お腹が出る=いつか尿もれが起きる人①骨盤前傾(偽ヒップアップ、反り腰)の癖があるとまずい理由

前回さらっと「腰痛、お腹ぽっこり、尿失禁、骨盤臓器脱・・・」と書きました。(⇒「魅せる姿勢」だけを続けていたら未来のからだに何が起こる?

腹筋力があれば、

あるいは強い背筋力があれば、

骨盤前傾でも反り腰でもなんとかやっていけるでしょう。しかしそういうわけにはいかないのです。

困ったことが起きてきた・・・そういう方がたくさん来られますがその理由は、

間違った姿勢により使われていない筋肉ができてしまったことにあります。

写真の方の脚はとてもきれいです。O脚出身の私からすれば、この方の生まれ持っての脚のまっすぐさにうらやましさを感じます。

腰も高めですよね。ということは脚が長く見えるし、欧米人の体型に近いのです。ご本人がそれに気づいていないのです。もったいない。

骨盤前傾タイプです。

お仕事上前かがみの姿勢が多く、そしてその姿勢のバランスのとり方の癖でできあがった体の形です。食事を減らすダイエットだけでは希望の体の形にはならないし、すぐにあきらめてしまう。

「そうよ、今の私でいいのよ」
「ストレスが多いから自分自身を癒さないとね」
「無理なダイエットは体によくないから」

2~3kg太るのは簡単なのにそれを落とすということはとても大変です。

だから雪だるま式に増えていってしまうのは年齢にも理由があります。代謝が落ちてくるので。

そして体に幾種類もの症状がでてきていることに注目していただきたい。

彼女は決心しましたよ。

 

ダイエットをしようと思った時にひそんでいるのが周りにいる足を引っ張る人たちです。不思議なことにいます。

ひとの評価を期待せずに自分で黙って取り組むことです。

 

良い姿勢を維持できる筋力作りましょう。

だからこそその「良い姿勢の概念」を間違ってはいけないのです。

小さい頃若い頃までは利点だった容姿の特長によって、後々苦しめられるくらいなら、早め早めに知識を得ておくのは得策ではないかと思います。

なので

骨盤前傾の癖があるとまずい理由をもう少し書き記しておこうと思います。

 

骨盤が前傾すると腰の骨の前弯が生じます。

すると

①体幹を支える筋肉、特に腹筋が弱くなります。

「へーっ」「お腹に肉が付くのね」で終われないのです。

そもそも心臓や肺は大事なところなので、胸椎・肋骨・胸骨からなる、かごのような胸郭(きょうかく)という骨格で覆われています。

しかしお腹は覆われていないのです。

内臓は腹膜というカーテンのようなものにぶらさがっているということをご存知ですか。

筋肉がしっかりしていないと内臓が下がってきてしまうのです。日本人は腸が捻じれていることもよくあるといいます。便は腸の曲がり角でよく詰まりますからこの腹膜および内臓を正しい位置に戻してあげるには筋力が必要なのです。

重力が理由ということもあります。長い年月生きてきた人ほど内臓は機能も衰え、重力に逆らえず下がってくるのですから、せめて上げる努力をしなければ人生100年時代を最後まで元気でいることは難しいのではないですか。

 

「え?内臓が下がって何が悪いの?」

 

ここで「骨盤臓器脱」につながるのです。出てくるのですよ、内臓が。その違和感に悩んでいる方は非常に多いのですが婦人科へ行っても「様子を見ましょう」で終わっている場合がほとんどです。うちではかなりの方が改善されています。改善する理由は、お腹の筋肉の使い方と太ももの筋肉の使い方を習得してもらうからです。そうすると初めて内臓が引きあがる感覚が分かるのです。

 

 

「お腹に力を入れて」と言わない理由

腹筋を鍛える時に私は「お腹に力を入れて」とは言いません。なぜなら

「お腹に力を入れて!」

と言うとそのやり方は大きく分けて、二通りあるのです。

・お腹を前に突き出して力を入れる(右の図)

・お腹を凹ませるようにして力を入れる(左の図)

この図は田舎中真由美氏の論文「骨盤底筋群機能障害に対する評価とアプローチ」からのものです。

 

ほとんどの方が自分のやり方が「普通だ」「当たり前だ」と思っていますね。ところが本当は、排泄の時の力の入れ方も人によって異なるのです。

前者は骨盤前傾タイプに多く(右の図)、

後者は骨盤後傾タイプに多く(左の図)、声楽家の発声法がこれです。

ここでは詳しくは書きませんが(知りたい方は一度お越しください)、

前者だと「内臓を下に押す力」が同時に働くのです。そして膀胱が押され「尿もれ」「トイレが近い」につながります。

男性にもあることなのではないでしょうか。

 

うちではまず「お腹を凹ませる」ことを覚えていただきます。

簡単なようですが、長い時間続けることが案外難しい。(呼吸筋ともつながりますから)

ある人は「息が吸えない」とおっしゃられましたっけ。胸を広げればいいだけなのにそれができないくらい胸の筋肉が硬くなっていました。

少しほぐすだけでコツもつかみ息が吸えないと思ったことに自分でびっくりされていました。これも癖からでたものです。

 

骨盤底筋を鍛える方法がありますが、自分の「運動のやり方の癖」のまま行っているといつまでたっても分からないです。

お腹を凹ませるだけでもまだ足りない。連動する筋肉が相互作用して動ける体にに変わっていきます。

力の入れる方向、背中、太もも、腕、後頭部の使い方なども分かればどこがどんな風に締まるのかすぐに分かります。

足の動きは基本です。回内、回外がある場合は気をつけましょう。(⇒足の本当の位置はここ。「回内」「回外」を治すと運動効果は上がる!)

