Netflix再開して、1週間で集中的に観ました。😅

久々の予算、ロケ、役者すべてにおいて力を尽くして作った感満載の大ヒット作

誕生ですね。

tvN視聴率「愛の不時着」を越えたとか。びっくり

夢中にさせられました。

 

なにがいいって、これはキム・スヒョンがいかにいい男かをこれでもかと

表出することによって

性格悪いヒロインの心を動かしていくところが見もの。

リ・ジョンヒョク並みの理想の男性像を描いています。

賢さや強さは対等として

可愛さでは、抜いています。

コミカルさも、上ですね。

母性本能くすぐる天才です。

【韓国放送】:2024年3/9~4/28  tvN   全16話

 

【制作】:スタジオドラゴン 文化倉庫シ ョーランナーズ

 

【脚本】:パク・ジウン(「僕の妻はスーパーウーマン」「星から来たあなた」「プロデューサー」「青い海の伝説」

              「愛の不時着」)            

【演出】:チャン・ヨンウ(「ミスターサンシャイン」「愛の不時着」)

 

     キム・ヒウォン(「カネの花」「王になった男」「ヴィンチェンツォ」「シスターズ」

【視聴】:Netflix

 

【お薦め度】:★★★★★

 

【特に気になる俳優さん】

 

ペク・ヒョヌ

(キム・スヒョン)

(このシーンのスヒョンが好き。よだれ

キム・スヒョンを初めてみたのは、「クリスマスに雪は降るの」

でコ・スの学生時代の役だったんだけど、印象は・・・

おいもっぽ。

垢ぬけてない感じで、

興味持ちませんでした。

 

「ドリーム・ハイ」で一躍人気でて、好感いっぱいに。

映画では、「シークレットミッション」が、

コミカルからの

思い切り振りきって

悲劇という感動をもらう。

「サイコだけど大丈夫」

も大好きです。

 

 

 

 

彼の魅力は、純粋な役ができる素の部分を持ち合わせている気がする。

きっと演技で純粋さって出せるものではない。

今回はまざまざと

見せつけられたけど、

彼の魅力を知っている監督と作家さんが女性目線で

引き出しているよう。

 

シルエットとか、とおまきの表情とかジュノ君に似てるなって思ってみてました。

 

 

ホン・ヘイン

(キム・ジウォン)

完璧な美人すぎて、好きになれなかったけど、今はいいと思う。

私の狩猟日誌 アニ、

「私の解放日誌」

の手拭い巻いた田舎の

寡黙で地味なお姉さんからの変貌よ。

サイコと思わせるきっつい性格で、わがまま放題の

仕事ぶり。

財閥ならではのファッションが何を着ても素敵すぎ。

複雑な心情を理解しての演技が上手い。

インタビューで、違う役なら誰を?と聞かれ、ペクヒョヌが魅力的だったから、ぺクヒョヌを演じてみたいたいと言ったジウォンさんは、男気があってカッコいいぞ❗

 

 

ユン・ウンソン

(パク・ソンフン)

カッコよく立ち振る舞っていて、スマートで声も良く

こういう悪役は

いい。

 

ホン・ボムジャ

(キム・ジョンナン)

「スカイキャッスル」では、初っ端から猟銃自殺。

「愛の不時着」では、

北の婦人会会長ヨンエssi

スノードロップで

ウン・チャンスの妻。

とにかく、奇抜な役がお似合いだわ。

今回は頼りになるイモ。

 

ホン・スチョル

(カク・ドンヨン)

この人は、雲に描いた月明り」の時から、

惚れこんでいて

「サイコだけど大丈夫」のカメオ出演でびっくりさせられた。

けどいつもこういう

楽しいキャラですよね。

演技も素も。

非常時なのにミネラルウォーターを要求してヘインに殴られる。

こういう軽いところが楽しい。

 

子どもをもつ役なので、

子どもの接し方を

リサーチして

のぞんだそうで、

余計に子に対する

愛情を感じたね。

 

 

コ・グレイス

(キム・ジュリョン)

この人お金のある方に寝返ってばかりで、わる~にみえたけど、

良心を失ってはいなくて、

情報屋として活躍。

世の中実際、どっちにもなびく可能性のある人が

多いのかも。

 

 

子役さん

 

イ・ジュウォン君

ウンソンの子役は、赤い袖先サンの子役さん。

大きくなったわね。

すれた役までこなせちゃう。

 

 

 キム・ドンハ君

ヒョヌの甥っ子は、KTLのク・ウォンの甥っ子ちゃんですね。

ちょっとひねててかわいい役。

 

 

  

 

ここからは↓

 

【ネタバレリーナ感想です】:

 

最初の

インターンがコピー機が使えないとかヘリで登場とか、

KTLからの引用か?

