喜び過ぎると心を傷める。     気は緩む。
怒り過ぎると肝を傷める。     気は上がる。
思い過ぎると脾を傷める。     気は結ぶ。
悲しみ憂い過ぎると肺を傷める。 気は消える。
驚き恐れ過ぎると腎を傷める。  気は下がる。(恐)
                      気は乱れる。(驚)
では肝です。

肝は腹部、横隔膜の下、右脇部分にあります。
 
肝の気には「動きが急で激しい」「活発」などの

特徴があります。

だから昔の人は軍隊を率いる将軍にたとえ、

肝を「将軍の官」(将軍のような臓)とも呼びました。
こんな言葉があります。

「怒ればすなわち気は上がる」


怒り過ぎると肝の気の作用が過ぎて、

血を伴って頭部に急激に上昇

突然倒れて意識不明となり手足が冷え切るなど

興奮しすぎた時にある症状です。

真っ赤になって怒ってる人、みかけませんか?

・頭痛
・目が張るように痛い
・耳鳴り
・怒りっぽい
・吐血、鼻血
・目が充血
・顔が赤い
・むくみ
・めまい
・げっぷ
・口が苦い

逆に肝の気が弱すぎてもいけないですよね。
・気持ちが落ち着かない
・不眠
・夢が多い
・無月経
・不妊症
・産後、母乳が出ない
・男性機能に影響
・目が乾燥
・筋肉が痙攣

七情は、心・肝・脾の3臓と最もよく関係します。

そして怒・思・憂・悲・恐・驚などの感情は

特に肝を傷めるのですよ。

肝がリンクしているのは春です。

気候も不安定だし日本では生活が一変する