特に時代小説が好きです。
司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』
は、言わずもがな。
ワンピースや進撃の巨人などの
ヒーローアニメが好きな若い人にも
面白いと思ってもらえるのではないかと❗
ぜひ読んで欲しい![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
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宮部みゆきさんの
『孤宿の人』『荒神』『あんじゅう』
宮部さんは、本当にキャラ作りの天才![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
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どれを読んでもぐぐっと引き込まれます。
鳥越碧さんの、
平清盛の娘『建礼門院 徳子』は
平家の華やかな一族の様子や時代の様子が、
『波枕』は竜馬の妻、おりょうの生涯が、
『陶炎』は朝鮮から連れてこられた陶芸の
技術者とその日本妻の様子が読めて、
とても面白かったです。
葉室燐さんは、
数年前にお亡くなりになってしまいましたが、
福岡出身の時代小説家です。
『霖雨』は、大分県豆田町出身の学者
廣瀬淡窓を中心とした物語で、
学者肌の長男 淡窓に代わって家督を継いだ
弟が、この上なく素敵に描かれていました。
葉室燐さんの小説は、どの物語も清廉で、
爽やかなものが多い中、
『風花帖』の主人公はあまりに切なくて
読後暫くの間、思い出しては泣いた程でした。
井上靖さんの『額田女王』は、
日本最古の皇室スキャンダル![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
額田の媛巫女と
中大兄皇子 大海の皇子 兄弟の
三角関係を描いた物語です。
飛鳥時代の花鳥風月と時代背景が、
額田の心情を通して繰り広げられ
何度読み返しても面白い本です。
杉浦日向子さん、46歳という
若さで、お亡くなりになりました。
私の母曰く、「小説家は長生きしない」
そう言われると、
葉室燐さんも、
司馬遼太郎さんも
新田次郎さんも、
長生きとは言えませんね![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/061.png)
![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/061.png)
もしや創作というものは、
命を縮めてしまうものでしょうか❓️
新田次郎さんは、
『孤高の人』『銀嶺の人』『栄光の岩壁』
の三部作の他、
映画にもなった
『八甲田山死の彷徨』『劔岳』『富士山頂』
で有名な小説家。
✳️八甲田山の重暗いイメージが強くて
新田次郎さんを敬遠している方、
爽快な小説もたくさんあります!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220927/13/yuntacat/f2/62/j/o1080081015180452217.jpg?caw=800)
『アラスカ物語』は、明治の時代に、
イニュイットの部族を率いた日本人の実語。
日本人であることに誇りを感じられます。
✳️単行本はなんと!星野道夫さんの写真が表紙なんです。←粋ですよね ![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
新田次郎さんの描く、
精神的にも肉体的にも頑強な主人公たちに
いつも胸が熱くなります。
小説家となる前は気象庁勤めだった
新田次郎さんは、実際に
富士山頂の気象レーダー建設に携わるなど、
山岳においての気象の重要さを
身をもって感じていたんだろうなぁ
と思うような、臨場感のある
重厚な物語をいくつも残しています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220923/12/yuntacat/b7/59/j/o1080081015178515408.jpg?caw=800)
私の秘蔵書を足蹴にしても許されるのは君だけ。
CWニコルさんの『勇魚』は江戸末期の
和歌山の鯨捕りの村の、
1組の兄弟を主人公にした物語です。
勇猛果敢な兄と、芸術家肌の物静かな弟の
人生の明暗と、
その頃の鯨捕りの様子が
面白く、物語に没入出来ます。
渡辺淳一さんの『天上紅蓮』
清盛の前の時代の、
白河上皇のロリコンな世界を小説にしたものです。
その頃の宮廷の様子が描かれていて、
とても興味深く、面白く読みました。
ずいぶん昔の小説もありますが、
どれも壮大な映画を見ているような
名著ばかりです。
僭越ながら、
ぜひ、あなたの読書の秋の一冊に
おまけ
日常会話が時代劇風になりがち。
時代小説好きあるある