シルクも好きだけどリネンも好き
これは100年以上経過したリネンの農夫用のワークシャツです。
日本でも絹の着物などは年数がたっても保存状態が良くいものが多く、
私も100年前の大島を持っていますが
農作業服はそのまま着られる状態なんて見たことはないです。
それに農作業に使うとは思えないほどおしゃれです。
 
1970年代 SEZON NONNOという雑誌があって
私の中で雑誌の中の最高傑作と思い、いまだに数冊
ボロボロになったのを表紙など補修しながら保存してます。
 
その本のおかげでヨーロッパ蚤の市、アンティークへのあこがれの
基盤がこのころできたんです。
そのシリーズの中の「パリの大地図帳」にアンティークの白いリネンの服ばかり扱っているお店が紹介されていて
あこがれていましたが、こういう服を扱っていたのかしら?
 
作業服やテーブルクロス、シーツなどがきれいな状態で日本に送られてくるほど残っているのが不思議です。
ビクトリア時代のレースのブラウスと見比べて,値段も同じくらいなのにそちらのほうが手刺繍、手編みのレースとかきれいなんですが普通に着るのには華美すぎて、こちらのほうが日常に着ることができそう。
と思って選びました。
 
し、しかし届いたのを着たらフランス農民首細!?
襟はあけとかないとボタンとまらん。
手首も細!?
手首回り14㎝しかない私でボタンギリギリ留められるくらい。
だったらほとんどの人とまらないと思う。
なんかどこもかしこもゆとりがない。
その割に型幅広!?
フランス人体型違うのか?
着ると太見え~~~~滝汗
いや実際太いんだけど・・・
 
麦わら帽子に
このスモック、足元レギンス
山ブドウ籠もって
象牙のペンダント
と私の持っていたイメージと
着て太見えの自分の姿とギャップがすごかった笑い泣き
 
体形に合わないだけで
縫い方や保管のきれいさは十分すぎるほどでしたよ。
何でシミ一つないのか不思議なくらい。
 
商品説明
 
前見頃は4つのボタンで開閉、(襟元貝ボタン二つ、前身頃にミルクガラスボタン二つ)
両袖にも一つずつ、ボタンがついています。(貝ボタンがひとつとミルクガラスボタンがひとつです。)
肩の作りが少々変わっていてしっかりとしています。
お色はエクリュ色のフラックスカラー。
美しい陰影を作り出すリネンロングワークシャツです...
 
 
1800年台後半に作られたとても古い作品です。
大部分は手縫いで縫われています。
擦れによるダメージが袖口にあります。
その他の部分においては、
時を経て擦れや小シミ、小傷などありますがアンティークとして良い状態です。