★★★★ あの頃ぼくらはアホでした/東野圭吾 | 思いの坩堝

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モノカキになると誓った元単身赴任会社員の文章修行場です!

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日が傾くのが早くなったなぁと斜め45度の駅員の真似をしながら遠い目をする人刀です。
入刀ではなく、人刀(ひとかたな)ですw
まあ、どっちでもいいけど。

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

再びの書評です。

最近はまり気味な東野圭吾氏のエッセイ集です。

ご自身の、中学・高校・浪人・大学の頃を振り返って書かれた軽いタッチの文章です。

面白くて面白くて、すぐ読み終わってしまいました。

大阪に対する憧れがまた一段と大きくなりました。

気取らず素朴でシビアで素直。なにより、笑いにあふれている(^∇^)

大阪弁の伝達力って、関東弁の比にならないように感じるのです。

言葉に嫌味がなく、ときにやわらかくときに辛らつに、状況や使い方に応じて、自由に変化をつけつつ、まっすぐ意思が伝えられる。

だってあなた、例えば、それほど親しくない人や目上の人の鼻から、毛がぴよんと出てることに気づいたときに、東京弁で指摘するのは死ぬほど難しいと思うんです。

「なんかついてますよ」

言われたほうもえらく狼狽するのではないか。

その点、大阪弁だったら、

「せんせ、鼻からこんちはってなんか挨拶しとんで」

と笑いにつなげられるんじゃないかと。

え?人によるし、言い方による?

そうかもしれないけど、そればっかじゃないと思うんです。

そんな意味で、売れっ子作家の売れっ子たる所以の一端を垣間見た気になる一冊です。

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

ちなみに、私も自分の過去を振り返って書いた記事があります。
興味とお時間のある奇特な方はどうぞ→ 昔話


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