「Cross Roads Festival☆」at 荻窪ルースター、ご来場頂き誠にありがとうございました❗️
最近またどんどんアメリカやイギリスのルーツミュージックにはまってきている。
この波は盛り上がったり、落ち着いたり、今まではしてきたのですが、なんか年を重ねるごとに自分の中でどんどん盛り上がっていく一方で。。。笑
そもそもの私の音楽との出会いが
1986年に公開されたスティーブン・キング原作のアメリカ映画「Stand by Me」でした。
舞台は1950年代末のアメリカはオレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。
4人の12歳の少年が、列車に跳ねられ死亡した同世代の男の子の死体を探しあて、一躍町のヒーローになろうと旅に出かけるちょっと不思議な青春群像劇なのですが、
この映画のサウンドトラックがやばい。。
もちろんこの映画が大好きで
もうかれこれ80回は観てると思いますが、生まれて初めて買ったCDも
このスタンドバイミーのサントラで、
このアメリカンオールディーズのサウンドの嵐に、日夜揺さぶられまくってました。
もうほんとに1950年代のアメリカンオールディーズの宝庫❗️
ドゥワップ、ロカビリー、ロックンロール、スウィングと、、これでもかというほどの豊富なバリエーションで耳を攻め立ててくる。。
バディ・ホリーの「Every Day」から始まり、シャーリー・リーの「Let the Good Times Roll」、デル・バイキングスの「Come Go With Me」、The Silhouettesの「Get A Job」、ザ・コーデッツの「Lollipop」に続いて、ザ・コースターズの「Yakety Yak」この曲は、渋谷Aubeでのライブ前のSEとして使ってましたな。笑
そして我らがジェリー・リー・ルイスの
「Great Balls of Fire」でマックスボルテージを迎え、ボベッツのこれぞ古き良きアメリカンオールディーズナンバー「Mr.Lee」を迎えてからの
ベン・E・キングの不朽の名作
「Stand by Me」で終演。
まるでたった今デロリアンで1950年にタイムトリップして、コンサートを鑑賞し終わったかのような錯覚に陥るくらいの名盤❗️❗️
おそらく映画「Stand by Me」とそのサントラをここまで愛しているのは、日本では私を除いて、そうそういないと思う。
アメリカングラフィティのサントラも確かに名盤だけど、ちょっと派手すぎる。
アメリカの良い部分しか見えてこない。
だけどこの「Stand by Me」のサントラは、アメリカの田舎町の背伸びした悪ガキどもにとって、まさにクールな都会そのものなのである。
そしてまた小学校低学年の頃にこの映画とサントラに出会ってしまったものだから、もう私にとって、1950年のアメリカが、アメリカなのでした。
そこから人生ががらりと変わり、
その後、小学校高学年の頃にThe Beatlesのファーストアルバム「Please Please Me」に出会い、完全にロックンロールに目が開くこととなりました。
ポールの「1 2 3 4❗️」のカウントで始まるイントロを越すイントロを今までは聞いたことがない。
ギターのリフ?
ピアノのリフ?
シンセサイザー?
ドラムのカウント?
いやいやださい。
やはりイントロは
「 1 2 3 4❗️」に限る。
まあこの「Stand by Me」のサントラと、
「Please Please Me」によって、私の音楽生活が始まったと言っても過言ではない。
なので、高校に入っても
カラオケで日本の曲一切歌えませんでした。これほんと。。。
大学に入ってからかなー
Mr.ChildrenとかLove Psychedelicoとか歌うようになったの。
まあ、ラブサイケはね、もうほぼ洋楽だけど。。笑
そして大学に入って
See Jet Mandyという4人組のガレージロックンロールバンドを組むのですが、
そこで、GliderとかSundaysとか、The Pinballsとかと出会うわけですが、、
あれ?日本でも私と同じロックンロールや、ブルースなどが好きな変態がたくさんいるぞ?
おかしいな。と思い始めました。
下北沢屋根裏最高。
ここで自分の音楽に自信が持てた。
そしてバンドが解散して、
ソロのシンガーソングライター
「おおともゆう」になり、
まあ初期の頃はかなりJ POPな感じで押してたんですが、
やはり血と骨は変えられん。
またロックンロールやブルースに戻ってきちゃいました❗️笑
だって探してもそんなイベントなかなかねぇんだもん。。
という反骨精神からでした。
ロックンロールや
ブルース
カントリー
ロカビリーなどを主としたイベントは、
だいたいサラリーマンの金持ってるおっさん達が牛耳ったイベントばかり、
で、本当にそのルーツ音楽の良さを伝えなければならない若者に伝わってない、
かなり閉鎖的で鬱屈したものばかり。
だったら、俺がやれば良くね?
