8月に予告編を公開しておりました、新たに挑戦する映像作品「いつか見た風景のその先の向こう。」の本編、第1話を本日公開しました。
4年前に失業した主人公、堂道優(どうみち ゆう)がこの4年間ずっと嘘をついて生きてきたこと、友人や家族にも言えなかったある事とは!?
『いつか見た風景のその先の向こう。』
Episode 1「今から4年前、僕は失業した」
- ストーリー -
今から4年前、憧れていた企業に勤めていた僕は失業してしまいました。
理由は自分の業績が悪く、正社員登用制度の一定の基準を満たすことができなかったことでした。
僕は契約社員として入社し、正社員登用を志望していたのですが、もともと映像クリエイターを目指していたこともあってか、個人で制作していた映像作品(ボカロPVなど)に力を入れてしまい、いつの間にか「仕事<創作活動」となっていたのです。
それが自分の業績に影響したのか、本当は映像クリエイターになりたいとどこかで思っていた僕を会社が見抜いたのか、2017年10月に僕は失業したのです。
しかし周りには本当のことは言えず、「映像業界に転職するために退職します」と嘘ついてなんとか誤魔化していました。当時、心から応援してくださった方々には本当に申し訳ないことをしてしまいました。
正直絶望していました。
やっと自分の居場所を見つけることができた天職だと思っていただけにショックが大きく、慌てて就活をしましたが、どこでもいいからと興味もないやりたくもない仕事を無理やりエントリーしていたからか、どこも不採用が続いて、気が付くと6ヵ月も無職の状態となっていました。
面接ではどこも「どうしてこんな大きな企業にいた人がうちの会社に?」と聞かれました。
その度に作り話をして誤魔化していたのですが、誤魔化せば誤魔化すほど結果的に「何かあって辞めさせられたのでは?」と察せられてしまったのです。
そんな中、何人かからLINEで「新しい職場はどうですか?」「映像の仕事は慣れましたか?」「関わった作品教えてください」などのメッセージが送られてきて、その度に僕は映像制作の仕事を楽しくやっているかのように嘘の返事を返していました。
次第に精神が不安定になっていき、もう限界がきていたこともあり、アルバイトをしながら叶えられなかった映像制作を続けることにしたのです。
ところが、突如襲ったコロナ禍によって益々歩くはずだった道が見えなくなっていきました。
2022年、33歳を迎えてしまいましたが、まだあの時決めた夢は諦めずに追いかけています。
33歳にもなって・・・と言われるかもしれませんが、それでもいつか見た風景のその先の向こうを目指して、一生懸命生きると決めたのです。

『いつか見た風景のその先の向こう。』
Episode 1
「今から4年前、僕は失業した」
■声の出演
堂道 優 アベルーニ(Voiced by https://CoeFont.cloud)
高峰 明日香 ミリアル(Voiced by https://CoeFont.cloud)
上司 麒ヶ島 宗麟(Voiced by https://CoeFont.cloud)
■モデル制作
堂道 優 かく( https://nizima.com/Profile/2504 )
高峰 明日香 pono(Twitter:@ponorara)
■イラスト
イラストAC
■背景美術
キューン・プラント(みにくる)
■音楽
もっぴーさうんど(DOVA-SYNDROME)
ISAo(DOVA-SYNDROME)
■主題歌
「約束の場所」(DOVA-SYNDROME)
作詞・作曲・編曲:Atelier LadyBird(川崎泰弘、吉村彰一)
歌:すぎやま
■音響効果
Notzan ACT(DOVA-SYNDROME)
Causality Sound(DOVA-SYNDROME)
Hupple(DOVA-SYNDROME)
ひふみセオリー(DOVA-SYNDROME)
稿屋 隆(DOVA-SYNDROME)
■映像制作
優♨ゆう
■ロケーション
藤沢駅 藤沢本町駅 伊勢山公園
石名坂最終処分場跡地広場 石原谷公園
■製作
優♨ゆうのあしあと