ひざ痛にも関わるふくらはぎと足裏の筋肉が弱る⑨骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

骨盤が前傾するとまずい理由、9回目まで来ました。今回がラストです。

足が回内していく(土踏まずが落ちると、偏平足になると、開帳足になると)から使わなくなって弱る筋肉は最終的に

ふくらはぎの外側の筋群と足の外側の固有筋です。それはひざ痛ともかかわります。

 

まず、前回XO脚の特徴を説明しましたが、もう一度その画像を出しましょう。

 

 

足先がひざよりも外側を向いてしまうタイプです。

ひざを外側にしようとすると骨盤が前傾してしまうのです。

今回注目していただきたいのは次の点です。

 

 

上に書いた

足がひざよりも外側を向いてしまうタイプです。

ひざを外側にしようとすると骨盤が前傾してしまうのです。

これにプラスして、

足が回内してしまうのです。

 

足が回内(土踏まずがなくなる、偏平足、開帳足)したまま体を動かす癖があると、力のベクトルが母趾の付け根にかかります。

それだけで済めばいいのですが、

横のアーチが落ち、足幅が拡がり、さらに

母趾をまっすぐにしておく筋肉が弱いと、どんどんとなりの指の方に母趾は傾いていきます。

 

それが外反母趾です。

 

内反小趾は足趾の小指外側に開かず、内側にねじれたように隣の指にくっついている状態です。

 

股関節が内旋してしまう(ニーイン)の人、あるいは足の過剰なターンアウトは、外反母趾・内反小趾になる確率が高くなるというわけです。

それがXO脚の特徴と言ってもいいほどです。

 

注意:回内したから外反母趾になる・・・というわけでは決してないです。(回内していても外反母趾ではないという方もたくさんいらっしゃいますから)

元々の足の形や足の動かし方、

そしてそれまでに履いてきた靴の種類によっても足の形は作られていきます。

 

 

骨盤が前傾して外反母趾になっている人の特徴は

・股関節が硬く開かない。

・股関節が内旋してひざが内側を向いてしまう(ニーイン)。

・ひざ下(下腿)がひざよりも外側に向きやすい(過剰なターンアウト)。

・太ももの外側が硬い

・足首の関節がゆるい・・・・

・歩幅が狭い

・呼吸が浅いとよく言われる

などなどが出てくるのですが、

この不良姿勢で運動をすることが続くと使えていない筋肉がどんどん弱化していきます。

それが先に書いたふくらはぎの外側の筋群と足の外側の固有筋です。

ふくらはぎの筋肉

よく知られているのが腓腹筋・ヒラメ筋です。

かかとの上げ下げの運動(ヒール・レイズ)で鍛えられるとよく紹介されていますが、

これを足が「回内」したまま行っても効果はありません。

美しくなるために、からだのためにと、

・歩いても
・走っても
・ヨガ、バレエ、フラダンス、ベリーダンス、テニス、サッカー、ジムでの各種のトレーニング・・・

お腹を凹ます力がなく、骨盤を前傾させ、足を回内させてバランスをとっていては

腰が痛くなり、外反母趾の足の痛みにいつか耐えられなくなります。

そして何より

疲れやすいです。(足裏のアーチがないので床反力をまともにくらうから)

そしていつかひざ痛が起きます(ひざが捻じれるから)。

股関節痛となるかもしれません。

でもそれより前に

「体形(体型)が変化」

しているのではないでしょうか。

回内とは簡単に言うと、土踏まずが落ちることです。外反母趾の場合、ただ落ちるのではなく足幅が拡がり(開帳足)、母趾が曲がって土踏まずも落ちます。

こちらをご覧ください(⇒足の本当の位置はここ。「回内」「回外」を治すと運動効果は上がる!)

