みなさま アンニョン
ロコレにまたまた素敵なユノ記事が
掲載されていました。
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対談!軍楽隊ユンホの入隊1年を語ろう(前編)
対談!軍楽隊ユンホの入隊1年を語ろう(後編)
現在、現役の兵士として軍務に就いている東方神起のユンホ。彼が入隊したのは昨年の7月21日なので、今年の7月21日で丸1年になる。ユンホを見守ってきたTakahataさんと私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)が、対談という形でこの1年を振り返ってみた。
楊州の知名度が上がった
康熙奉(以下、K)「こんにちは」
Takahata(以下、T)「こんにちは。よろしくお願いします」
K「早速ですが、Takahataさんはユンホさんの部隊がある楊州(ヤンジュ)市にも何度か行かれていますね。どんなところですか?」
T「はい、何度か訪れたことがあります。4、5回でしょうか。楊州市は、ユンホさんが配属になったことで、K-POPや韓国に興味がある人には急に知名度が上がったと思います。ソウルから北に向かって電車で1時間くらいです。東京都23区の約半分ほどの面積に18万人くらいの方が住んでいらっしゃる、緑が多いのどかなところです」
K「楊州を訪れて印象に残っていることはありますか」
T「そうですね、街の皆さんはユンホさんのことをよくご存じでした。タクシーに乗ると運転手さんとよく話すのですが、ユンホさんが配属されたことで、楊州の知名度が上がり、日本人や中国人など外国人がたくさん訪れるようになったと皆さん驚いていらっしゃいます。それをとても喜んでいるようです」
K「そうでしょうね。誰にとっても、故郷が有名になるというのはうれしいものです。市民の間でも、ユンホさんの話題がよく出るのでしょうね」
している
T「私も、運転手さんから『ユンホが特級戦士になったのは知ってるか?』と聞かれたので、『はい、でもそんなにすごいことなんですか?』と聞きましたら、『それはそれは大したもんだよ! ユンホは一等国民だよ!』と、そんなことも知らないのかい、という感じでした(笑)」
K「確かに、特級戦士になるというのは凄いことだと思いますよ。ましてや、ユンホさんは軍楽隊員でしょ。射撃や体力に関しては、一般の兵士より練習時間が短いはずです。それでも特級戦士になるのですから、並外れた集中力と努力があるのでしょう」
T「運転手さんも、『来年、ユンホは転役(除隊のこと)するけど、テレビなどで活躍するようになっても、もちろん応援するよ』とおっしゃっていました。それで、私も『ユンホさんは軍でも真面目に務めていますが、今までもそうだったのでファンも熱心に応援されるようですよ』と言いましたら、『そうだろう、ユンホは熱心にやる子だよ』と息子を自慢されているような口調でした」
K「そういえば、ユンホさんが特級戦士に決まったとき、ある新聞は『大韓民国の息子』という大見出しを掲げていましたね。年配の人にとって、ユンホは誇らしい息子のように思えるのでしょう」
T「そうだと思います。微笑ましいですよね。あ、そういえば、タクシーの中に携帯電話を落としてしまったことがありましたが、親切に届けてくださり、無事戻ってきたこともありました。食堂に行っても、どこでもフレンドリーですし、親切にしていただいたことしか記憶にないですね。楊州はとても良いところだという印象を持っています」
ユンホが食べたチーズとんかつ
K「私も韓国の地方を旅したときに、タクシーの運転手さんや食堂のアジュンマ(おばさん)にとても親切にしてもらいました。人なつっこい人が多いですよね」
T「そうですね。康熙奉さんもユンホさんの特級戦士のことを詳しく紹介されていましたが、そんなに簡単になれるものではないそうですよね」
K「『特級』という冠が付いているように、知力、技術、体力のすべてで一流でないとなれませんね」
T「なるほど。よほど卓越していなければならないんですね。ユンホさんが獲得したというのは本当に素晴らしいこと。楊州の方が褒めていらした理由がよく分かりました」
K「第26師団は、楊州のどんなところにありますか?」
T「楊州の地理はそんなに詳しくもないので、何ともお答えしにくいのですが……(笑)。楊州駅前からタクシーで10分くらいでしょうか。バスも通る交通量が多い大きな道路に面していました。初めて通った時はそこが師団だと思いませんでした。そういえば、ユンホさんが行ったことがあるというとんかつのお店が師団の近くにあって、ユンホさんのファンの方に連れて行ってもらったことがあります。ユンホさんが食べたというチーズとんかつはボリュームがあって美味しかったです。あ、でも兵士のお給料はいくらでしたか? お小遣い程度でしたよね?」
K「今のユンホさんは上等兵ですから、給料は18万ウォン(約1万8千円)くらいじゃないですか。チーズとんかつはいくらでしたか?」
