父親の肉体を形作っていた様々な元素が、元の世界に還る時が来たようだった。
科学の知識は、肉親の死を少しだけ無味乾燥にしてくれた。
(「ジェノサイド/高野和明」 p24-25)
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今どんなに辛いことが目の前にあったとしても、少しマクロな目で眺めてみたら、たいしたことないように見えるかもしれない。
暗記は嫌いだったけど、知識は役に立つ。
5年以上前の一時期、こんだけネットが普及し、充実してる今、知識を蓄える意味がどこにあるんだろうか、とひどく疑問に思った。
しかし、個別の知識を有機的に結びつけ、新たな組み合わせによって新しいものを生み出す、ということができるのは人間だけだ。
それに、検索をしている時間すらないときだってある。検索をすることすらできないこともある。
抽象と具体の間を自由に行き来できるのも、人間ならではの技術なのだろう。
とはいえ、やはり親父が死んだら、泣くんだろうな。
太田、頑張れ。
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