「過度のストレスが 体に現れる季節です。」

昨日の新聞に」載っていました。

冬のピンと張りつめた空気がゆるみ、しだいに日がのび
自然界には春の暖かな陽気が満ちてきます。
暦の上では夏ですが 梅雨に入る前の不安定な春と
考えてみましょう。

草花は芽吹き、地中からはさまざまな虫たちが
顔を出します。生命力のあふれる季節。

人間にとっても同じことで春になると「陽の気」が
高まりエネルギーで満ち溢れ 新学期、新年度、
と新しいことが始まるには自然のサイクルに
のっとったことといえるでしょう。

ですが、

うまくその気流に乗れない場合
発散しない陽の気がどんどん上昇して体内に滞り

そのために上半身に異常が現れやすいと考えられます。

春のめまいやもぼせ、気持ちの高ぶりによる不眠など
春の陽気の上昇に伴う症状といえます。

そしてこの症状は肝機能の異常亢進

考えられます。

現代医学で見た肝臓は、栄養素の代謝や胆汁の生成
解毒などの働きを持つ臓器ですが

中医学でとらえる「肝」のもっとも重要な働きは
血液を貯蔵し、調節することです。

頭に血が上って、のぼせやめまい、不眠、頭痛、肩こり
などを起こしやすくなるというわけです。


同時に「肝は思考を主る器官」
精神的な作用が強い臓器ととらえられています。

肝臓が悪くなると
イライラしたり、情緒不安になったり。

そして花粉症も血液が上昇して体の上部に滞り、
鼻や眼の粘膜が充血して炎症を起こし、
鼻水、や鼻づまり、くしゃみ、眼のかゆみなどを
もたらすのです。

肝の異常を表すのは「眼」

眼の疲れ、かゆみ、充血、炎症などが起こりやすいのは

春ですね。