命懸けの快楽 | 思いの坩堝

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モノカキになると誓った元単身赴任会社員の文章修行場です!

腹八分目が大事なのだと思う。

イソップ物語にこんな話がある。

ハエが家に迷い込んだところ、いい匂いがする。

ハチミツの入った壺が倒れ、ハチミツがこぼれて広がっていたのだ。

その黄金色の液体はきらきら輝きながら、えもいわれぬ良い匂いを放っていた。

ハエは嬉しくなってその蜜の池に降りたつと、早速ハチミツをなめ始めた。

それはいままで味わったどんなご馳走も色あせてしまうほどの美味しさだった。

夢中になってなめていると、手足が蜜でねばついていることに気がついたが、ハエはなおも蜜をなめ続けた。

そのうちあまりにたくさん蜜をなめ続けたので、ハエは自分の体が重くなっていることに気がついたが、それでも蜜をなめ続けることをやめなかった。

ハチミツの池で手足をばたつかせようとしても身動きが取れず、飛び立とうとしても浮かび上がることも出来ないハエは、とうとうハチミツの池で溺れて死んでしまった。

ハエは息が出来なくなる前に言った。

「ああ、哀れなものだ。
こんな短い快楽のために身を滅ぼすなんて…。」


身につまされるお話。
恐ろしいことです。

実生活は控えめに、妄想は過激・過剰に!