今年から新たに挑戦している映像作品をYouTubeやTikTokなどで公開しておりますが、通常動画とは別にスペシャルなイベントを開催し、特別枠としての動画も公開していくことが決まりましたのでお知らせします。

 

 

YouTubeチャンネル「優♨ゆうのあしあと」

 

 

イベントを設けたのは、2025年春までの目標を設定したことが関係しています。

僕は2025年春までに、現在のYouTubeチャンネルをひとつのテレビ局のチャンネルのようなものにしたい、と考えています。

既に投稿しているような物語を作ってドラマを見せたり、ボカロPVのようなミュージックビデオを作って音楽番組みたいなものを見せたり、沖縄や北海道など日本列島の各地を旅する旅番組のようなものもあれば、お笑いのバラエティーやゲーム実況など、様々なジャンルが詰まっているチャンネルを作っていきたいと思っています。

ジャンルは数多くあるんだけれども、全体を見るとちゃんと1つの方向性がある、...そんなチャンネルを目指したいのです。

そして、最終的には視聴者が見たいものを作っていきたいと思っています。

投稿者(自分)の一方向にせず、視聴者も制作者の一人だと考えて、視聴者と一緒に作る双方向の映像作品を生み出していることがこの目標の最終ゴールです。

それを実現させるためには、まずはある程度ついてきてくださる視聴者が必要なので、「面白い」「楽しい」と思ってもらえるチャンネルを作っていくために、来年の夏までのイベントを組み立てました。

イベントはテレビでいう特番だと思っていただければ幸いです。通常動画とは別に、特別枠のスペシャルな動画があるといったイメージ。

上手くいければ、早くて来年の秋以降で視聴者参加型の映像作品を作っていけたらと考えています。

先が明確には見えない挑戦ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


優♨ゆう

 

本日、YouTubeなどで公開しております映像作品「いつか見た風景のその先の向こう。」の第2話を公開しました。

『いつか見た風景のその先の向こう。』
Episode 2「あの日見た風景」

 

- ストーリー -

2007年春。

当時高校3年生だった僕は将来の夢が見つからず、進路に迷っていました。

そんな時、同じクラスだった仲の良い友人に映画「秒速5センチメートル」(新海誠監督作品)を一緒に観に行かないか?と誘われたのです。

当時、新海誠監督は今のように誰もが知る監督では無かったため、上映している劇場が少なく、一番近い劇場で渋谷でした。





観終わった後、僕は震えました。

今まで観たこともない映像美とストーリーにとても感動し、この作品からアニメの観方が変わりました。

実は僕は2005年に放送されていたTVアニメ「かみちゅ!」でアニメ背景美術に興味を持っていました。
だから、新海誠監督の背景美術の描き方にかなり興奮したのです。

映画の一番最後にミュージックビデオのような演出もあって、そこで見せられた映像に僕の心がさらに動かされていきました。

それはまるで映像なのに音楽の世界で、映像というよりかは"音楽"を観ているかのような感覚でした。
次第に自分も「人の心を揺さぶることができる映像作品」を作りたいと思うようになっていきました。

それから僕の進路の方向性が決まり、CGや映像制作を学べる大学に進学したのですが、もっと深く学びたいと思うようになり、大卒後にアニメ・ゲームの専門学校に通うことを考えました。

毎週土日はほぼ専門学校の体験入学に行って、色々な学校で背景美術や色彩設計などアニメ制作に関する様々な授業を受けました。

ところが、せっかく大学行ったのに最終学歴が専門学校になること、
大学卒業してから更に2~3年専門に通うことで就職に影響が出てしまうことを親と祖父母が心配し、反対されたのです。

専門学校の体験入学の担当教員にも「専門に進学する前に一度就活してみては?」と勧められました。
大学でCG・映像制作を学んでいるのであれば、わざわざ専門に行く必要はないと。

確かにそうでした。
深く学びたいのであれば独学でもっと深く勉強すれば良いのだと。





それからアニメ制作現場で使用されている映像制作ツールを独学で学んでいくつか作品を作りました。

その作品を就職活動の際に色々な企業に提出したのですが、受け入れてもらえる企業が一社も無く、就職先が決まらないまま卒業してしまったのです。

当時世間ではリーマンショックが起こっていて、大学生の就職率が急激に下がっていた時期でもありましたので、その影響も少しあったのかもしれませんが...。

それでも夢を諦めることができなかった僕はゲーム会社でアルバイトしながらボカロPVを作り、企業に提出するためのポートフォリオを作り続けました。

ですが、2年経ってもどの企業にも受け入れてもらえず、母もだいぶ心配していたこともあって、一度就職した上で映像制作を続けようと思い、憧れていたある大企業に駄目元で受けたところ、内定をいただいたのです。

仕事をしながら家では映像制作を行う日々を続けましたが、
心の中ではいつも「本当は映像クリエイターの仕事がやりたかった」という思いで溢れていました。

そしていつの間にか「仕事<創作活動」となっていたことを会社も気づいたのか、正社員登用を志望していた契約社員の僕は、正社員になれず失業してしまったのです。

慌てて就活をしましたが不採用続きで、そのまま6ヵ月無職の後、結局フリーターに逆戻りしました。

10年間ずっと努力してきたのにこの結果・・・。

もうどうやって生きていけばいいのかわからなくなっていた時、見えてきたのは"諦めずに作り続けること"でした。

途中でやめることなく自分を信じて一生懸命作り続けていれば、
きっと誰かに認めてもらえる日が来る。

そう思ったのです。



だから今、これが最後のチャンスだと思って、誰かの心に留めてくださる新たに挑戦する映像作品を作っています。

 