T「たしか、9000ウォン(約900円)でした。兵士のみなさんにはかなり高価ですね。ユンホさんは、後輩の面倒もよく見てごちそうすることもあるそうなので、その時もそうだったかもしれないですね」
記録
K「この1年間、軍楽隊のユンホさんのステージはどのくらいあったのですか?」
T「まとめてみましたので、ご覧ください。
◆2015年9月5日/楊州市の別山台広場での「楊州・市民と国軍将兵のための音楽会」
◆2015年9月18日/楊州市のナリ公園で開催された「楊州市綿繊維(コットン)フェスティバル」。ここでブルムリ神起が初お目見えしました。
◆2015年10月2日~6日/鶏龍(ケリョン)市の鶏龍台(ケリョンデ)にある基地で開催された「地上軍フェスティバル」。MCをしたり、5日と6日にキム・ドンホさんとパク・サンウさんと公演をしました。
◆2015年10月20日/楊州市で開催された「軍人家族と共にする秋の音楽会」
◆2015年10月31日/楊州市のトッケ公園で開催された「楊州ロックフェスティバル」。ユンホさんはブルムリ神起として歌いました。
◆2015年11月1日/東豆川(トンドゥチョン)市の野外音楽堂で開かれた「音楽と共に行く秋の旅」。ユンホさんは、ブルムリ神起として参加しました。
◆2015年11月3日/龍仁(ヨンイン)市のポウンアートホールで開催された「軍楽演奏会」。ユンホさんは、ここで初めてソロを披露しました。
◆2016年4月2日/楊州市の照明博物館の前の広場での公演でした。
◆2016年4月25日/ソウルの国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)での「顕忠院定期音楽会」
◆2016年4月27日/済州島(チェジュド)の済州アートセンターで開催された「国軍交響楽団招待演奏会」。事前申し込み後、先着順でチケットが配布されました。
◆2016年6月2日/順天(スンチョン)の順天文化芸術会館大劇場で開催された「陸軍軍楽議長大隊招待演奏会」。
◆2016年6月4日/楊州市の別山台広場で開かれた「2016市民と国軍将兵のための音楽会」。野外公演でした。
◆2016年6月15日/群山(クンサン)市の芸術の殿堂会館で開かれた「空軍軍楽演奏会」。ユンホさんは2度目のソロステージを披露しました。
◆2016年6月22日/ソウルのKBSホールで開催された「大韓民国 愛 コンサート2016」。ステージでユンホさんは3度目のソロステージを披露しました。一般市民が見られた公演は、これくらいだと思います。記述にもし間違いがあったらご容赦ください。この他に、軍に貢献した方が招待された軍の公演や、高校などの学校で行なわれた公演もあります」
K「この1年間のユンホさんの活動がいっぺんにわかりました。本当に、韓国の各地でステージに登場しているんですね」
アーティストのカガミ
K「さきほどのユンホさんのステージ記録は、リストとしても重宝できますね」
T「私も1年間のステージを整理することができました」
K「ステージをたくさん見てこらてれ、思い出すエピソードはありますか?」
T「ユンホさんのファンの皆さんのことをお知らせしたいと思います。今年の6月4日に楊州の別山台広場で野外公演があったのですが、ファンの方が、ベンチ状の席に名前や携帯番号の一部を書いた紙を貼って席を取っていました。公演が終わってから、一部の方々がその紙を剥がして自主的に回収し始めて、ゴミも拾い始めました。自然に周りの皆さんも一緒に片づけて綺麗になりました。それを見て、2010年のEVISUのサイン会を思い出しました。その時もファンの皆さんが、サイン会の後にゴミ拾いをしました」
K「ファンが自発的に行なったのですね」
T「ええ。どちらにも共通しているのは、ユンホさんのイベントの後、その会場を綺麗にしてお返ししよう、ユンホさんのファンとして恥ずかしくないようにしようという気持ちだったと思います。素敵だな、と思いました。ファンはアーティストのカガミだと言いますから」
K「なるほど。ファンがゴミを片づけている光景が目に浮かびますね」
信頼を育む
康熙奉(以下、K)「入隊から1年が経って、ユンホさんのどんなところが変わりましたか?」
Takahata(以下、T)「軍楽隊の中のユンホさんは、初めは遠慮がちと言いますか、手探りで頑張っている感じがしました。けれど、最近は仲間の皆さんとも、すっかり打ち解けて余裕もできて楽しんでいるように見えます。周りの皆さんから見れば、ユンホさんが入ってすぐは、年齢はかなり上ですし(笑)、有名な芸能人ですし、でも階級は二等兵ですし、何というか……韓国語では「不便だ」とよく言いますが、やりにくい部分があったと思います。でも、今では、仲間と深い友情と信頼を育んできたんだろうなあ、と思う微笑ましい場面がたくさんあります」
K「それは、どんな場面でそう感じられますか?」
