■ 私は私を壊していく
最近、ますます
『コツコツ継続する大切さ』を
実感しています。
ちょっとチャレンジしてできないから
諦めてしまう自分を
変えていきたい理由があるから。
頑張って続けていること、ありますか？
《これまでのお話》
《前回のお話》
◆ 一緒にいるから。
恐怖がフラッシュバックし、
同時に体の内側から痛みが走る。
息をするのもしんどいくらい苦しかった。
『俺のとこに戻ってこい！！』
彼の怒鳴るような声で我にかえる。
どこにいても、
結局私には恐怖がつきまとう...
誰かといても、
こうして不気味な姿をさらして
距離をとられるんだ...
そんなむなしさと
諦めが胸を覆い尽くす。
今、こうして彼のそばにいられるけれど、
彼のアパートさえも
私には気になることばかりだったのだ。
玄関に置いてあった、
いつのかわからない盛り塩...
下駄箱の上の謎のお札...
聞けば、彼が『ある人』から
言われるがままに玄関に置いて
そのままにしていたものだった。
悪いものを遮るどころか
逆に引き寄せる元凶になっていたようだった。
夜な夜な天井から聴こえる
足音と低い話し声...(上に部屋はない)
寝室の隣の部屋に感じる
明らかな人の気配...
ドアの隙間から
誰かに見られているような感覚さえする...
だけど今はただ、
彼がいてくれるだけで心強い。
(私は何も視えない...感じない...)
そう思うようにした。
目が覚めると隣には彼がいた。
夢じゃなかったんだ...。
『もう大丈夫。一緒にいるから。』
すごくすごく嬉しかった....のに...
私は私自身を壊す人生を始める1歩を
踏み出してしまった。
生きてる人間のほうが
何倍も恐ろしいことを
後に痛感することになる。
〜つづく〜
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