■ 時間の感覚が狂い、正気を失う

 
 
 
LINEアカウントにご登録下さっている方から
『当時を思い出すのって怖くないんですか?!』
というメッセージをいただきました。
 
答えは、ズバリ怖いです!!
 
 
だからこそ、気づけることも
たくさんあるのかもしれません。
 
 
 
《これまでのお話》
 
《前回のお話》
◆  赤い怒り
 
 

 

車はうんともすんとも言わず、

 

移動すらできない。
 
運転していた男友達は
恐怖のあまり車から降りたくないと言う。
 
 
 
(苦しい...帰りたい...)
 
 
この感覚が自分のものなのか、
もしかしたら『別の感覚』なのかもわからず
ただただ不安で体が震える...
 
 
 
(みんな、視えてたらかなりヤバイな...)
 
 
 
 
そう...
 
車が停まった場所は、
 
上が火葬場、周囲がお墓だったのだ...
 
 
 
恐怖で車からは降りられない。
 
 
何度も何度も、
エンジンをかけようと
鍵を回しアクセルを踏むが
一向にかからない...
 
 
 
 
 
ガタンッ!!
 
 
 
 
『なんなんだよ、さっきからガタガタガタガタうっせーな!!!』
 
 
恐怖と苛立ちから男子3人は騒ぎ始めた。
 
 
 
 
 
 
『な、なんだよ!ネコじゃん?!』
 
 
 
ここは高台で山の上。
 
 
四方はお墓。
 
 
住宅は、見渡す限り、ない...
 
 
 
『ねぇ、どうすんの?!帰れるの!?怖いんだってば!!!』
 
 
 
私以外の女子2人は
とうとう泣き始めてしまった。
    
 
 
その時だった。
 
 
『な、ななな...なぁっ!!ま、まど!!まままままどっ!!!』
 
 
 
ギィィィ....ッ
 
 
ギギィィィッ....ギッ....
 
 
 
(声が出ない!!)
 
 
 
『はぁっ?!何黙ってんの!!?あんた、バカなんじゃん?!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドンドンッ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『やめてぇぇっ!』
 
 
 
A子は恐怖のあまり、
半狂乱で暴れ始めた。
 
 
 
私はパニックになりながら
A子の背中に持ってきていた
浄化用の塩を振ったが、
おさまるどころか
怪力で腕を握りつぶしてくる...!!
 
 
 
 
窓を叩く無数の手形を視たみんなは
気が狂ったように泣いた...
 
 
 
過呼吸になりながら、
なんとか自分だけは
正気を保とうと必死だった。
 
 
 
 
(このままだと、確実に呑まれる...!!)
 
 
本気で身の危険を感じていた。
 
 
 
 
車の時計は
午前2時をさしている。
 
 
 
 
 
 
『アンタ...』
 
 
『ユルサナイカラ・・・』
 
 

 
 
〜つづく〜

 

 

 

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