T「市民向けの野外公演では、舞台裏とステージの壁がない時もありますので、リラックスした素顔が見られます。最初はユンホさん側だけでなく、迎えた側にも遠慮があったように見えましたが、今ではブルムリ神起が紹介されるときに腕を組んだり、立ち位置を譲り合ったり、肩を組んだり、公演が終わればハグをしたり……。出番でないときは、仲間とじゃれ合っていると言いますか、皆さんとても楽しそうです。仲の良い仲間同士という感じですね」
ひと回り大きくなった
K「とても良い雰囲気なんですね」
T「はい。今は上等兵ですので上の指示を下に伝えたり、ユンホさん自身も積極的に指示を出したり、生き生きと役目をこなしています。そして、ブルムリ神起が出演するときも、以前はユンホさんが登場することで盛り上がっている印象でしたが、今はブルムリ神起のステージそのものがとても盛り上がるようになったと思います。かなり激しいダンスもするんですよ。全員が主役になるステージの見せ方は、ユンホさんのアイデアかもしれませんね」
K「上等兵というのは、兵役中の兵士の中で中心的に活動する階級です。ユンホさんも、軍楽隊の中で徐々にリーダー的な役割を担っているかもしれません。なんといっても、入隊してから1年ですからね。体力的にも相当に鍛えていると思いますが、からだつきに変化はありますか?」
T「ひと回り大きくなったと思います。訓練所を出たばかりの時は猛暑の最中でしたし、最優秀賞をもらうほどに熱心に取り組んでいたためか、かなりシュッとしたと思うのですが、今はずいぶん逞しくなりましたね」
K「そうでしょうね。軍隊ではみんな体格が大幅に変わると言われますから」
T「以前、ある歌手の方が逞しくなって除隊したのですが、大きな筋肉がついたからなのか、ダンスにキレがなくなってしまいました。それでユンホさんもそうならないかと心配したのですが、ステージを見ると全くそんなことはないですね」
K「なるほど。ステージを見に韓国に行くたびに安心できるわけですね」
ワクワクした気持ちで次を待つ
K「ずっと間近で見てきたから、よくわかるわけですね」
T「ええ。入隊するとやはり芸能人であることを意識してか、髪を長めにしたり体型を気にする方もいますよね。でも、ユンホさんは特級戦士にもなり、いま自分がやるべきことに真摯に取り組んでいるんだなあと、変な心配をしたことが逆に恥ずかしくなりました。大きく逞しくなったのは、歌手のユノ・ユンホではなく、チョン・ユンホとして軍務に励んでいる証だと思います」
K「除隊までにユンホさんに何を期待しますか?」
T「期待しても、いつもそれ以上のものを見せてくれるので、どのような姿をみせてくれるのかとワクワクした気持ちで次を待つ感じです」
K「そのワクワク感、よくわかりますね」
T「ユンホさんは現役兵として一人で入隊したので、周りは年代も違うし、知人はいないし、しかも有名な芸能人ですから周りも『どんな人なのか?』と気になっていたと思います。つまり、周りから警戒されたり、一歩引いて観察されていた部分があったかもしれないですよね。それが今ではすっかり仲間に溶け込んでいます。兵士としても軍楽隊の一員としても、刺激を受けて貴重な経験をしているのです」
K「この経験は、今後にきっと生きてきますよ」
残りは9カ月
K「軍隊では一生の友達に会える、とよく言われますが……」
T「ええ。一生付き合える仲間もできたと思います。兵役は芸能人に致命的だと言われたこともあるようですが、ユンホさんのこの21カ月は、芸能人としても一人の青年としても大きな財産になっていることでしょう。無駄なことは一つもないですね。公演を見れば、兵士の皆さんにもよく受け入れられていることが分かります。以前、男性ファンを増やしたいと言っていましたが、その通りになるのでは?」
K「ファンはどんな気持ちで、あと9か月を待てばいいと思いますか?」
T「私がどうこう言えることではないと思いますが……。ファンの方のユンホさんに対する信頼感は厚いですよね。どうしてなんだろうと、いつも不思議でしたが、何となく分かる気がしています。デビューして12年目、ユンホさんは、ファンをとても大事にしているなと感じています。これに関して話すと長くなってしまいますが……(笑)。そして、ファンはユンホさんに少しでもがっかりさせられたことがないんだと思います。どんな時も楽をすることを知らない人のような気がします。その人がどんな人かというのは、外から見ているだけでは分からないじゃないですか。でも、ユンホさんに関してはいくら調べても直接見てても、良い話、良い面しか見えないんです。ユンホさんは有言実行の人ですから、入隊時に自分で宣言したように必ず『頼りがいのあるかっこいい怪物(モンスター)』になって戻ってくるので、その時をただ楽しみにして待つだけで良いと思います」
K「待つ楽しみが増えましたね。今回は本当にありがとうございました」
T「こちらこそ、ありがとうございました」