台北2日目の朝。
雨模様で拍子抜けするほど涼しい。


向かったのは市場の中にあるという野菜饅の店。



なかなか見つからない。
どうやら市場の建物の中ではなく、この界隈にあるらしい。
街行く人に訪ねまくりようやく発見。


目の前で、色んな具を詰め込まれた包子(バオズ)がどんどん出来ているー。
わーい、わーい!!!!
とかなりテンションがあがりアップ真剣に何を買うかを話しあう。

で、結果野菜饅2個と饅頭1個を買ってシェアする事にしたのだが、この店、イートインスペースがない…。そして目に入ったのが数件隣の朝点(朝ごはん)のお店。飲み物を買うので、ここで食べても良いですか?と聞くと快諾してくれたばかりか、お皿まで貸してくれる懐の深さ。素敵です!
3人で豆乳を買い、席に着く。豆乳と包子、なんて素晴らしい朝ごはん。




えー、ここでゆみこものすごく反省している事があります。
まず、包子の中身の写真を撮り忘れている事。そして散々迷った挙句に、最終的になんの包子を買ったか忘れてしまった事。痛恨。一個は筍が入っていた気がするんだよね~。うーん、うーん。



これは饅頭。中国語では具入りの中華まんは包子、具が入ってないのが饅頭(マントウ)。98年9月に台北に住み始めた時に、トウモロコシとか小豆とか色んな穀物で作った饅頭が売っているのが楽しくてよく買って食べたなぁ。

朝ごはん第一弾を食べたので、第2弾を買いに。

この店、本当に本当に来たかった。


なんの店かというと、揚げ焼きにした大根餅を売っている店。
包み紙がフライドチキンなのはご愛嬌。
留学当時住んでいた場所の近くにあったため、良く食べたこの味。そして、この16年間、1年に一回くらいは「あー、あれ食べたいなぁ。」と思い出していたこの味。
ああー、嬉しい。嬉しいよー。
店が潰れてなかったのが何より嬉しい~!!!!

温州街と和平東路二段の交差点にあるので、近くを通りかかったら是非チェック!
ここもイートインスペースはない。

大根餅を買って、大急ぎで台北駅に移動。
本日は北埔という台北郊外の街へ行くのだ。
新幹線を待ちながら、大根餅をパクリ。


入っているのは切干大根ではないのもポイント。

記憶は美化されていなかった。っていうか、記憶より更に美味しい!
初めて食べるRさんも「いや~、これ美味しい!!!」と満足の様子。
(ΦωΦ)フフフ…今後毎年1回くらい思い出しますよ。

ごちそうさまでした。


新幹線は、ほとんど日本の新幹線と同じ感じ。車内販売が来たところでめいは~が反応。

「昨日、パンダ電車になってたからあるかも。」と良くわからない事をつぶやきつつ、「あった~!」と彼女が私に差し出したのは


パンダクッキーパンダ

なんでもこの車内販売のクッキー、台北市内でイベントがあるとそのイベントモチーフの物に変わったりするらしい。前回はゴムの黄色いアヒルが山ほどやってくるイベントがあり、その時はアヒルだったのだとか。すごい。こんなことまで知っているとは、めいは~本当に台湾通である。

次回、北埔編。
今回、私たち3人は「カロリーメイツ」を結成。
元ネタはほぼ日刊イトイ新聞というサイト→☆彡をクリック

ほぼ日スタッフの中でも食べるのが大好きな3人が「カロリーメイツ」といグループ名?で活動しており、その台湾取材の様子→☆彡をクリックがあまりにも美味しそうなので、事前にめいは~とR番長にメール送信。
Rさんがそのネーミングをいたく気に入り「私たちも3人だからカロリーメイツね!」と。

ということで、カロリーメイツ夕御飯を食べに行きました。
雲南人和園 台北市錦州街16号

ここは台湾情報を集めている時にも何度も目にしたお店で、何よりめいは~が出張の際もよく訪れていて、とても美味しいとお墨付きのお店。しかも今日はめいは~の同僚でこの店の常連Lさんもご一緒して下さったので、心強いことこの上ない。
(以下、4人で食べてます。当然ですがひと皿も残さず完食してます。)

下調べ段階からゆみこがとっても食べたかったのが、


グリーンピーススープ

しっかりした鶏出汁のスープに、毎日丁寧にさやから取り出されたフレッシュなグリーンピースが浮いているんだよ!美味しくないわけがない!!!
中国でも雲南料理のお店にはかなり行ったけれど、このスープはここが始めて。