的な感じで
「London Night」というイベントや
「Rock'n'Roll Circus」
「Cross Roads Festival☆」
をこれまでやってきました。
まあ「シンガーソングライターの夜」というイベントもやってるけど、これはルーツ音楽が主ではない。
やっぱ私が20代ということだ、
来てくれるお客様も同世代か若い人が多い。
こうゆうまだルーツ音楽を知らない世代に
伝えていくというか、現在進行形として、そのかっこよさを伝染させていくことが、本来のイベントの意味。
だって、おっさん達が牛耳ったイベントなんか来ねえよ若者。
自分たちだけが楽しんでどうすんのよ?
金払ってるのはお客さん。
やはり伝えていくことがライブの醍醐味。
で、
UKロックや
ロックンロールのイベントは、やったから、今度はブルースのイベントをやろうと思い、今月11/13に老舗Jazz、Blues音楽食堂、荻窪ルースター本店にて「Cross Roads Festival☆」を企画、敢行。
今までにないくらい渋いアート系の強いイベントでしたが、ブルースやカントリーの良さを少しでもご来場頂いたお客様伝えられたのではないかと思います。
まず、一組目
「The Wild Horses」
キース役の辛島さんのギターはキースの音そっくり。素晴らしいオープニングを飾ってくれました。
二組目が
「ザ・レボリューションズ」
リーダーの鈴木さんの吠えるようなサックスと、多種多様な音で空間を変えてしまう、Monaさんのギターワークに、一同唖然。まるでニューヨークのJazzクラブにトリップしたかのような不思議な感覚にさせられました。
三組目が
「時空美月」
ボーカル美月さんのハリのあるハイトーンボイスに、やや渋みがかったギターの時空さんの声が絡み合い、聴いててとても心地の良いハーモニーでした。
ストーンズ愛を全く隠さない時空さんのギターリフに、思わずThe Wild Horsesのメンバーの方々も思わず笑顔。
そしてここで店長の
佐藤ヒロオさんのマジックのお時間。
本当に私からのマジックやって下さいの無茶振りに応えて下さり、本当にありがとうございます!
四組目は
「ダイヤ・ピアノ・サンタ」
まるでマカロニウエスタンから飛び出してきたかのような風貌に、会場はただならぬ雰囲気に。明るいハイタッチのバレルハウスピアノのサウンド音にヨーデル調で歌われるオリジナルの世界観に、一同大興奮。どこからが曲でどこからがMCなのか、この境目を見せないバスキングなパフォーマンスには、私個人的にナンバーワンの印象を持ちました。大好き。
唯一面識なくしてオファーしたアーティスト。
五組目は
「Odd」
「ゆう君、俺Oddっていうバンド組んでるんだけど、なんかゆう君のイベントに出させてよ。」
彼はGliderというインディーズ界隈では有名なロックバンドのベーシスト。
まあ彼とやるなら、なんか新しいイベントでも作ろうかと思い、お互いが好きなブルースやカントリーを基調としたイベントを企画しました。
Odd(オーディーディー)の演奏は、
本当に技術が高く、音のバランスもちょうど良く、なんせ全曲英語で、コーラスワークがGliderと同じくらい、いやそれ以上にハモっていて、ちょうどラストワルツの時のThe Bandを彷彿させる南部のロックという感じがしました。
メンバーみんなも寡黙で、それぞれがどの楽器でも演奏できるオールマイティのバンド。素晴らしかった。
今度は「ロンドンの昼下がり」というイベントを企画しているので、ぜひ出演してもらいたい。
そして最後は私
「おおともゆう」
「James Dean」
「いつもの快速電車」
「ロンドンバス」
「Cross Road Blues」
「I'm Tore Down」
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」
「ブルースセッション」
こういう時に自分はソロのシンガーソングライターで良かったなと思います。
本当に楽しかった!
まだまだ精進します、
今回はあえてオリジナル曲を少なめに演奏。
やはり普通のブッキングライブでは出来ない、自分の音楽的背景にあるコアなルーツ音楽をやろうとカバーを半分くらいやりました。
偉大なJazzmanやBluesman達の壁絵に囲まれてご満悦な私。。笑
日曜日の夜にもかかわらず本当にご来場頂きました皆様、ありがとうございます!!
次はもっとグレードアップしたイベントと音楽をお届けいたしますので、ぜひこれからもご来場お待ちしております!
一同起立!!
礼!!!
ありがとうございました!