26日(土)日本財団ビルで開催された
『国連平和大学創立30周年記念 平和構築シンポジウム』に参加してきましたヽ(゚◇゚ )ノ
そうです、「イケメンの警察官にすかさず道を聞いた」ってtweetしてたあれですw
首相官邸前で迷子になり、すっかり怪しい人物だった

主催は国連開発ジャーナル/国連平和大学/日本財団

国連平和大学は、2007年マニラにアテネオ・デ・マニラ大学内にアジア分校を開設し
日本や東南アジアの学生を対象とした修士課程を立ち上げた

国連平和大学HP http://www.upeace.org/academic/masters/alp.cfm

「コスタリカ本部キャンパスには2007年の時点で、37カ国から来た124人の学生が在籍し、授業は英語で行われている。その他、世界各地にキャンパスが設けられている。ジュネーヴとニューヨークに分校を、アフリカ地域事務所をアディスアベバに、ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所をコスタリカに置き、その他アジア・太平洋地域事務所や中央アジア地域事務所などの設置も検討されている。(wikipedia)」


当日はこの UN-mandated University for Peaceの「Asia Leaders Program」の説明も含まれていました

$yupi life~30歳からの大学進学~

そしてパネルディスカッション「平和構築で求められている人材とは?」が開催

$yupi life~30歳からの大学進学~


パネリストは以下3名

☆国連平和大学学長ーjohn J.Maresca氏
☆東京外語大学教授ー我らが伊勢崎賢治(笑)
☆セワランカ財団代表ーHarsha Navaratne氏

プログラムの内容はHPで確認してもらうとして
パネルディスカッションでの内容を書こうと思う
風化する前に(笑)

が......メモが汚くてどこが始めかわからんw

まぁ、(←割愛すんのか!)平和構築に求められる人材に必要なものは...



☆john J.Maresca氏 ”共通するスキル”

全体像を見ること。
世界は急速に変化していて、政府や国連で解決できないものがある。
たとえば、気候変動。これらは、科学者・専門家、広範囲な協力を必要とするものです。
また、世界には様々な文化があり、他の文化とのつながりと変化の早さを理解する事が重要。
対立の本質は”文明の衝突”であり、その多くは都市で起こっている。
メキシコやオランダ国内で起こるイスラムとの対立など。
新しい問題やフィールドがどのように将来変化していくかをつかむ事が大事。
単一文化ですんだ昔とは大きく違っているためにNew Generationのpeace Keeperが必要。
戦争を回避する為に、沢山の文化を理解できる人達の参加が必要です。

john J.Maresca氏は最初国連平和大学の学長に興味がないかと聞かれたときに、考えてみるといって電話を切り帰宅。
帰宅後に奥さんに話したら「もちろんって答えたでしょ?」って言われ、「いや.....まだ。」って言ったら、鬼詰めされたらしいw
奥様はあの青いヘルメットかぶって、現地へ飛んでいってしまうような人なんだとかw




☆伊勢崎賢治氏 ”職能意識”

社会の為にしなければならない業務=対価をもらってよい
そのトレーニングの為に大学(学校)ができる
職能が必要だから職能として確立する
しかし最近では生徒をほしがる大学の方針で、職能としての確立よりも先にコースが開設される

だがそれは、社会が欲しているのだろうか?

例えば、開発学は「単なる雑学」と呼ばれていたし、自分自身もそう思っていた
しかし、今では”開発ジェネラリスト”という分野が確立してしまった。

では平和構築が職能にできるのか?

何をとっても平和構築と言えるがゆえに、それが確立するまで忍耐が必要(開発と同じ)
平和構築が”職能”だと言い続け確立していく方法もある。

酒井啓子さんは平和構築学を「国際政治学の紛争に特化した学問」と表現する
establishされた学問を核にして肉付けしていくことが必要

僕はインド最大の「community organization」でトレーニングされた
そしてシエラレオネでは特にChild Survivalの分野に携わった(シエラレオネの1/3の小学校建設、初の農協など←内戦で跡形もなくなくなってしまった)
peace conflict×社会運動を外国人がやるということは、
僕は本当はNGOを名乗ったCIAかもしれない。敵対勢力を政治的に排除していくための(笑)
外国人=本当に現地にとっていい人なのかわからない。

