クソにもならない(げ・下品すぎる)。
でも、胸が張り裂けそうな。
昨日、村の保育園・小学校・中学校の合同運動会があり、
心配された空模様もなんとか持ちこたえてくだすって、無事に全ての競技が行われました。
小さな村だから、本当に子供が少ないのです。
まさに村中の宝物が一堂に会する・といった様子の運動会なのです。
そして、中学三年生にとっては、村での学校行事はこれが最後。
応援合戦やタイヤ奪い、リレーは、まさにその集大成を飾る大輪の花(親バカ目線だと 本気でその位のおおごと(笑)
長女が修学旅行や運動会に参加できるなんて、約一年前を思うと本当に夢のよう。
そして、本当にみんなよく頑張った。
40点もの差を2点差まで追い上げて、残念ながら逆転はならなかったけれど、どちらにとっても悔いのない いい運動会でした。
そして、娘の団の団長さん。
本当にかっこよかった。
いつも肩に力が入り過ぎなくらいの男の子だけど、今回は、いつもよりずっと心開いて、みんなをうまく引っ張っていたと思いました。
帰宅して、娘のお友達みんな揃って我が家で打ち上げ。
全員は揃わなかったけど、普段仲良しとはいえない子同士も楽しそうに過ごしていて、心から嬉しかった…(´□`。)
ふと主人と二人きりになった時、聞きました。
団長くんの父親が、遠い街の病院から、外出許可を取って、運動会を見に来ていたことを。
長い闘病生活にやっと区切りがついて、復帰した矢先、また病状が思わしくなくて、再入院。
前回のような体力は無いように思うから、どうしても、子供の運動会を見に行きたい・と。
全身を覆うようにして、そっと息子の姿を見に来てらしたと。
主人にとってその父親は大切な幼馴染のバカ友で、キカン奴だといつも言っていて。
輝かんばかりの子供たちの姿。
掛けっこの得意な子も、怪我をして走れなくって 一生懸命 放送係の仕事をする子も、声をからして応援する子も。
堂々とエールを送る息子の姿を、リレーで全力疾走する息子の姿を、友人と肩を組む息子の姿を、その父親はどんなまなざしで見つめていたのかなぁ…。
私が泣いても、クソにもならない。
泣いて、あの家族にかつての日常が戻るなら、みんな沢山の人がありったけの涙を持ち寄るのに。
泣いたら、現実になってしまいそうだから、こらえなきゃと思う。
私が泣いても、クソにもならない。