埃かぶった屋根裏で捕まえて。。 | おおともゆうのブログ

おおともゆうのブログ

こんにちは! シンガーソングライター、おおともゆうです。
このブログでは日々の生活の中で遭遇する摩訶不思議中で超常現象をご紹介致します。


先日は「ロックンロール接待」at 新宿Golden Eggにお集まり頂き誠にありがとうございました。
Photo by TAKEHANA Yasushi
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今年は本当にたくさんの方々と知り合い、
本当にたくさんの良い思い出が残せたと思います。
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ゴトーアンドカメレオンズという老舗ロックンロールバンドのフロントマンである、後藤博則さんには感謝の念でいっぱいです。
彼なくしてはここまでロックンロールを信じていられなかったかもしれません。
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共演した
BROKEN HEARTS WITS FRIENDS
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メンバー皆さんが歌えて弾けて
とても素晴らしいバンドでした!

そして同じ年のブルースロックバンド
The Memphis Bell
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古き良きブルースを愛し
独自の解釈で嚙み砕くダイナミックなブルースには、いつも感動。


今年は私自身
「ROCK'N'ROLL CIRCUS」
「ROCK'N'ROLL CIRCUS Vol'2」
「CROSS ROADS FESTIVAL」
というかなりルート色の強い音楽イベントを企画致しました。

アコースティックギター一本
バンド編成と2つのスタイルでライブ活動を行ってきました。

どちらも捨てがたい。
しかし、シンガーソングライター
おおともゆうとしての真骨頂は
やはりアコギ弾き語り。
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バンド編成でダイナミックになる分
失われる歌詞の力。。

今年は多くのバンドに囲まれて
歌う機会がたくさんありました。

他の出演者がバンドで出る中、
私1人だけがアコギ弾き語りというパターンも珍しくはなかった。

最初の方は不安でしたが、
今年後半に連れて
「バンドに負けないシンガーソングライター」と言われるようになってきました。

要するにアコースティックギター一本で
十分他のバンド達のサウンドに引けを取らないと。
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いつから音楽をやっているの?と
よく聞かれます。
正確にここからというのが難しい。
時期によって趣味のように歌ったり、
本気でプロになりたいと思ったりバラバラなので、いつもだいたい高校の頃と答えておりましたが、
今日久しぶりに訪れた祖母の家で
とある雑誌を発見しました。

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これは私の通った東京都立両国高等学校の発行している学内向け定期マガジンで、
クラスごとに各クラスメートに対する印象が一言メモのように載っております。

私の欄を見るとこう書かれておりました。

「ギター少年。ハスキーボイス。
いつも意味深な雑誌を読んでいる。」

この中に若かりし頃の私の写真も載っておりました。3年C組
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中段左から2番目が私。

部活動欄を見ると
ギター部に所属しており、
私が部長でした。
顧問は東京大学文学部卒業の松家直子先生。

なるほど。
やはり音楽を本格的に始めたのは高校の頃からでした。

もともとは映画監督か俳優になろうとしていた私にとって音楽に目覚めるというのは
かなりのルート外でした。

1学年上のMさんという女性の先輩がギター部の部長で、まあ簡単な話、彼女に恋をしており、いつの間にか部長を引き継いだ形になったのがエレキギターと音楽活動の始まり。
恋は全く片思いでしたが。。笑

その後M先輩とは共に食事をする機会があったのですが、私が台無しに。。
: かの有名な「夢美人事件参照」笑


高校一年でThe全日制というバンドを組み、GreendayやGood Chralotteなど
メロコアを中心に邁進。

高校2年の時にはクラスはバラバラだけど、
仲の良い友達とRazy(レイジー)というバンドを組みました。

Rise 上昇志向のある
Lazy 怠け者達

という意味

ちょうど祖母の家を探したら
当時のCDコレクションの一部が出てきました。その中にRazyの唯一のオリジナル曲「空と海と音楽と」を発見。
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左は若かりし頃のデイトリッパーのCD