Practitionerとamcademiaの両者がコーディネーションされれば、本当は解決策が実現できるのかも
学者は「なぜ紛争が起こったのか?」「解決できなかったのか?」を研究している
しかし、practitionerはそんな一切論文読まない。僕も現場に居た時はそんなの一回も目を通した事ない。ジャーナリストが書いたものを読む(笑)
学問での研究が実践の場にアウトリーチされない=地球に対する存在価値がなくなる
その学問はいらない学問。

伝える事と伝わる事が違うという事を意識して、責任を持てる学者を育てる。




☆Harsha Navaratne氏 ”態度”

対立というものは非常に複雑な構造になっている。
知識・スキルのある人物が現場に来て実際に話をすると、「他人の言う事に耳を傾けない」。
ほとんどが自分の知識をひけらかし、そればかり話して人の話を聞かなかった。
確かに何でも知っている専門家ではあるが、それにふさわしい態度はなかった。複雑さを知る為にはまず聞く事である。でなければ、その問題の複雑さを理解する事はできない。
アフガニスタンの問題の複雑さをとってもそうでしょ?専門家になる事は、複雑さを知る事とは別のこと。アジアの人権は文明の始まりからあるものであり、欧米の人権は大戦後に確立されたものである。なのに、アジアに来て、ヨーロッパの人権においては.....と専門家たちは言う。
そんな話は全く無駄です(笑)

もう一つ、NGOの立場として重要な事は
1、コミットしている事
国内NGOは両者(対立している勢力同士や政府など)が受け入れれば問題を解決できる可能性がある。
中立で居る事がきわめて重要。
政府は抑圧的だが、蚊帳の外にしてはいけない。対話が必要。
単なる対話ではなく、批判的対話を繰り返す事が重要

2、他のBest practiceから学ぶ(トレーニングプログラム、アカデミア、シンクタンク)
なんでも知ってるんだでは、本当のPeace keeperにはなれない

ex)南アのpeace keeperから学ぶ→仲間に普及させる
3、宗教界のリーダーは重要!

私は宗教者会議というものを実施するためホリデイトリップに誘い集めたto Thailand
イスラムやヒンドゥーや仏教、バラバラの宗教指導者達を誘った。
行きの飛行機では顔も見なかった彼らだったが、タイに着き5日間を一緒にすごした。
段々と自分たちの信条や意識の違いについて話しだすようになった。
帰国便では仲良くお喋りし、別れ際には泣いて抱き合っていたそうだ。
ダイアローグを通してお互いの違いを理解してもらう事に努めた。


以上がパネリスト達の話だけど、
音源あったのに再生できない(またしてもiPhone不機嫌)なので
忠実に表現できてるか...


最後に、イセケンが話していた、平和構築のジレンマと課題的なトピック

アフガン戦争でアメリカは軍事的勝利を放棄した。
そして政治的解決(政治的和解)をどう達成していくのかが課題となっている。
しかし、われわれは政教分離の考えで、タリバンは「政教一致」であり
ジェンダーに対しての考えも違っている。
女性の教育にはタリバンは否定的だし、密通すれば石打ちの刑にされるという文化や法である。

それのどこに妥協点を落とすのか?
女子教育をさせるかわりに石打はOKする?
現実的落としどころを見つけなければならないが、そこが難しい。

僕はシエラレオネで反政府の戦争犯罪首謀者を新政府のNo2にするという大妥協を行い
人権団体からかなりの糾弾された
仲間だった人権NGO団体からもかなり非難された
僕はもう、味方を敵にしてまで、他人の紛争に割って入るのは
もうやりたくないです(苦笑)


今度個人的にイセケンにインドでの体験談を聞いてみようと思う。
という訳で、明日は外語大伊勢崎ゼミです←今思い出した、あぶねー!(´Д`;)

ようは、何でもありなんだお平和構築って
自分なりのスタイルが必要なのかも(・∀・)


そして、夜にmaikoちゃんのBDPartyにいってきました♪
若いなーw
super womanになること間違いなし!

$yupi life~30歳からの大学進学~

会場で清水章弘さんとも、お会いできて
話も盛り上がっちゃいましたw

2人ともお若いのにsuperですw
これからも、よろしくお願いします♪