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読書感想文的書評

書評などと言えるものではございませぬ。

ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎
¥1,680
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伊坂作品はこのところハズレが多かったので、なんかの大賞を獲ったって聞いたので図書館へGO!


・・・貸出中。


「そろそろ返却期限過ぎるからちょいとお待ちを」という司書の先生の言葉を信じ、待った待った。


いい加減返さない生徒を捕まえてやろうかとイライラしているところに、卒業式前になってやっとこさ借りれた。


3年の仕業だったか。




伊坂氏のアタリ作品はだいたい一晩で読みきってしまうくらいの吸引力があるんだけど、3日くらいかかった。


待たされ過ぎて期待が膨らみすぎたかな。



オズワルドにされるぞーってなストーリー。


どんなラストが待っているのか、黒幕は一体何なのか、ワクワクワクワクしてたんだけどなぁ。



ここまで書いたならもうちょいスッキリさせておくれよ。


まるっきりJFKと一緒ぢゃないか・・・



そんでもってコレをどう映画化したんだろうな。


映画見た人もガッカリしたんでないのかねぇ。




おでは読んでる途中に友人から『レディ・ジョーカー』の文庫化という超ビッグニュースをいただいたもので、もうこの本のことはどうでもいいや。


10年待ったファンの皆様、3月27日・新潮文庫より発売ですぞ。










サクリファイス (新潮文庫)/近藤 史恵
¥460
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sacrifice


[名] 犠牲

[動] 犠牲にする



ずっと勧められていた作品なのだけど図書館になかったもので、ようやく文庫でゲト。



文庫の帯は「すごい!」の一言のみ。


おではそこまですごいとは思わなかったんだけど、ミステリ@スポコンのバランスがいい感じ。



自転車競技なんて全く知らなかったんだけど、抵抗無く読めた。


最初から事件を匂わせる感じで、気になって一日で読んでしまった。



読み終わって初めて、タイトルの「サクリファイス」の意味がわかる、うまい作りですな。


最後まで読んで「深イイ~」




ただね、ちょいとケチを付けさせてもらうとね、


袴田(今の彼氏)が主人公(元彼)に、


「お前はあいつのはじめての男だ。俺がどんなにあがこうが、お前が香乃の心に刻んだ爪痕は消せるはずがない」


と、今付き合ってるくせに嫉妬心をみせるくだり。


しょーもなさすぎてくだらなすぎてガッカリ。



てか恋愛とかの要素はいらないでしょう。


スポーツの部分だけでもかなり読ませてくれるのに。


うすっぺらい恋愛事情(男を選ばないバカ女とか)により、「残念な小説」にランクインしてしまいました。




自転車@ミステリの組み合わせだと、すでに風間一輝氏による『男たちは北へ 』が殿堂入りしてますので是非そちらを。


風切って走るチャリには恋愛とかの要素なんて一切いらんのよ。


さて、どこでロードバイク買おうか。



疑心―隠蔽捜査〈3〉/今野 敏
¥1,575
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新品の単行本を買ったのは『空中ブランコ』以来でございます。

(5年ぶりくらい?)


前作のあとがきで、『隠蔽捜査3』は「恋に落ちた竜崎」という信じられないテーマだと知り、躊躇なしに買ってしまった。



前作、前々作を読んだ竜崎ファンはみんな口を揃える。


「どーした竜崎!!」



冒頭のほうでは竜崎らしくこんなこと言っている。


人間と動物の大きな違いは理性があるということだ。

理性があるから、人間は他の動物と区別される。
一年中発情できる動物は、実は人間だけなのだという。

他の動物は繁殖期にしか発情しない。

他の動物に比べて人間は、おそろしく淫乱だということになる。

だが、大多数の人間はつつましく日常生活を送っている。
それは、発達した理性のおかげなのだ。



こんなこと言ってる竜崎が・・・





竜崎ファンとしては少しガッカリなんだけど、作品としてはやっぱり裏切らない面白さ。


結局1日で読み切ってしまった。


単行本買って1日で読んじゃうとなんかもったいない感じがしてしまうこの頃でした。



氷結の森 (集英社文庫)/熊谷 達也
¥900
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「森シリーズ」マタギ三部作 完結!!


こんな帯で売られてたら『邂逅の森』を読んだことのある人は買ってしまうって。



でも本作品は熊とマタギの関係を描いた今までの2作品とはちとテイストが違う。



秋田の阿仁出身の元マタギの主人公・矢一郎。


ある理由で故郷を離れ、秋田からの追手から逃れながら樺太を転々とする。


ロシアにゃきっととんでもなぐでげえ熊さおるんだべ、と思いながらワクワク読み進めたんだけど、結局クマは出てきませんでした。(泣)


元マタギということで日露戦争でスナイパーといて大活躍した矢一郎どん。


二度と銃は握らないと決めでるんだ。



しかしながらコイツ、とにかく強くてカッコイイ。


そんで女にゃモテるモテる。



つまりですね、コレはヒーローモノの冒険小説なんですな。



まぁ熊が出てこなくたって熊谷氏は描写力がとんでもないから、この作品もちろん面白いんだけど、コレをマタギ3部作の完結というのには納得できん。



熊を出せ、熊を。








向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)/道尾 秀介
¥660
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夏に買ったきりになっていたのを思い出して今日読んでみた。



なんだコレ。


途中何度も読むのをやめようか悩んだけど、今日は何もやることなかったのでなんとか今日中に終わらせようと思って頑張ってしまった。


最後まで読めばちょっとは引き込まれるのかなと少しだけ期待したのが間違い。



なんか意外性とか考えすぎでしょう。


ここまでぐるぐるしてちゃどこで驚いていいかわからん。


さっさとオチつけてしまえばいいものを無駄にストーリーを引っ掻き回した結果、ミステリーじゃなくなっている。


ホラーとファンタジーの中途半端なところっていうカテゴリーで売っていれば納得できるんだけど。



こういう系でいうと『黒い家』も同じ感じがしたな、そういえば。


『黒い家』は主人公がバカすぎてつまんなかったんだけど、こちらは主人公が9才って設定にまず無理があるわい。



無駄な時間を今日一日で終わらせることができたのがせめてもの救いでした。