中に入りました。
私が去っていく最後の瞬間も、

ピントも合わないくらいのズームで
主人が撮影していたようで、

「私、大人しく研究室の中に連行されていく

宇宙人みたいだな」
と、後日その写真を見て吹き出してしまいました。


ここで手術担当の看護師さんに引き渡す、
ということで、少しだけ立ったまま
最後のドアの前で待ちました。
11時半を少し回っていました。
その日の暦は「先負」だったので
「今から麻酔とかいろいろして、

実際に手術が始まるのは12時過ぎますかね」
と、看護師さんにとっては

「なんでそんなこと?」
という質問をしているうちに
中からお二人の手術室担当の看護師さんが
出て来ました。
よろしくお願いします、と挨拶して、
シャワーキャップを装着されました。


そしてここまで連れて来てくれた
病棟の看護師さんとはいったんお別れ。

いよいよ手術室に入ります。

虹次回「手術台の上で」につづく

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