今年集めた名言 (後編)

 

何年かに1度、手帳を購入するのですが、なかなか続かず、今年は初めて1年を通して手帳を活用することができたので、その手帳に書き集めた名言、私の心に残った言葉をご紹介します。

 

今回は、前回の記事に続く後編です。

まだ見ていない方はこちら↓

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後編スタート!


  意見は汲んでも 顔色はうかがうな

これは就職活動中に出会った言葉なのですが、

有名なのは、久保帯人著の『BLEACH』に登場する

上に立つ者は下の者の気持ちは汲んでも顔色は窺ったらあかん」というセリフですね。

 

私はよさこいチームの代表でもあるので、できるだけメンバーの意見は汲みたいと思いますが、何でもかんでも受け入れてしまってはダメですよね。

 

上の者が顔色をうかがっていては、下の者の指針になれません。

肝に銘じようと思います。

 

 

 

 

  夢は叶い続けるものじゃなくて
叶え続けるもの

これはyatoyato著の『恋人以上友人未満』という漫画作品に登場するセリフです。

 

夢や理想って、叶わないことを前提にしがちなので、他人任せ神任せなところがありますよね。

 

しかしながら、努力してその夢を叶えられる可能性もあります。

一方で他人任せであれば、一向に叶わない可能性の方が高いでしょう。

そうだとしたら、自分で夢を叶え続けた方が良いですよね。

 

夢を叶えられるかどうかは、その人の気持ち次第かもしれません。

 

 

 

 

  自分の基準で人の容姿に口出さないでくれます?

これは、あずみきし著の『死役所』の中で、自殺課のニシ川が死産課のシン宮に対して放った言葉です。

 

美容整形で理想の顔を手に入れた女性が死役所にやってきて、死役所内の人物の品定めをし始めます。

それをきっかけに、シン宮がニシ川に対して容姿を揶揄するような言葉をかけます。

これに対してニシ川が他人の容姿を自分の基準で評価するなと言い返します。

これを聞いた女性は、他人に容姿を揶揄されるのが嫌で美容整形をしたはずが、いつのまにか自分も他人の容姿を揶揄するようになっていたことに気づくのです。

 

容姿というのは、人それぞれ基準や好みが異なります。

 

人の容姿を揶揄する人へ、単に「~と言わないで」「~と言ってはいけない」と言い聞かせるよりも、余程効き目のある返し方ですよね。

 

 

 

 

  『昨日まで好きだったモノが急に嫌いになった ワガママかな?』
と君は言った
『ううん、それはきっとよくあるコトさ』
裏付けさせないまま僕は言った

これはGLAYの「I LOVE YOUをさがしてる」という曲の歌詞です。

 

確かテレビ番組で、「歌詞にぐっと来たラブソングランキング」といったような特集をしていて、その中で紹介されていたことから、この歌と歌詞を知りました。

 

私の解釈では、「昨日まで好きだったモノが急に嫌いになった ワガママかな?」というセリフが、恋愛感情においても言えることなので、それに気づいた「僕」は、ほんの少しの不安や動揺を隠して「ううん、それはきっとよくあるコトさ」と答えたのだと思います。

 

「熱しやすく冷めやすい」という言葉があるように、とくにきっかけも無く、好意や恋心が消えてしまう、それどころか嫌いになってしまうなんてことはよくあると思います。

 

それをまさに表した歌詞ですよね。

 

 

 

 

  この世は、
思った通りになるのだそうで。
思った通りにはならないよと思っている人が、
思った通りにならなかった場合、
思った通りになっているので、
やっぱりそれは、
思った通りになっているのだそうで

これは尾田栄一郎著の『ONEPIECE』(単行本)の袖に書かれた言葉です。

 

32巻に掲載されたものなので、これまでも何度か話題になっていますね。

 

ただ私はONEPIECEの単行本を全巻持っていながら、今年初めて知りましたタラー

 

真面目な言葉のようで、皮肉にも聞こえるこの言葉、面白いですよね。

 

 

 

 

  昔々、ある老婆がいました。
盲目でしたが、
賢い人でした

“Once upon a time there was an old woman. Blind but wise.”

 

これが、私が集めた今年最後の名言です。

というよりも、私が感動した講演の最初のセリフです。

 

1993年にノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンが講演を行いました。

 

全てを語ると長いので、簡単に内容を説明します。

 

ある日、盲目の老婆を騙してやろうとやってきた若者のうちの1人が、

「私の手に鳥が握られています。この鳥が生きているか死んでいるか答えてください」と彼女に尋ねます。

 

老婆は「わかりません」と答えた後、

「その鳥が生きているか死んでいるかはわかりませんが、その鳥があなたの手中にあることは知っています。もしその鳥が死んでいるのならば、あなたはそれを見つけたか殺したという意味になります。もしその鳥が生きているのならば、それを生かすのも殺すのもあなた次第です。いずれもあなたの責任です。」

と若者へ投げかけます。

 

これにより、彼らが老婆を騙し、からかうためだけに、小さな命を利用し、その生死を左右する責任を負ったことを彼女は悟らせました。

 

講演の全体の内容としては、言葉の使い方、それは敬語表現などの話ではなく、言葉の力を理解した上で、それを上手く利用しなさいというということを教授しています。

 

途中、若者の手に鳥は握られていなかったことが語られます。

そして若者らは、手中にない鳥のことでそこまで考えが及ぶとは思わなかったことや、目には見えない思いを言葉にして老婆へ投げかけます。

 

最後に老婆は、若者らが本当の意味で鳥を捕まえた、つまりそれだけ想像を膨らませ、考えを巡らせ、自分の思いを言葉にすることができたということに気づかせます。

 

いかがでしょうか?

これはモリスンが伝承を例に講演を行ったものですが、単に若者らを懲らしめるだけでなく、彼ら、そして聴衆に学びを与える内容でした。

 

国語の授業を受けた気分になった方もいるかもしれませんねニコニコ

 

 

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました!

前編はこちら↓

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心に残っている名言集

 

 

 

 

 

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