今日は、冬至。1年で一番昼の時間が短くなる日。

 
陰が極まる今日を境に、陽に向かう。ということで、「一陽来復(いちようらいふく)」
ここから運気が上がる。とも。
 
 しばらくは、夜が長くて寒い日ばかりが続く…と思うとちょっと憂鬱になりますが、ここから運気が上がる、、と考えるとちょっと前向きになれますね。
 
 
 

 湯圓(タンユェン)

 

湯圓(タンユェンは、台湾で冬至に食べられる白玉団子の入ったスープスイーツ。

 

 白玉団子は、紅白のものや、

中にピーナツ餡、黒ごま餡を入れたものなど様々

また甘いものだけでなく、小籠包のようにミンチを入れたものなどもあるようです。

 

 

 亡くなった台湾人の祖母が「冬至に食べるもの」としていつも作ってくれていたのは、

紅白の白玉団子とピーナッツを入りのかなり甘めで生姜の効いた味でした、

 

  今年は、白玉団子によもぎの葉を練りこんだものと
黒ごま餡を入れたものを作りました。
 


よもぎは気血水の道筋を温めながら通す働きがあるので、寒い時期にピッタリ!
黒ごまは、血を補い身体を温め、身体に潤いを与えてくれます。
よもぎ、黒ごま共に冬に守りたい「腎」を補う働きがあります。
 
【簡単黒ごま餡の作り方】
黒ごまペースト大さじ1、黒糖小さじ2(なければ粗糖、きび糖など)、黒ごま小さじ2~3をボウルに入れてよく練る
 (白玉団子で包めるように。少し硬めに作るのがおすすめ)
 
【スイーツスープの作り方】
鍋に、水、生姜絞り汁、黒糖(なければ粗糖、きび糖などを入れて、火にかける。
(甘さ・生姜の効き加減は、お好みで)
 
白玉団子を茹で、器に入れて、熱々のスープを注ぐ。

 湯圓に入れる白玉団子には、「家内安全・家族円満」の願いが込められているのだとか。

 

 また温かいものを頂くことで、寒さから身を守り、「陽」のエネルギーを身体に取り込む意味も。

 

 薬膳の勉強を始めてからあらためて、

寒いこの時期に食べる湯圓が懐かしく、また大切にしたい食文化だなと感じるようになりました。

 

   外から帰ってきて、甘くてあったかい湯圓を食べると

 自然と笑顔になれますよ💕