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読書感想文的書評

書評などと言えるものではございませぬ。


読書感想文的書評


なかなか忙しくて、このところ全く本を読めてないのです。


なのにこんな映画を観に行ってしまうわけです。



今まで全シリーズ劇場で観てきたので、ここまできたら全部見るっきゃないわけで。


“ウルヴァリンの過去”というシリーズ通して謎になっていた部分が明かされるという、なんとも気になる内容だからしょうがないのです。



そして悔しいことに、この映画でもまた次回作への含みが残されて終わっているのでした。



またいつか観にいくんでしょうな、僕は。




風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)/森 絵都
¥570
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三浦しをんの『まほろ駅前多田便利軒』と一緒に直木賞を受賞した作品。



しをんさんのよりよかった。




森絵都というと子供とか青春系のイメージがあったのだけど、こういうのもあったのね。



自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。


…と裏表紙に説明してあるけど、そのまんまです。



表題作もよかったけど、僕としては『守護神』と『ジェネレーションX』がよかった。




まぁちょっと話ができすぎてる感じと、物足りない感じがしてしまうんだけど、そこは短編なのでよしとしましょう。





新選組読本 (光文社文庫)/日本ペンクラブ
¥940
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もう新撰組についてはだいぶ読んだんだけど、ブクオフでこういうのを見かけると、つい他のを差し置いて買ってしまう。


司馬遼太郎の他に子母澤寛などビックネームの作家がズラリ。



中でもやはり司馬氏の『王城の護衛者』が興味深い。


最後まで徳川を守ろうとした松平容保と会津藩。


京都守護職という貧乏くじを引くまでのいきさつを考えると、彼らの武士道精神てのはすごいですな。



あとは八木為三郎老人の話しが面白かった。



よく考えたらまだ子母澤氏の本と永倉の本を読んでなかったな。



僕の新撰組研究はまだ先が長そうであります。





ララピポ (幻冬舎文庫)/奥田 英朗
¥630
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6編からなる短編で、6人のどうにもならん物語。



それぞれがどんどん落ちていって、どうにもならなくなって・・・


という感じは同じ奥田氏の『邪魔』にも通じる部分はあるんだけど、そんなに暗くもないし、最後まで読めば読後感も悪くない。



…てかね、


とりあえずどれとってもエロい。


エロいって言っても官能的ってわけではないんだけど。


なんつーかなー



広い世界でこんな人たちもいるのね、って感じで読んでみてくださいな。



シャングリ・ラ 上 (角川文庫)/池上 永一
¥780
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シャングリ・ラ 下 (角川文庫)/池上 永一
¥780
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引越しやら何やらでやっとこさ読み終わりました。



地球温暖化により資本主義経済から炭素経済に移行した近未来世界。


世界はCO2を削減した国が潤うという経済システムになった。


東京は森林化され、人々は天空へ伸びるアトラスへと移住したが、移住できないものはジャングルとなった東京で難民となり、またしても格差社会を生んだ。


少年院から出て難民の反政府ゲリラの総統となったクニコは格差社会の打破のために立ち上がった!



ざっとこんなあらすじ。



設定は非常に面白い。


この設定からすると大人向け・・・のはずなんだけど、ストーリーは完全にドラゴンボール仕立て。


クニコは小さいころから不思議な力があり、武術の英才教育を受けているので、女子高生ながら制服姿でバッタバッタと敵をなぎ倒す。


どんどん人が死ぬ。


んでまた強い敵がいて、死んだはずなのだが何度もクニコの前に立ちはだかる。



んでそこに池上氏らしくサブカルチャー的・オカルト的神話が織り込まれていて、もうテンコ盛り。




一体誰を対象にした小説なのか的がしぼれていない。


大人向けの設定に、少年ジャンプのようなストーリー。


こりゃあアニメ向けだろうと思っていたら、しっかりマンガとアニメになっていました。




すげぇなーと思ったのが、これが2004年ころに書かれた小説だということ。


リーマンショックによって資本主義がグラつき、たくさん就職難民を生んだ昨今とかぶる部分が多い。


実質炭素とかけ離れた経済炭素という設定は、リーマン以前の実質経済とかけ離れた株価や不動産価格を思わせる。



なんだか無茶苦茶なストーリーなのだけど、読んでしまうわけですな。



この設定を抜きにすると、魁男塾か聖戦士聖矢の後半のようなカオス状態になっているので、はっきり言ってわけわかんないです。



僕もこの小説を褒めていいのか、けなせばいいのか、面白いのかつまんないのか、よくわかんないです。



アニメかマンガで見るのが無難でしょう。



筒井康隆が巻末の解説で『テンペスト』を傑作と称しているので、そちらに期待です。