大人がいじめられる子供に対してよく言う言葉があります。
「勉強して成績が上がれば自信がつくし、皆あなたをいじめなくなるよ!」
とか
「スポーツで強くなればいじめられなくなる」
とか
「柔道を習いなさい。強なればいじめられなくなるから」
確かにそれでいじめられなくなるかもしれません。
しかし、まず○○ができるようになるまでには一体どれくらいの時間がかかるのでしょうか?何年くらいかかるのでしょうか?
そして、私が思うのは○○ができるようになっても、いじめられる子は相変わらずいじめられるだろうということです。
なぜなら、いじめる側にしてみれば、いじめやすい子は「虫けら」と似たようなものだからです。
「虫けらのクセに、成績が良いのは生意気だ」
「虫けらがスポーツで目立つなんて許せない」
「虫けらごときがちょっと楽器ができるからってカッコつけやがって」
ということで、ますます難癖つけていじめられるのがオチです。
なので、大人達は安易にこのような言葉を子供に言わないで欲しいです。
子供は信じてしまいますから。
子供でなくても、大人になってこのようなことを言う大人は「いじめられなくなる適切な方法」が分かっていません。
いじめられるのは、その子がやられても反撃しないからです。
その子が怖くないからです。
なので、まずは怖い雰囲気作りから練習しましょう。
何事も練習です。スポーツや成績を上げる努力より、こっちを頑張った方がよほどこの先生きていくのに役立ちますよ!