母趾の付け根に体重をかけてバランスをとることになり、母趾が外反(他の4本の方に曲がっていってしまう)してしまうのです。

外反母趾になると何が困るかと言うと

足から上の筋肉の使い方が変わってしまうのです(正しく動かしているつもりでも)。

全体重の受け止め方が間違っているので

体のいたるところに症状が出てくるのです。

痛い以外のもので言うと

・ジャンプができない、つま先立ちが苦手

・足趾の爪の色、状態が悪い(爪が割れているなど)

・皮膚がカサカサして粉をふいている

・角質が硬い

・お尻が下がる

・お腹の肉が気になる、腹筋が弱い

・特に下腹部筋が弱い

・尿もれ、臓器脱が心配だから力を入れられない

・呼吸が浅い・・・

だからなんとしてでも

土踏まずの上げ方を知っておいて欲しいのです。

 

 

ふくらはぎの外側の筋群と足の外側の固有筋

実は

土踏まずを上げている筋肉はふくらはぎの外側にあるのです。

骨盤前傾の癖で弱っていくのは

ふくらはぎの外側にある筋肉。

そして

足裏にある筋肉の、やはり外側です。

 

足の外側の固有筋とは小趾を動かす筋肉が含まれます。

いつも私が

「第4、5の指(手も足も)を拡げるように、力を入れるように」

と言っているのがここでつながりますね。(⇒老化と薬指(第4指)は深い関わりがあります)

話が長くなってしまうので多くは書きませんが、こういった筋肉が弱まると結果的に体のサイド側、側面が弱くなります。

そしてひざの過伸展(反張膝)が加わることが実はほとんどです(見た目には軽度でもひざを反ってバランスをとる癖がある)。

そうなると呼吸器、肺に影響が出ます。(今はざっくりとだけ書きます)

肺は皮毛(ひもう)をつかさどるので(⇒⑬陰陽五行がわかる!爪、顔色、髪、皮膚、歯を見るとわかること)

カサカサする皮膚や呼吸の浅さは姿勢からきているともいえます。

肝血が足りていないと髪の毛、爪、不眠、昼間の眠気、皮膚のかゆみなどに表れます。

第4,5趾、第4,5指に力が入らないとそれは老化が進んでいる証拠です。

こちらも参考にしてください。(⇒「めまい、耳鳴り、難聴」を中医学(東洋医学)のツボから考えて分かることみると)

 

 

では何をすればよいのか?

回内を正した姿勢を作ることです。

その姿勢で運動することです。

簡単なことなのですが、弱くなっている人にとっては、実際にやってみると自分の体を支えるのが大変なことが分かると思います。

が、案外早くできるものですよ。

 

 

骨盤前傾の癖があるとまずい理由

9回に分けて骨盤前傾の癖があるとまずい理由を書いてきましたが、それでもやたらヒップを見た目だけ上げようとする人がいます。

 

でも本当のきれいなヒップの筋肉は

骨盤を少し後傾させてお腹を凹ませ、

首が起きた状態で脚を上げることにより(外旋+伸展)作ることができます。

 

腰を反らせて見た目だけヒップアップにしていると様々な症状に悩むことになりますよ。

ということをお伝えしたくて書いてきました。参考にしてみてくださいね。

 

ひざ痛の方には分かる、あのつらい「階段」

「階段の下り方」も実際の階段で行っています。

どのように体を動かせばいいのかが分かるとずいぶん楽になりますよ。

 
 

骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

①お腹が出る=いつか尿もれが起きる人①骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

②③④腰痛・疲労骨折・圧迫骨折②③④骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

⑤首のしわ=背骨が伸ばせない⑤骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

⑥息が吐けない・・・広背筋⑥骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

⑦ヒップの下垂・下がる⑦骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

⑧ぺたんこ座りができる人はXO脚かも。後にお腹ぽっこりで悩む⑧骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

 

さあ、体形・体型を変えていきませんか?

この先にあるあなたの未来のために!

名前:高田祐希
女性専用治療院:二子玉川「きこうカイロ施術院」院長。治療トレーナー。

・カイロプラクター
・医学気功師
・スポーツトレーナー
・テーピング治療
・耐震マットでハイヒールの考案者
・オーラチャクラセルフリーディング及び宿命鑑定

「体形・体型改善」をすることが「痛み」をなくすことにもつながることを自己の経験をもとに伝授している。ストレッチ、筋トレ、HIPHOP、ダンス、ヨガ、気功などをトレーニングの中で用い、各人に最適で効果のある楽しい運動を提供している。

▼著書「どこに行っても治らなかったひざ痛を10日で治す私の方法」▼実はこの本の内容は脚を細くまっすぐすることにも通じるものです。
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