※「子どもがいきいきとした
人生を送るために」
というテーマでお話した
市民講座の内容を
1日おきに連載しています

 

私がハタチのとき、
彼を実家の家族に紹介した
その頃の両親は、
ちょうど今の私と同じ歳
だったのですが、
「相手の親が、
娘の障害を理由に反対している」
そんな男性と付き合う、
ということは、
傷つくだけだから、
できるだけ早く別れてくれたらなぁ
と、たぶんずっと心配して、
苦しんでいたと思います。
でも、

私には「別れなさい」と
口出しすることは1度も
ありませんでした。
そして、

彼が実家に遊びに来れば、
みんなで大歓迎して
彼のこともすごく大事にして
くれたのです。


で、その状態でズルズル
…ズルズルっていうのも
言葉が悪いですが(笑)
そのまま9年経つわけです。
そこまで付き合いが長くなり、
私も29歳だし、いよいよ「結婚」
という話で、何度かお願いして
ようやく、たった1度だけ、
両家の両親と私たち6人で
顔を合わせる、ということが
実現できました。


彼の実家と私の宮城の実家の
間をとって福島で会ったのですが、
その掘りごたつ式の和室での
食事の席で
「なんという病気なのか」
「子どもは産めるのか」
「産めても遺伝するのでは」
ということを
直接言われちゃったんですね。


障害者は困ります、
ということをきちんと伝える
ために向こうは出て来た
という感じでした。


つづく

 

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