いつも僕の重すぎる愛が、君の肩にのしかかっていたのだろうか。
僕よりも君を幸せにできる人なんて、この世にいるわけない、と本気で思っていた。
その傲慢さが、君を苦しめていたことにも気づかないまま。
恥ずかしそうに笑って、子どもみたいにはしゃいで、柔らかく優しい目をしてる君が好きだよ。
あの、屈託のない笑顔を見るたびに、僕はどんなことでも許せる気がした。どんなことも乗り越えられる気がした。
でも、知っていたんだ。たまに君が、どこか違う方向を見てることも。
僕ではない、もっと遠い何かを、君の瞳が捉えていることも。ぜんぶ。
君のいない世界なんて意味がない。だって、僕には君だけだから。
ごめんね。愛が重過ぎて、空回りしてた。
もし、あの時、もう少しだけ冷静になれていたら。
もう少しだけ、君の気持ちを優先できていたら。