実家とかみさんと友人と同僚と、かけてもかけても皆留守電か、呼び出し音が鳴るばかり。
きっとアメリカの陰謀に違いない(うそ)と思う人刀ですw

今回は、一冊の本をご紹介します。
書店で、キャッチーな題名に惹かれ、タイトルどおりの浅はかな考えをもって手にとった書籍です。
ちなみに、「キャッチー」というのは、「覚えやすい」という意味だそうです。
なんとなくニュアンスで使ってたので、具体的な訳語を調べたら、へえと納得しました。
13日間で「名文」を書けるようになる方法
明治学院大学で行われた言語表現法という講義の内容をまとめたものです。
調べたら、現在も行われているようです。
題名で損しているんじゃないかと思うくらい、素晴らしい内容です。
学生の頃、こんな講義があることを知ってたら、絶対受けたかった。
そしたら、今頃少しは違った生き方をしていたような気がします。
いやいや、今からでも遅くはないとは思いますが。
私が文章を書くということについて、山田詠美の作品やエッセイから、村上龍から、これまでに読んだハウツーも含めたあらゆる書籍から、ぼんやり持つに至ったイメージに、具体的な形を与えてくれるように感じました。
ところどころの引用文や、説明、はたまた生徒の書いた文章のあちらこちらで、背中に電流が走るような思いをしました。
例えば、スーザン・ソンタグの文章の中のこの部分の話
「自分自身について、あるいは自分が欲すること、必要とすること、失望していることについて考えるのは、なるべくしないこと。自分についてはまったく、または、少なくとももてる時間のうち半分は、考えないこと」
なぜなら、かけがえのない「私」は自分ひとりであるが、同時にそれは無限に存在するのだから。
また、ヘンリー・ダーガーの話は、涙が出ました。
「その「文章」は、世界の「外」にいた、ひとりの老人、その存在を誰も知らなかったひとりの老人を、その生涯にわたって支えるためにだけ書かれたのです。」の部分。なんという絶対的な孤独。
あるいは、次のような詩。
「自己紹介
私は背の低い禿頭の老人です
もう半世紀以上のあいだ
名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など
言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから
どちらかと言うと無言を好みます」
そしてそして、オバマ大統領の演説や、ラブレターや憲法や、左利きの話、犬のためのぶよぶよとして前奏曲等々の興味深いお話が続きます。
何より、高橋源一郎の淡々と生徒が自分で考えるように話を転がしていくところ、生徒と講師との一体感が素晴らしいと思いました。
書くこと、表現すること、生きること、自分を生きることについて、たくさんのことに気づかせてもらえる本です。
すごくお勧めです!
13日間で「名文」を書けるようになる方法
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