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読書感想文的書評

書評などと言えるものではございませぬ。

東京バンドワゴン (集英社文庫)/小路 幸也
¥580
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ホームドラマ。


サザエさんとかちびまるこちゃんとかって毎回何か大きなことが起こるわけじゃないんだけど、なぜか見てしまう。

どこの家庭も家族それぞれ性格違うし、増えたり減ったりするし、ドラマそのものですものね。



そしてこの古本屋「東京バンドワゴン」一家。



じいちゃんは人情のある頑固者。イメージは寺内貫太郎のアノ人


父ちゃんは伝説のロッカー。イメージは完全に内田裕也。


長女は未婚の母で画家。ドラマ化なら石田ゆり子(おでの希望)。


長男は元大学講師のフリーライター。


父ちゃんの愛人の子も同居。プレイボーイ。ジャニーズ枠だな。


その他、孫(今なら子供店長使うだろうな)やら猫やらの8人家族。



そして死んだばあちゃんが語り部で、めんどくさい各々のバックボーンなどはおまかせといった具合である。


人情あふれる東京の下町を舞台に、それぞれオサレな感じの仕事しとる家族。



わりと淡々と物語が進んでも読んでしまうわけです。



んでコレの続編が出とる出とる。


シリーズモノは2作目で飽きるのが常なのだが、飽きがこなそうなのがホームドラマのいいとこですな。





新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)/森見 登美彦
¥562
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中島敦 『山月記』

芥川龍之介 『藪の中』

太宰治 『走れメロス』

坂口安吾 『桜の森の満開の下』

森鴎外 『百物語』


というあまりにも有名な5つの作品を売れっ子・森見がカバー。


いかにもそそられる感じであるが、僕は5つとも読んだことない。


若輩なものですいません。



果たして原作を知らないままに読む者にとっては、原作との共通点だとかはさっぱり理解できず、森見氏のオリジナルとして読むしかないわけですな。


僕が森見氏の作品で期待しているのはやはり笑いなのです。


『走れメロス』は森見氏のドタバタワールド満載で笑えたのだけど、他4篇はちょっとねぇ・・・



森見氏の熱烈なファン以外は買う必要ないでしょう。


『走れメロス』だけ立読みで十分十分。



カバーだとかリメイクって言い方は色々あるんだろうけど、オリジナルを超えるのは無理でしょう。

(読んでないのにすいません)


売れてるからって便乗してる感があってイマイチ入り込めないんですな。





話変わるけど、どうですかねアラサーのみなさん。


EXILEの『Choo Choo Train』とかコウダクミの『WON'T BE LONG』。


なんとなーくイライラしませんかね?


(つるのの『M』はアリだったりすんだけど)










フィッシュストーリー (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
¥540
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fish story 《米略式》 ほら話、まゆつばもの

―ジーニアス英和辞典より


伊坂幸太郎の短編集というと『チルドレン』みたいになんだかんだでつながってるんだろう、と思ってたんだけど、コレは全く違う短編が4編。



表題作の『フィッシュストーリー』は面白かった。


いや、ホントによかった。


他の3つは正直うーん・・・・







まぁそんなことより明けましたね。


新年です。


おめでとうございます。



わが国は大晦日からとんでもない大雪です。


一晩で腰まで積もり、元旦は丸一日雪堀りしてました。


雪かきではございません。


雪ほりです。



というわけで筋肉痛スタートとなりましたが本年もよろしくお願いします。







ゼッコーチョウ―書き続けた高校長通信/郷道 哲章
¥1,365
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一緒に英語科で働いている同い年の先生から借りて読んでみた。


長野県のとある高校の校長先生が実際に書いた学級通信ならぬ校長通信をまとめたもの。




学生のとき学級通信なんてもらっても自分じゃ全く読まんし、家に持って帰る前に捨ててた気がする。


ましてや校長の書いたものなんてどーせ教訓みたいなのばっかでつまらんだろうと思うわね。



しかしこれメチャメチャ面白い。


時間無くて本読めねーなんて言ってたオラが(追試の監督中とかで)1日で読んじゃったよ。



長野にこんな校長がおったとは。。。と思ってたらオラの母校で教頭もやってた。



自分のことをゼッコーチョウって呼ばせる校長。



あなた、学生時代に校長先生としゃべったことありますかね?



ねーなーって人、是非読んでみて。



エッセイでオラにこんなにヒットしたのは久しぶりでございます。


作家の書いたやつより全然おもろいで。



不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))/山崎 豊子
¥860
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「仕事が忙しくて本が読めない、というのはただの言い訳」


と、この前テレビで言ってました。


はいはい、そーですね。



でもね、いろいろあったんですよこの4ヶ月。


東京→長野に引越し、


クルマを買い(新車だよ!新車!)、


証券マン→無職→高校教師という意味不明な転職をし、


結婚(マジで)。



どうだ!!


本なんて読んでられっか!!




そして先日なんとか『不毛地帯』2巻まで読み終わった。


夏に鼻息荒く5巻全部を珍しく新品で一括購入し、ドラマになる前に読了するはずがこんなんなっちゃいました。


ちょうどTVドラマでやっているので、なんかミーハーなやつとは思われたくないんだけど、ミーハーなやつなのでしょうがない。



1巻は主に主人公で元陸軍参謀の壱岐のシベリア拘留の回想。


うちのじいちゃんはケガしてたから終戦と同時にフィリピンからすぐ帰って来れたけど、太平洋や中国で戦っていた兵士の中には終戦後も戦っている方たちもいたわけで。


知ってはいながらも、ここまで生々しく描かれていると結構凹みます。


壱岐はなんとかシベリアから生還し、商社という全く畑違いの会社で働き始め、2巻へつながっていく。


戦後の高度経済成長期に入り、企業間の戦いも激しさを増していく中、壱岐もまたその泥仕合にまきこまれていくのですな。




僕にとってとても興味深い話だし面白いんだけど、なぜか全然進みません。



山崎豊子を読むには体力いるわ、やっぱり。




今はもっとフワッとした感じの本を読んだほうが良さそうなので③~⑤はまた無職になったときにでも読みます。



しかしながら学校の図書館にフラっといくと『中原の虹』や『テンペスト』などのガッツリ系に目が行ってしまう今日この頃。



なんかオススメあったら教えてくださいませ。