 

不良姿勢、力の弱い人、パワーのない人、深く息を吐けない人、呼吸の浅い人も腹筋の弱さは否めません。(呼吸に関しては他のある筋肉が重要です)

(背筋力はあるが腹筋力がまるでない吉田沙保里さんについての記事⇒「猫背(円背)で腹筋のない人はお顔のたるみにご注意!」

 

あるアニメでのセリフをもじりました。

・基礎中の基礎をやること
それを常態化させること
・何を積み重ねるかということ
・何事も経験で克服できるということ
無意識化で使えるように体に覚えさせること
無意識で行えるように反復すること
・まずは無意識化で2つのことをやれるようにする
・それが終わればまた1つ増やしていく
礎となるのは地道な積み重ねだということ
・それらをしなくてもいい例外はいる(それはずば抜けて運動能力の高いオリンピック並みの選手や生まれ持ってスタイルのいい人)
・しかしそうでない者は積み重ねるしかないということ

 

ネットフリックス「ヒューマンボディ」のなかの脳と全身を走る神経系のメカニズムからの抜粋です。

神経系を構成する特殊な細胞ニューロンは時速数百キロで信号を伝えるます
ニューロンは脳の構成要素です
約1000億個が脳内に存在し数百万個が体の中にあります
ニューロンの特長はあらゆる目的で鍛えられることです
その過程で人間は劇的に進化します
ニューロンは電気と化学物質を放出し情報を伝えます
ニューロンの端にシナプスがありシナプスの間には狭い隙間があります
ニューロン同士で化学物質の送受が行われ続いて電気信号が伝わります
脳は新たな信号を体中に伝え適切な筋肉の反応を引き起こします
同じ動きを何度も繰り返し練習する
練習を重ねるほど脳波学習してマッスルメモリーに刻まれます
練習を重ねると脳波さらに変化を遂げます
これを神経可塑性と言います
脳は順応性が高いのです
1つのニューロンは1万個の接続を形成できます
さらにその接続は反復運動で変化します
新しい動きを覚えるとニューロン付近の化学物質は一時的な伝達経路を形成します
それから毎日のように同じ練習を繰り返すと一時的な経路が構造化します
ニューロンは次第に形や配置を変えます
経路が定まると新たな脳領域との結合が強まります
練習を重ねればうまくなる、上達するように神経は構成されていきます
ニューロン間では活動電位という信号が伝えられます
この仕組みによって全身に情報が伝わり計算処理が行われます
さらに私たちの記憶が形成されます
中でも筋肉を使うことは一生にわたり記憶に残ります

 

やらなければ何も変わらない。
何度も何度も正しいやり方で行う事が大事なのです。

 

アドレナリンの出にくい人。テストステロンが出にくい人。私見も含みますが中医学的に言うと「気」が上がらない人です。

その人たちは痛みにも敏感な人が多いです。

これらの人に共通なのは「腹筋力」大まかに言えば体の筋肉の使い方が下手です。

そしてこの方たちはリラックスすることを好みます。

そして間違った腹式呼吸をやりだします。

これでは限界突破ができません。体力も筋力も落ちていくばかりです。(気力も)

エネルギーとなる酸素が入るのはお腹ではありません。「肺」です。

肺を大きく膨らませるには胸郭が広がらなければなりません。

俗に言われる胸での浅い呼吸というのは「肩を上げているだけの呼吸」のことでしょう。これでは肺の容量は増えませんし、ろうそくの炎を消す短く強い呼気も生まれません。

 

この「肺」を膨らませる力も「筋力」だということを忘れないように。呼吸筋についてはまた書きますね。

力のない人でもコツをお教えすると・・・何という力をひそめていたのでしょう!

うちにあるボクサーミットに蹴りこんでくるようになるんです。そこで使うのも「腹筋」。

同時に「ふっ!!」と強く息を吐くことも自然にできるようになります。そうすると代謝が上がります。

 

初診だけでひざ痛がなくなったと言ってくださった方。

脚がまっすぐになってきた!と言ってくださった方。

足の爪が黄土色だったのにピンク色になったと見せてくださった方。

意を決して猫ちゃんを夜来させないようにしたら夜ぐっすり眠れるようになったと言ってくださった方。

 

たくさんの方が変化を恐れず挑戦した結果が出てきています。

 

さあ、体形・体型を変えていきませんか?

この先にあるあなたの未来のために!

 

名前:高田祐希
女性専用治療院:二子玉川「きこうカイロ施術院」院長。治療トレーナー。

・カイロプラクター
・医学気功師
・スポーツトレーナー
・テーピング治療
・耐震マットでハイヒールの考案者
・オーラチャクラセルフリーディング及び宿命鑑定

「体形・体型改善」をすることが「痛み」をなくすことにもつながることを自己の経験をもとに伝授している。ストレッチ、筋トレ、HIPHOP、ダンス、ヨガ、気功などをトレーニングの中で用い、各人に最適で効果のある楽しい運動を提供している。

 

▼著書「どこに行っても治らなかったひざ痛を10日で治す私の方法」▼
⇒ こちら 

 

きこうカイロ施術院では、コロナ対策として、フェイスシールド、マスク、手袋、換気などで万全な対策をとって営業しております。体のことで気になるところがあれば、是非一度ご来院ください。

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