『いつか見た風景のその先の向こう。』

Episode 2「あの日見た風景」

■声の出演
堂道 優    アベルーニ(Voiced by https://CoeFont.cloud )
高峰 明日香  ミリアル(Voiced by https://CoeFont.cloud )
天羽 ココロ  COEIROINK:つくよみちゃん( https://tyc.rei-yumesaki.net/ )
おばあちゃん  樫尾キネおばあちゃん(Voiced by https://CoeFont.cloud )
女の子     なな/9歳(Voiced by CoeFont.CLOUD)
ナレーション  秋月つむぎ(Voiced by CoeFont.CLOUD)

■モデル制作
堂道 優   かく( https://nizima.com/Profile/2504 )
高峰 明日香 pono(Twitter:@ponorara)
天羽 ココロ panda(Twitter:@azarashi_suki)

■イラスト
イラストAC

■エンディング イラスト背景
ななか(イラストAC)

■背景美術
キューン・プラント(みにくる)

■音楽
蛍原ゆうき(DOVA-SYNDROME)

■主題歌
「約束の場所」(DOVA-SYNDROME)
作詞・作曲・編曲:Atelier LadyBird(川崎泰弘、吉村彰一)
歌:すぎやま

■音響効果
Chisato Kimura(DOVA-SYNDROME)
NaruIDEA(DOVA-SYNDROME)

■映像制作
優♨ゆう(Twitter:@yunyun2017)

■ロケーション
藤沢駅 奥田公園 新林公園 大船駅

■製作
優♨ゆうのあしあと

8月に予告編を公開しておりました、新たに挑戦する映像作品「いつか見た風景のその先の向こう。」の本編、第1話を本日公開しました。

4年前に失業した主人公、堂道優(どうみち ゆう)がこの4年間ずっと嘘をついて生きてきたこと、友人や家族にも言えなかったある事とは!?
 

 

『いつか見た風景のその先の向こう。』
Episode 1「今から4年前、僕は失業した」

 

- ストーリー -

 

今から4年前、憧れていた企業に勤めていた僕は失業してしまいました。

理由は自分の業績が悪く、正社員登用制度の一定の基準を満たすことができなかったことでした。

僕は契約社員として入社し、正社員登用を志望していたのですが、もともと映像クリエイターを目指していたこともあってか、個人で制作していた映像作品(ボカロPVなど)に力を入れてしまい、いつの間にか「仕事<創作活動」となっていたのです。

それが自分の業績に影響したのか、本当は映像クリエイターになりたいとどこかで思っていた僕を会社が見抜いたのか、2017年10月に僕は失業したのです。

しかし周りには本当のことは言えず、「映像業界に転職するために退職します」と嘘ついてなんとか誤魔化していました。当時、心から応援してくださった方々には本当に申し訳ないことをしてしまいました。


正直絶望していました。

やっと自分の居場所を見つけることができた天職だと思っていただけにショックが大きく、慌てて就活をしましたが、どこでもいいからと興味もないやりたくもない仕事を無理やりエントリーしていたからか、どこも不採用が続いて、気が付くと6ヵ月も無職の状態となっていました。

面接ではどこも「どうしてこんな大きな企業にいた人がうちの会社に?」と聞かれました。
その度に作り話をして誤魔化していたのですが、誤魔化せば誤魔化すほど結果的に「何かあって辞めさせられたのでは?」と察せられてしまったのです。

そんな中、何人かからLINEで「新しい職場はどうですか?」「映像の仕事は慣れましたか?」「関わった作品教えてください」などのメッセージが送られてきて、その度に僕は映像制作の仕事を楽しくやっているかのように嘘の返事を返していました。

次第に精神が不安定になっていき、もう限界がきていたこともあり、アルバイトをしながら叶えられなかった映像制作を続けることにしたのです。

ところが、突如襲ったコロナ禍によって益々歩くはずだった道が見えなくなっていきました。

2022年、33歳を迎えてしまいましたが、まだあの時決めた夢は諦めずに追いかけています。

33歳にもなって・・・と言われるかもしれませんが、それでもいつか見た風景のその先の向こうを目指して、一生懸命生きると決めたのです。



『いつか見た風景のその先の向こう。』

Episode 1
「今から4年前、僕は失業した」

■声の出演
堂道 優   アベルーニ(Voiced by https://CoeFont.cloud)
高峰 明日香 ミリアル(Voiced by https://CoeFont.cloud)
上司     麒ヶ島 宗麟(Voiced by https://CoeFont.cloud)

■モデル制作
堂道 優   かく( https://nizima.com/Profile/2504 )
高峰 明日香 pono(Twitter:@ponorara)

■イラスト
イラストAC

■背景美術
キューン・プラント(みにくる)

■音楽
もっぴーさうんど(DOVA-SYNDROME)
ISAo(DOVA-SYNDROME)

■主題歌
「約束の場所」(DOVA-SYNDROME)
作詞・作曲・編曲:Atelier LadyBird(川崎泰弘、吉村彰一)
歌:すぎやま

■音響効果
Notzan ACT(DOVA-SYNDROME)
Causality Sound(DOVA-SYNDROME)
Hupple(DOVA-SYNDROME)
ひふみセオリー(DOVA-SYNDROME)
稿屋 隆(DOVA-SYNDROME)

■映像制作
優♨ゆう

 

■ロケーション
藤沢駅 藤沢本町駅 伊勢山公園
石名坂最終処分場跡地広場 石原谷公園

■製作
優♨ゆうのあしあと