このRazyで夏の高校生向けコンテストに応募しましたが、結果は全国42位で敗退。

その後ふかわりょうさんのユニット
ロケットマンから
「愛と海と音楽と」という曲が発表。。

偶然偶然、、。笑


高校に入った頃は
とにかく東大か早稲田に行きたいと思っていたので、真面目に勉強をしておりましたが、音楽と出会って、全く違う魔力に取り憑かれ、勉強に拒否反応を。。

ロバート・ジョンソン
悪魔に魂を売った男〜参照。笑

それからは高校2年の夏休みを利用し、
約二ヶ月超アメリカのロサンゼルスへ短期語学という名の
逃避行。。。

ジャック・ケルアックのオン・ザ・ロードを読んだ直後だったので、かなりクレイジーな仲間達とクレイジーな体験をしましたが、
無事帰国。

帰国後はもう西洋の文学と音楽の虜に。。
全く勉強をせず一年が過ぎ、
高校の担任であった鬼教師小野又先生には、「勉強以外に価値のあるものを見つけた。」と告白。

先生は「とにかく学校には来い。」
と一言。

そして母親や親戚からのキツイ忠告と指示のもと、とりあえず日本の大学へ行くことを決意。

そしてバンドをやりたかった私は
日本で一番人数が多くて、バンドメイトを見つけやすい大学を得意の英語で受け、
日本大学文理学部英文学科へ入学。

ここからは前回のブログで皆様が知っての通り、See Jet Mandyというバンドを組み、約三年間下北沢屋根裏を中心に音楽活動に専念。

そしてバンド解散後は、
おおともゆうとしてシンガーソングライターの道を歩むことに。

こう見ると
何も音楽一本だけで来たわけではないということが分かります。

大学では思いもしなかった
シェイスクスピアやチョーサー
ディケンズやブロンテなど
イギリス文学を勉強することに。。

ここでイングランドの暗くて
血なまぐさいただならぬ死の香り漂う
雰囲気にのめり込むように。

今でも休みの日は近くの図書館で
たくさん借りては読み漁る日々。
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大学教授というのは
多少おかしい人ばかりですが、
彼ら彼女らにはその代償を払ってでも培ってきた本物の力がある。
と少し見直すように。

と書くと、私が鼻持ちならないディレッタントのように聞こえてしまいますが、
事実そうなのです。

大学四年間担任であった
H教授はその中の1人。
本物の目を持った文学者。
いやもはやロックンローラー。

昔授業に遅刻していった私に
H教授が「何故遅刻したんだい?」
と尋ねました。

私は素直に
「前日にライブをしてそのまま打ち上げで飲みすぎて、今朝は大事な映画を借りてあったから、一本観てきました。」と

すると彼は
「宜しい。Aをあげようと。」

緋文字のAではなく
成績のAね?笑

主にアメリカ文学やカルチャーを扱うH教授の授業では
エルヴィスを流したり
アンディーウォーホルの絵を見たり
本当に刺激的でした。

それからは授業が終わるとほぼ毎日
教授の研究室へ顔を出すように。

酒とタバコと文学談義で共に明かした夜は
数しれず、、

今でも仲が良く
イギリス好きが高じて
2人で10日日間のロンドン旅行へ行ったことも。
昼12時から夜の23時まで市内を散歩しては、各ブロックごとにパブで捕まり、
エールやパイなどにまみれながら、
毎日フラフラな状態でホテルへ。笑

ここだけの話
ヴァージニア・ウルフや
サミュエル・ジョンソンの邸宅の前で
用を足したこと夜もありました。。

話は戻って

高校のギター部でギターを持ってから
早10年が経ちました。

最近はライブの進め方がより分かってくるようになりました。

私のライブの進め方は
とにかく
①喋る
②歌う
①喋る
②歌う
の繰り返し
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ちょうどラジオのDJの曲紹介からの
曲流しと同じです。

アコギ一本で
バンドサウンドに勝てるわけがない。
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そこで勝負しても意味がない。

だけど
ライブの完成度で勝負することは出来る。

なぜなら
私には
どんなエフェクターやアンプ
音楽理論にも負けない言葉がある。

それはこれまで学んできた
文学、絵画、映画から得た哲学。


来年は全曲フルアコースティックアルバムを制作予定ですが、
私の言葉に注目をして頂きたいです。

もちろん今年あと2つライブがありますので、そちらで音楽はもちろん、先人たちからヒントを得た私の歌詞にも注目をして頂きたいです。

他のどのバンドにもアーティストにも負けない真の文学を皆様にお届けできるでしょう。

長々と失礼致しました。
ついついね。
いつも読んでくださる皆様に甘えてしまって。。笑

もう難しいことは言いません!

ぜひライブ会場でお待ちしております!!!!
12/23(金)
会場: 大塚All in Fun 
出演時間20:10〜20:45 
チケット¥2000 
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12/24(土)
会場: 赤坂ふらっとんカンティーナ 
出演時間20:30〜21:00 
チケット¥2500(1ドリンク付き
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○チケットのご予約はホームページお問い合わせフォームよりお願い申し上げま♪♪http://yuotomo.jimdo.com