「かかとを床につけてしゃがめない人」は太もも前が張り、お腹に肉が付きやすいその理由
こんにちは。
きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
TVで流れた
「かかとを床に付けたまましゃがめない人」の理由があまりに画一的で驚いたので
過去記事をもう一度書き直してみることにしました。
そしてちょうどまさしく今日
その「かかとを床に付けたまましゃがめない人」が目の前でしゃがめたのでそのコツを公開しておきます。
かかとを床につけたまましゃがめない
かかとを床につけてしゃがめない人の特徴
・骨盤を後傾させることが分からない
・かかとを床につけたまましゃがめない
・関節がゆるすぎる、あるいは固すぎる
・太もも前の筋肉が張り過ぎて伸びない
・足のつま先を上げる(背屈)が苦手でけつまずくことが多い
・足が回内している
・足裏の筋肉が弱い、使えていない
・歩幅が狭い
・反り腰、腰痛がある
・腹筋が苦手でお腹に肉がついている
・猫背
・二の腕に力が入らずぷよぷよしている
・肩、首が張る
筋力のあるバレエダンサーでもかかとを床につけたまましゃがめない人は多いのですが、リタイアした後運動量が減ってくるとお腹に肉が付きだします。ひざが過伸展(反張膝)しているのも理由です。
「かかとをつけてしゃがむ」時に筋肉では何が起こっているのか
たしかにこの番組で出たように足首の可動域が狭く
ふくらはぎにある筋肉が硬いのも原因ですがそれだけではありません。
それよりも大事なことがあります。
骨盤を後傾させることが分かっていない
これです。
今日来られた方が足の関節が硬かろうが、ふくらはぎが硬かろうが
すぐに「かかとを床に付けたまましゃがめる」ことができたのは
骨盤を後傾させることをお教えしたからです。
おまけにこの「骨盤を後傾させる」が分からないと
お腹を凹ませることはできません。
お腹の肉は取れません。
腰痛は治りません。
だからしゃがめた時にこの方がびっくりして
「ここが・・ここが・・」と触った場所はこの3つ。
お腹 (骨盤を後傾させるにはお腹を凹ませないといけない)
脇腹 (腹筋は脇腹の筋肉も使っている)
背中 (背中にある広背筋が働いてお腹を凹ませられる)
ということは
かかとを床に付けたまましゃがむ練習を正しくしたら
当然ですが
お腹は凹みます。
お腹の肉が取れます。
腰痛、すべり症を緩和させる基本的な動きです。
太もも前が伸びないと骨盤は後傾できません。
お尻の肉も力が入って伸びないとしゃがめません。
これらの筋肉の動きのかなめはエキセントリック収縮なのです。
だから太もも前の張りがとれるのです。
脚を細くしたいのなら必須ではありませんか?
「コンセントリック」「エキセントリック」収縮
筋肉の収縮の仕方の中で「コンセントリック収縮」や「エキセントリック収縮」などという言葉を聞いたことはありませんか?
筋肉の収縮には種類があるのです。
「コンセントリックに収縮する」というのは筋肉が短縮しながら力を出しているときの動きです。
さらに詳しく
今日来られた患者さんが何に気付かれたか
こちらをどうぞ
お読みいただきありがとうございました。
何かのお役に立てると嬉しいです。高田