先週の日曜日 父が入居している施設の運営会議がありました。
その前に 父に会いに行ったので いつもより少し早い時間の面会になりました。
エレベーターの扉が開いて 目に飛び込んできた父の後ろ姿は
頭を起こしていることもあって いくぶんシャキッとして見えました。
声をかけると 目も開いていました。
目があった! という実感は 久しぶりのことでした。
相変わらず ごにょごにょと呪文を唱えてはいましたが
一言二言なら 会話もできました。
朝ごはんも食べましたよ と。
昨日は 今日よりもクリアだったそうです。
今日は 昨日より 独り言(呪文)が多いかも と 看護師さん
「この人(=私) 誰?」という 問いかけには
「誰だったかな・・・」←クリアでは無かったけれど そう判別できる言葉でした
「ヒントは ね ひ! で 始まるの」
「ヒント???」 ← そう言いながら 結局 残念 名前 出てきませんでした
「・・・・」 ←表情からは 認識している感じはあったんですけど ね
認識すら どこかに飛んでいってしまう日も近いのかなぁ
興奮を抑えるために きつい薬を使って 行動を抑制していた時は
頭を垂れて 車いすで寝ている状態が多かったんですが
今は 少し落ち着いてきたようで
薬も 少しづつ状態を見ながら 調整してくれているそうです。
結果 起きている時間も長くなって 食事も食べられるようになったと
そんな父の姿を見ていると 薬の調整で ずいぶん状態が違うということを実感します。
その匙加減が 本当に大事なんだと あらためて思いました。
又
日々の状態を把握して お医者様に伝えて薬の調整をしてもらうのは
在宅では難しいなと思いました。
会議が終わって もう一度会いに行くと
昼食を食べ終わったところでした。
トレーに乗っているお皿は すべてきれいになっていました。
「完食ですか?」
「はい 全部食べましたよ」
食欲~食べる意欲がある のは 嬉しい事です。