本日、YouTubeにて公開している「いつか見た風景のその先の向こう。」の最新話を投稿しました。
今回のエピソードは、僕が失業してフリーターになった後のお話です。
2017年10月。
天職だと思っていた、居場所だと思っていた会社で失業した後、趣味で活動していた映像制作を仕事にしようと考えておりました。
高校生の時から僕は映像クリエイターを目指していて、創作活動をしながら様々な映像作品を作り続けていましたが、どの企業にも受け入れてもらえず、結局一般企業に就職することになったのですが、その会社の仕事がとても楽しくて、大好きなサービスに携わることができたことをきっかけに、映像制作は再び趣味で続けることにして、ここで定年まで居続けたいと思うようになっていきました。
ちょうど心を切り替えて新しい道を歩み始めた矢先...失業。
大好きな会社で必要とされなくなった現実を受け入れられず、しばらく就活ができませんでした。
1か月が経った頃、僕は最初に目指していた映像クリエイターの仕事に進むため、趣味で制作していた映像作品を武器に、様々な企業にエントリーしたのです。
ですが、すべて不採用。
仕方なく一般企業で改めて就活したのですが、それも不採用が続き、次第に「僕は今の社会に必要とされていないんだ」と思うようになり、精神が不安定になっていきました。
気付けば、6ヵ月も無職となっていた。
精神的にも金銭的にも限界がきていたため、もうアルバイトを選ぶしかありませんでした。
2018年3月、とある販売系のアルバイトを始めました。
すると、入社初日に「ディズニー好きなんですか?」と声をかけてくれた人がいたのです。
僕はディズニーのテーマパークが好きで、東京ディズニーシーで買ったダッフィーのキーボルダーを鞄に付けていました。
それを見て、ディズニーの年パスを持っている人から声をかけていただき、それがきっかけでみんなと仲良くなり職場に馴染むことができたのです。
しかし、失業や再就職ができなかったことによる精神の傷は消えることはなく、2年間立ち直れずあまり映像作品を作ることはありませんでした。
一方、職場では毎日一緒に昼食をとる人がいたり、一緒に帰る仲間がいたり、休日に八景島シーパラダイスやカービィカフェに行く同い年の人がいたりと、前職ではあまり経験することがなかった日々を送ることができて、次第に精神も落ち着きを取り戻していきました。
本当にあのメンバーには感謝しています。
ところがそんなある時、僕は大切な仲間を裏切ることをしてしまいました。
職場のある人と特別な関係になり、それまで傍にいてくれた方たちと距離を置くようにしてしまったのです。
その人とは2年間、特別な関係になったが、その後友人関係に戻りました。
ですが、戻った時には裏切ってしまった仲間はみんな退職されていて、そのまま疎遠になってしまったのです。
友人も恋人も失って、結局、僕はひとりぼっちになった。
その後、映像制作に専念しようと新たな道を歩み始めましたが、コロナ禍となり2年間自粛せざるを得ない状態が続きました。
ところが、YouTubeを開いてみれば、他の動画クリエイターさんが今までとほぼ変わらない活動をされていたり、世間ではオリンピックが開催されていたりと、僕はなぜ残された時間が少ないのに一人自粛しているのだろう?と思いました。
2022年。
本当に作りたいものが作れないまま、年齢だけが重なっていく日々。
このままではこの先の人生に大きく影響が出てしまうと感じて、感染予防対策を徹底した上で、本来作りたかった映像作品を作り始めました。
そして、2025年春までの新たな目標を設定しました。
僕はもう33歳。
年齢的にもこれが本当に最後のチャンスになると思います。
ひとりぼっちになったことを機に、これから多くの人を助けることができる映像作品を作る最後の旅に出発したいと思っています。
何かを抱えている人の支えになる映像作品を作って、その人を少しでも助けることができたら幸せです。
いつか見た風景のその先の向こうに、僕は行きたいんです。