父のこと21 薬の調整で... | YUNHI My Room

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先週の日曜日 父が入居している施設の運営会議がありました。

その前に 父に会いに行ったので いつもより少し早い時間の面会になりました。

 

エレベーターの扉が開いて 目に飛び込んできた父の後ろ姿は

頭を起こしていることもあって いくぶんシャキッとして見えました。

声をかけると 目も開いていました。

目があった! という実感は 久しぶりのことでした。

相変わらず ごにょごにょと呪文を唱えてはいましたが

一言二言なら 会話もできました。

 

朝ごはんも食べましたよ と。

 

昨日は 今日よりもクリアだったそうです。

今日は 昨日より 独り言(呪文)が多いかも と 看護師さん

 

「この人(=私) 誰?」という 問いかけには

「誰だったかな・・・」←クリアでは無かったけれど そう判別できる言葉でした 

「ヒントは ね ! で 始まるの」

「ヒント???」 ← そう言いながら 結局 残念 名前 出てきませんでした

「・・・・」 ←表情からは 認識している感じはあったんですけど ね

認識すら どこかに飛んでいってしまう日も近いのかなぁ

 

興奮を抑えるために きつい薬を使って 行動を抑制していた時は

頭を垂れて 車いすで寝ている状態が多かったんですが

今は 少し落ち着いてきたようで

薬も 少しづつ状態を見ながら 調整してくれているそうです。

結果 起きている時間も長くなって 食事も食べられるようになったと

そんな父の姿を見ていると 薬の調整で ずいぶん状態が違うということを実感します。

その匙加減が 本当に大事なんだと あらためて思いました。

日々の状態を把握して お医者様に伝えて薬の調整をしてもらうのは

在宅では難しいなと思いました。

 

会議が終わって もう一度会いに行くと

昼食を食べ終わったところでした。

トレーに乗っているお皿は すべてきれいになっていました。

「完食ですか?」

「はい 全部食べましたよ」

 

食欲~食べる意欲がある のは 嬉しい事です。