ジュノさんは、APANで5冠とな。びっくり

またまたすごい記録を達成。

おめでとうございます!照れ

 

今日は、キッチンの扉を磨き、

たつくりと黒豆を作りました。

後は出来合いで。爆  笑

 

紅白見ながら、映画の感想を仕上げます。

 

来年も宜しくお願い致します。

 

 

【監督】:ビム・ベンダース「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠

【脚本】:ビム・ベンダース、高橋卓馬

 

 

【制作】:柳井康治 ユニクロの人だよね?。

【制作年】:2023年 日本

【作品】:役所広司が2023年カンヌ国際映画祭コンペティション部門最優秀男優賞受賞

 

【見たきっかけ】:実は、私の仕事、

公園のトイレ清掃員さんの報告書に印鑑を押しているのです。

親しみと関心があり、役所広司さんも好きなので、

28日仕事帰りに観てきました。

 

 これこそが、完璧な一日

 

東京渋谷でトイレの清掃員として働く平山(役所広司)。

 

何も特別なことは起こらない単調な日々なのに、

集中して見いってしまいます。

それは、無駄が一切無い研ぎ澄まされた生活の中でも

ささやかな楽しみを見つけ

小さな幸せで満たされているから。


丈箒きで、毎朝掃き清められる音に目覚め、

朝一でグリーンに霧吹きをかける。

(ここ、私と一緒ですびっくりマークニコニコ

 

髭を整え、歯磨き、仕事。

毎日同じことの繰り返しなのに、
そこに有る細やかなホントに細やかな楽しみを慈しむ。

 

 

色んなデザインのトイレ

トイレを見て、これは、著名な建築家によって作られたに違いないとすぐわかりました。

すごくおしゃれで色もセンスが良くて、素材も様々、使い勝手も良さげ。

 

外からは透明で見通せるのに、鍵をかけると

すりガラス状に見えなくなるとか、すごい仕掛けですよね。

 調べたら

渋谷区内17か所の公共トイレは世界的な建築家やクリエイターが改修する

「THE TOKYO TOILETプロジェクト」によるものだそう。

 

これに賛同したベンダースがここを舞台に選んだようです。

 

役所さんのトイレ掃除の手順。

何度も練習して自分のものにされてますね。

鏡まで使って裏側まで完璧。

その丁寧な、仕事ぶりは観ていて癒される。

 

そこでの人間的な小さなふれあいの数々。
神社でサンドイッチ。

フィルムカメラで撮る木漏れ日。

風呂屋でさっぱりして、夜はグイット一杯。

そして読書タイム。

 

 

ミニマムな生活。何も持たないと思いきや、本は豊富。
読んでいる本で、とてもインテリジェントで上質な人だとわかる。
 

しかし、色んな若者たちが、彼のパターン化した生活を

さりげにかきみだす。

穏やかだった心にさざ波が立つ。

その一人 

柄本時生さんって、へんてこな若者ナンバーワンですよね。

怪奇な役とか。滝汗

平山に近づいた若者はきっと皆、彼が好きになっている。

 

休日は、いつもとちょっぴり違うパターンというのも

味が出る。

 

古本屋のお姉さんの選んだ本のコメントが、鋭いびっくりマーク

 いつもより落ち着いて飲めるスナックへ。

石川さゆりがいいんですよびっくりマーク

 

単調な生活が、退屈に見えないのは、

そこにセンスの良い音楽が色を添えているのもあり。

ジャニスジョップリン?

題名は知らないものなのばかりですが。

 

アナログなものに囲まれている。カセットテープとか。

Spotifyを、その店は何処に有るんだ?は笑えた。

 

演技論

ちょうどこの前のテレビで役所広司さんのことをやっていました。

役所さん、カンヌ受賞のスピーチで

「私は賞が大好きです。」

と言って笑いを少し取った話。

これは、その前のあいさつで女性が

「男性は賞が好き」と言ったのを受けて返したことば。

 

役所さんの「素晴らしき世界」

素晴らしい演技でした。

共演者さんたちが、裏話として教えてくれたこと

刑務所でミシンをかけるのですが、

ミシンがけかなり練習されたとか。

このくだり、ジュノが包丁やフライパン回し

練習してたこと思い出します。

 

前科者として出所するために、自ら網走まで出かけ、バスに乗り、

その景色を目に焼き付け、役柄の人生をたどっていたそうです。

そうやってひとつひとつ地道に丁寧な作業で

役を作っていくのですね。

 

ベンダー監督が役所さんを

「彼は、演技をしているのではない。

平山そのものになった」

と絶賛していました。

 

このことば、私が「自白」を見て

ジュノに対して感じたことではないですか!!

 

 

 

やはり、ジュノは今後、カンヌに行くことになる人でしょう

と予測しておきます。

 

※お越しいただきありがとうございました。

※写真お借りしました。