私が学ばせていただいている国際薬膳学院主催の「暮らすように学ぶ台湾薬膳ツアー」に参加してきました。

 


2年前に参加した「暮らすように学ぶ香港薬膳ツアー」に続く、マニアックな薬膳に特化した旅です。

 

「薬膳」がごく普通に暮らしに溶け込んでいる台湾。

今回は、学院長赤堀先生の台湾人のご友人文芳さんに案内していただきました。

 

 台湾のことならなんでもお任せ👍の文芳さんのおかげで、とてもディープな旅💕

 

まずは~食べる編~

初日の夕食は、酸菜白肉火鍋料理


 酸菜白は、白菜と塩を重ねて半年寝かせておいたもの。

これを鍋にたっぷり入れて、豚肉やエビ団子、きのこ類などの具材と一緒に火鍋で煮ます。

 

ニンニク、ショウガ、にら等の香味野菜、ごま油、ゴマペーストなどたくさんの調味料を使ってオリジナルのたれに。

 


最初は酸味が少し強いですが、いろんな具材を入れているうちに、どんどんスープが複雑でまろやかな味になっていくから不思議

お腹がいっぱいなのにどんどん食べられちゃう(笑)

 火鍋以外のお料理もこれまたおいしい!

 


餡入りの団子の上にピーナッツの砕いたものをかけたデザート


気候が温暖な台湾でも、冬場はこの火鍋をよく食べるそうです。

「身体を冷やさない」が当たり前の食文化なんでしょうね。 素敵ラブラブ

 

2日目の昼食は 漢方薬局併設のレストラン

お店の前から漢方薬の香りが~

 


店内は、地元の人でいっぱい。若い人が多いことにちょっとびっくり。ランチに薬膳スープが日常なんですね😊



・四物湯(血を補う)

・十全大補湯(気と血を補う)

・人参養気(体力と気を補う)

・涼補(体の熱を冷ます)

この4種類の漢方スープをベースに鶏肉と(干し貝柱orアワビ)が入ります。

私は、十全大補に干し貝柱を選びました。

 


お味は??

この色からは想像できないあっさり味。というか、塩気がちょっと足りないなぁ、が正直な感想

文芳さんによると「薬膳スープは必要最低限以上の塩は入れない」そうです。

 

あっさりしているけど、飲んでいるうちに素材の味がじんわり身体に染み渡っていく~ そして身体がポカポカ❤️

かなりたっぷりの量のスープ、残すなんてもったいない!

雑味がなくて、スーッと身体に入っていくのは、余計なものが入っていないからでしょうね。

 

2日目の夕食は客家(はっか)料理


このお店も、地元の若い人で溢れていました。


客家とは、漢民族のの1つで、移住先では先住民から見るとよそ者、客家と言われ独特の文化を持つようになったといわれています。

 

肉体労働が多かった客家の人達を支える食は、味付けがしっかりしていてボリュームのあるのも多く、

また燻製や酢漬けなど、食材を丸ごと使い切る保存食をうまく使っています。


甘めのタレと豚の脂をかけたご飯
この上におかずを乗せて食べるのが客家流


食後の擂茶(れいちゃ)

擂茶は雑穀や豆を擂(す)ったものにお湯を注いだもの。

お茶というよりお汁粉のような優しい甘さ


3日目の朝食は、

台湾ではポピュラーな朝ごはんを体験

小籠包は安定の美味しさ

少し甘めの豆乳は、さっぱりして飲みやすい

おぼろ豆腐に油条(甘くない揚げパン)を入れたもの、あっさりなのにダシがきいて美味しい!

クレープ卵焼きを巻いたようなもの

ほんのり甘くて優しい味

ご飯のラップサンドのようなもの

中身は、油条と豚肉のでんぶ

サクサクとしっとりの組み合わせが美味しい!

 

あっさり目のクロワッサンのようなパンに油条を挟んだもの

シンプルだけど美味しい!

 

揚げたての油条は、豆乳に浸したり、具材として挟んだり。日本にもありそうなのにな〜。

 この日は日曜だったせいか、家族や友人達と大勢で来ている人で、店はずっと超満員。


朝からみんな元気いっぱいです❗️


次は買い物編を書きたいと思いますのでお楽しみに💕