【人と自然をつなぐ体験プログラム】
菜の花ハイキングへ行こう!4月27~29日開催


体験プログラム

「野菜との対話」


トマトの仮植を行いました。
仮植というのは小さなポットから大きなポットへ移し変える作業です。人間でいう手術。根っこを切らないように慎重に丁寧に行いました。
全部で1200本。


これらのトマトは7月中旬頃から赤いトマトになります。

こちらは四角豆、モロヘイヤ、ひまわりの種。

「ひぼうのたね」をまきました。
昨年栽培した野菜から種をとり、また一粒一粒丁寧にまくのです。

こうして命がまた宿るのです。



「菜の花ハイキング」


当初、予定していた場所の菜の花の開花が遅かったので行くことができず近くにある「合戦場のしだれ桜」にも綺麗な菜の花が咲き誇っていますので、そこへ行き菜の花を楽しみました。



みんなで菜の花をバックに~


「郷土料理・もちつき」



黒米、味噌じゃが、おからいり、ほうれん草のおひたし、こがらし漬け


お昼は収穫したほうれん草をトッピングしたカレー



もちつき体験


味つけは、納豆、きなこ、じゅうねん(えごま)です!!



東和のお酒【桑の実のリキュール】


楽しみながら、夜は福島の現状をみんなで話し合った濃い時間になりました。
3日間という時間をゆっくり、じっくり福島を味わい、自分たちで考え、いろんなことを感じたと思います。


参加者は福島県内からお一人、その他のみなさん関東から中学生、大学生、一般の方々でした。ありがとうございました。

参加者のお一人から感想を載せます。

GW前半は、きぼうのたねカンパニー主催「菜の花ハイキングへ行
こう!」に参加。こちらは福島県二本松市東和地区にあって、私が住んでる町のお隣さん。“震災後の福島の農業の現状を伝える体験や、農業を通して人と自然をつなぎ、多くの人に福島の農業を理解するきっかけをつくり、福島の農地を再生すると共に人が集まる場を創り、コミュニティの再生を目指す”という想いで菅野瑞穂さんが今年設立した会社。東北の新規事業者600人にも選ばれてる一人です。
福島に帰って来てやりたかった農業の人達と関わること。ここでは気さくに体験する事が出来ます。
まずはこの地区の農業に対する取り組み(有機農業や震災後の土作り)のDVDを観た後、参加者の自己紹介。取材も兼ねた方含め9名が参加。東京の中学生や埼玉の大学生。熊本で有機野菜を自家栽培していたご夫婦や東京から南相馬でボランティアしてる方など。最初は皆緊張してたものの、郷土料理を皆で作り、地酒で乾杯した後はすぐに打ち解けました♪次の日はハウスへ行き、ガイガーカウンターで空間線量の計測。(こちらでは放射線量の事もちゃんと教えてくれます)驚きでした。ハウスの中、外、ハウス外の水が通る溝3箇所で計測した結果、全て数値が違く、溝が一番高く1.0を超えてました。線量は目には見えないのです。その後、トマトのカショクをしました。人間でゆー手術みたいなもので、芽が出た苗を少し大きめのポットに移すとゆー作業。この時に『ありがとう』とか『頑張れ』とか何か声をかけながら、と。言う事によって美味しい物が出来るそう。野菜だって生きてます。実際次の日には苗が上に真っ直ぐピン!と伸びてて元気そうで嬉しくなりました♪しかし座りながらの作業…私は2分程で足が痛くなり立ち上がる始末^_^;
午後は菜の花を見に。土手一面に菜の花‼気分はなんだかハイジになった気分♡笑
温泉に入り宿舎に戻り餅つき。皆でよいしょ~!と掛け声をかけながら楽しかったぁ!次の日も四角豆やモロヘイヤ、唐辛子などの種を植え、自分達で収穫したほうれん草をお土産に頂き解散。
2泊3日あっとゆーまに過ぎ、とっても有意義な時間を過ごしました。中学生の子は、福島に来るのが抵抗あると言ってました。これが現実。でも、実際自分の目で見て触れて感じて少し変わった様子だった。
皆さんは福島の米や野菜、魚など抵抗ありますか?私は今1番安心・安全な食材は福島産だと思ってます。だって市場に出てる福島産の物は国の基準値をクリアもしくは自主基準を設け更に低い値で出荷してます。お米に至っては出荷の全袋検査の内99.8%がクリアと、二年目にしてこれは「福島の奇跡」とも言われてます。なのに、店頭には並ばず大きな食堂のご飯としてしかも他の県のやつとブレンドされ、他は備蓄米として出回ってるそうでとても残念です。実際に体験して、改めて大事に育てられて私達の食卓に届けられてるんだと実感しました。
今回のツアーを通じてまた自分の進むべき道が見えてきたように思います。
機会があれば、福島へ遊びに来ませんか?





Mさんありがとうございました。


こうして体験した人から次の人へ、この大地に足を運んで頂けることが何よりも嬉しいです。

ありがとうございます。