読書感想文的書評 -26ページ目

読書感想文的書評

書評などと言えるものではございませぬ。

狗神 (角川文庫)/坂東 真砂子
¥525
Amazon.co.jp

エロ怖い。


ずんずん読んだ。




田舎はエロい。


都会のようにロマンチックにはいかないから、なーんかナマナマしい。



そんで怖い。


夜は暗いし。


狗神様も怖いけど、閉鎖的な田舎の環境はもっと怖い。




そして善光寺のアノ真っ暗なところ。


だいたい毎年善光寺行ってるのに、怖くていまだに入ったことない。


そんでこんなん読んだらもう絶対入らない。




リヴァイアサン (新潮文庫)/ポール オースター
¥700
Amazon.co.jp


誰かの物語を書くためには、


それに付随する他の誰かの物語を書く必要があり、


結局のところ、


他人との些細な関わり合いで物語りは変わり、終わる。




一人の爆死した男の半生は、


語り手自身の物語でもあり、


それに関わりあった人たちの物語でもある。





うまくできてるものですね。







青い蜃気楼―小説エンロン (角川文庫)/黒木 亮
¥660
Amazon.co.jp

【盛者必衰】じょうしゃ‐ひっすい


―無常なこの世では、栄花を極めている者も必ず衰えるときがあるということ。



1997年の山一証券破綻に続き、今回は2001年のエンロン破綻について。


この前の山一証券の話よりはちょっと専門的な話が多いので、そこそこ金融知識がないと難しいかも。




同時テロのあったあの年、当時のアメリカ史上最大の企業破綻があった。


当時僕は大学4年で就活してたのによく知らなかった。


証券会社で働いている今は理解できる。


こりゃやばい。



山一証券のときもそうだけど、企業の会計ってのはどーなんてるんだろ。


帳簿上で見栄えがよければいいもんなのだろか。


表面上の数字を信用して投資した投資家たちはどうなるんだろか。



この作品中では興和証券となっているけど、日興はこれでMMFの元本割れが起きた。



去年、日興コーディアルグループで不明瞭な会計処理でドタバタがあった。


正直、そんな大きな問題だとは思ってなかった。


今になって問題の大きさがわかった。


エンロン破綻を招いたスキームと同じだ。




今となっては、この前のリーマン破綻が史上最大。


きっとリーマンの話もそのうちこんな小説になるんでしょう。




相剋の森 (集英社文庫)/熊谷 達也
¥840
Amazon.co.jp


相剋 <そうこく>


―対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。

 「理性と感情が―する」



理性と感情が―ってのはいい例文。



現代において熊を獲ることが必要なのか、という理性。


マタギという文化を守りたい、という感情。



こういうメッセージ色の強い作品はあまり好きではないんだけど、
『邂逅の森』読んだらこれ読んでみてください。