財閥あるある。

 

ラストへの

大げさな劇場型アプローチ(雪山、銃撃戦・交通事故のてんこ盛り)も、

よくある韓ドラの作り方だと思えるけど、

中盤が素晴らしい。

 

余命宣告とか、財産乗っ取りとか暗く沈んだりしがちな設定なのに、

笑いがいっぱいで、むしろそれのお陰で幸せになれたんじゃないという逆転性が面白い。

 

ヘインは「サイコだけど大丈夫」のソ・イェジに目とか似てると思えたし。

サイコに慣れてるスヒョンを感じた。笑い泣き

強い女性は今風。

 

ホン(紅)・ヘインペク(白)・ヒョヌで紅白で戦いを意味するため

口喧嘩が多いのだそうです。

 

離婚したくてもできそうになくて追い詰められていたヒョヌが、

ヘインの余命を聞いて喜び、スレギ夫と言われるけど、

「私の夫と結婚して」みたいに、お金目当てではなく、

あくまで別れる方法がそれしかないからというところでは、

スレギとは違うと思う。

私はその場面、別れたいけど死を望んでないので衝撃を受けたように感じた。

 

むしろ、あんなに婿にひどい仕打ちをする家族。

家族同士ですらも、愛情の欠片も表現しないで、お金やしきたりに固執する

ぶっとんだクレイジーな人たちこそおぞましく、逃げ出したいばかりの気持ちの方が理解できました。

 

そして迫り来る危機に対して、なんておバカなの~財閥がそんなおばかじゃ務まらないでしょうが。

と突っ込みたくなりましたね。

しかしいつも悲愴にならずに、すれ違い、行き違い、が笑いを呼び。

ブラックユーモアてんこ盛り~。

 

好きな場面や感動の場面

 

ホン・ヘインが素敵なのは、どこまでも強がりで、凛と立っているから。

離婚取り消し指輪をプレゼントされたのに、

貰えないと断ってしまい、ひっそりと大泣きするヘイン。

 

それなのに、こっそりつけてみて

ばれちゃって、流行の分析してるだけって強がって。

 

でもやっぱり、貰うことにするっていう

調子のよいとこ可愛い。そこを喜ぶヒョヌも可愛い。

 

 

「人は誰でも石ころを抱えている」という名言。

は耳野郎の人キム・ヨンミンssi。

悪役が続いていたけど(ドーベルマン刑事・私のおじさん)

こういうホンワカした役がいいな。

 

間違えて付いて行ったウンソンの車に閉じ込められたたときの

ヒョヌの「ヘイナびっくりマーク

という怒声がすてき。ラブ

 

ヘインも「ペク・ヒョヌびっくりマーク」と思い切り怒鳴った場面があって

どこか忘れたけど、すてき。

 

渾身の、怒りでなく、助けるための怒鳴り声がかっこいい。

 

 

 

ヒョヌがいかにかっこいいか

 

一家を救うために弁護士として頭脳を駆使する。

こんな婿最高じゃん。

三つ揃いスーツが素敵。

顔もスタイルも最高レベル。

 

イノシシの前に立ちはだかる男。

彼女の代わりに銃で撃たれる。

ボクシングもでき、水泳で命を救い、

不死身な強い男

 

何より、かわいい。

酔うと一段と可愛い。

この可愛さには、参りました。

ヨンスカ~。

 

当然に優しい

 

 

何度も彼女のために涙を流す姿の美しさ。

 

こんなナンピョンが欲しいです。

私のナンピョンになってください。

 

頑ななヘインを変えるのは

 

記憶と命なら、記憶を選択するというヘインに

みんなでオンライン説得をする

涙ながらの、みんなからの心配の声に

揺らぐようで変わらない。

 

焼き餅作戦に打って出るヒョヌ

前腕筋を出して、女性の目を引き付ける。

見事に引っ掛かり、目くじら立てるかわいいヘイン。

この、すましたヒョヌが魅力。

 

結局は

車のガラスを素手で割ってヘインを助けようとした

激しい愛と哀れに泣き崩れる姿に、母性本能を揺さぶられ

生を選択する決意をしたヘイン。

 

やっと手術を受けることに

記憶を失ってしまうことで目覚めたときに

「私ひどいことをするかもしれない」という

ヘインに対して、

言うと思った。

「慣れてるから大丈夫!」

こういうエスプリの効いたセリフがふんだんにあって楽しい。

 

送り出すまで気丈に振舞っていたのに、

送り出してしまうと情けなく泣き崩れる姿よ。

このギャップ。

 

こんないい男を絶対に離さないというヘインの思いでドラマが流れる。

手帖が奇跡的に戻って

記憶の大きな助けになる場面も

良かった。

 

 

最後の銃撃戦までは、まあありえんことだらけで。

車にはねられて、歩けるか?

 

イ・ミスクssiの悪役は多いけど、最初のお上品からの

最後

裁判で激しく悪あがきする

醜い姿に、

女優さんってよくここまでできるなあと感心。

映画「スキャンダル」で、ヨン様の相手役。

本当に美しい方で好きです。

 

 

軍検事ドーベルマンでも、最後の場面似てました。

あの美しい姫様、朱蒙のお母様を演じたオ・ヨンスssi

裁判所で感心するほどに醜く喚き散らして。

あんな汚れ役も女優としては

大事なのね。

 

このドラマのテーマはシンプルで

問題が起きたら我慢したり、ごまかしたり、後回しにせず、

すぐに話し合いで解決して、齟齬や誤解を招かないようにしよう。

 

愛・友情・節操・義理 こういった、目には見えない

抽象名詞が本当は大事なんだ。

 

ラブシーンが適材適所、的時間でうっとり。

無意味なラブシーンが延々と続いたあれとは

大違いです。

 

 

 

 

 

サンスーシー宮殿はいつか行ってみたいです。

幸福の王子の舞台だったのか。ドイツにあるのね。

知らなかったな。2回行ったけど。

大好きな話。

 

 

※お越しいただきありがとうございました。

 

 

※写真お借りしました