立夏をすぎて梅雨に入り体調をくずしていませんか?
立春(二月四日ごろ)、立夏(五月六日ごろ)
立秋(八月八日ごろ)、立冬(十一月七日ごろ)
から各季節が始まります。そしてその立する日から
約七十二日間をそれぞれの季節が支配します。
各季節の最後、十八~十九日間が
土用として加わり、これにより一年三六五日がほぼ
均等に五つに分割されます。
中医学の五行理論では、春夏秋冬の四季にこの土用を
加えて五季とするわけです。
土用ときくと夏土用だけを思い浮かべますが本来はすべての
季節に土用があるのです。
2014年の夏土用は 7月29日(火)一の丑に
「う」のつく食べ物または黒い食べ物ということで「うなぎ」ですね。
今日は立夏(五月六日ごろ)はすぎているのでもう夏と
考えてよく 季節の変わり目でいう土用ではないのですが、
どうですか?この蒸し暑さ。気温の高さ。
最近気候の変動が多く、今年は梅雨入りも早いし
明けるのは遅いと聞いています。
本来なら 梅雨が明けてから気温も高くなるのに
もう真夏並みに暑い日もあって、参りますね。
やはり 夏です。
当然大気も不安定となり、体調もくずしやすいのです。
「風邪をひく」「アレルギーが悪化する」「リウマチが」
「偏頭痛が」「うつ気味で」「はなみずが」「腰が」「水虫が」
夏の 「暑邪(しょじゃ)」と「湿邪(しつじゃ)」
暑邪に侵されると
・体がほてる
・のぼせる
・息切れがする
・寝付けない
などの熱症状が出現します。汗が多くなって必要な
体液や気も出て行ってしまうため、体力が奪われて
消耗し熱射病になるのです。
日本は海に囲まれています。
高い湿度になるのは当然で体に悪影響をもたらします。
皮膚からの水分発散が難しいのです。
余分な水分は、尿からの排泄に頼らなくてはなりません。
それなのに 夏場はどうしても水分を摂りすぎてしまいます。
こうして体内に余分な水分が滞ります。
手足までおよぶのです。
体液やリンパ液などの余分な水分が体内に滞るために
筋肉や関節が冷えて、むくみやだるさ、痛みを招くのです。
湿邪に侵されると
・湿疹、炎症
・むくみ
・消化不良
・冷え
・おなかにガスがたまる
・こむら返り
・関節痛
・腰痛
・寝違え
五行理論では湿度の影響を受けやすいのは
皮膚、胃腸、手足ということがわかります。
エアコンの冷えも要注意。
本来暑い夏なのに 涼しい所ばかりにいたり、
暑い寒いをくりかえしていると自律神経が狂ってしまいます。
低血圧、めまい、頭痛、しびれ、肩こり、生理痛、生理不順
体内から水分をだすために
辛味の食材に目をむけてみましょう

しょうが、唐辛子、からし、わさび、ねぎ、しそ、スパイス類
となるとカレーがよさそうですよね

辛いのが苦手な人もそうめんにはちゃんと薬味を
用意してがんばってみませんか?
ダイエットにも効果ありなんです。