雲南料理の定番、キノコをカリカリにあげたやつ。

これ大好き!!!これがまたビールにとっても良く合う。



マコモダケと牛肉の炒め物

Lさんがお店の方と親しい為、お店のオーナー姉妹が元々の原材料をバンバンテーブルに持ってきて無造作に置いてくれる。マコモダケも大好きな食材だが、日本だと気軽にお目にかかれないので嬉しい再会。じっくり眺めながら食す。


トリュフとキノコと卵の炒め物

ほのかにトリュフの香りがして食べれば食べるほどハマる。ちょっと入っているネギが良い仕事をしています。




豆をエビに巻いたの

このロープのような豆、北京でよく買ってたのに名前を忘れてしまった…。
しかしグリーンピーススープといい、この豆をエビに巻くのといい、このお店のお料理、きちんと人の手と気持ちが入っている感じがする。


ジャガイモの揚げたの

これは北京の雲南料理屋でもよく頼んでいた。パリパリで美味しい。


マコモダケとフクロダケ

マコモダケがもっと食べたくて追加。マコモらぶ。もちろんフレッシュフクロダケもらぶ。


雪菜とひき肉炒め

雪菜という高菜っぽいお漬物とひき肉の炒め物。これ単独でも美味しいんだけど、チャーハンや麺にのせて食べると美味ししいの妖精が降臨します。


チャーハン

そろそろ主食いっちゃう?もちろん上の雪菜とひき肉ものせて食べてます。


これ…あまり覚えてない。けど、写真を見る限り餅っぽい。




雲南名物、過橋米線。

テーブルで麺と具を熱々のスープに入れて仕上げる料理。


雲南チーズの揚げ物

これも北京の雲南料理屋で絶対頼んでいたお料理。サクサクのチーズに砂糖か胡椒をつけて食べる。胡椒をつければお酒の友に、砂糖をつけるとデザートになるスグレモノ。


で、デザートのスイカ。

で、終わるはずだったのだが、オーナー姉妹とすっかり意気投合し話し込んでいたところ

ココナッツミルクと蓮の実のデザート


オーナー姉妹手作りのパイナップルといちごケーキ

*注*この2品はたまたま作っていたという事でご好意で出して頂いたもので、メニューには載っていません。

どの料理も美味しかった、とっても美味しかった。あまりの美味しさに食べ過ぎ、しかもまさかのデザートサービスにさすがのカロリーメイツもかなりお腹いっぱい。この店では思い残した事も食べ残した物もありません。

「本当に美味しかった!ご馳走様でした!」と言うと「いいのよー。でも次は16年もあけないで台湾に来てね。」とタクシーの運転手さんに言われたのとと同じ事を言われた。

たった3ヶ月しか住んでいなかった街なのに「帰ってきた」という気持ちにさせてくれる台北。やっぱり大好きな街。そして、明日から住めと言われても余裕で住める。

とりあえず、一日目 ごちそうさまでした。

追記:このお店はかなりの人気店なので予約して行ったほうが良いかも。

おまけ:


帰りの電車がパンダ電車だった。
5月5日12時20分福岡初のエバー航空で、台北へ出発。
GW終了間際の機内は空いていて、快適。

機内でボーッと映画を見ていたらあっという間に台北到着。フライト時間約2時間20分。近いわー。映画全部見終わらなかったわ。

今回は二人と待ち合せていることもあり、空港から市内までタクシーで移動。
時間的に余裕があればバスが一番安くて便利らしいのだけれど、今回は私は1週間以上の長期滞在になるので大きいスーツケースを持ってきており無理しないことにした。
桃園空港から市内までは約4000円。その内、市内への電車もつながる予定らしいのでそしたら便利になるかも。
台北にあるもう一つの空港、松山空港は福岡空港に負けないくらい市内に近く、日本で言えば羽田的存在。東京組の二人は私より1時間以上早く、松山空港に到着している。

タクシーの中からめいは~に「着いたよ~。」とショートメールを送ってから、運転手さんとのんびりおしゃべり。
ちなみに私が住んでいた98年当時、台湾と中国本土の関係はあまり良好ではなく、私の北京風の中国語はかなり嫌煙された。北京に1年住んでいたというだけで学校の先生にも事あるごとに「ゆみこさん、大陸人(台湾の人が本土の人を呼ぶ呼び方)の考え方は?」などとイヤミっぽく聞かれたり、買い物する時も「お前、大陸人か?」と露骨に嫌な顔をされたり。

そんな記憶があるもので、今回、タクシーに乗った瞬間から日本人アピール。
行き先を中国語で言う→
運:「どこから来たんですか?」
ゆ:「日本です!」
運:「いや、でも日本人にしては中国語が上手くないですか?」
ゆ:「北京に長年住んでいました!でも今は日本に帰ってます!」

「震災の時には台湾の方たちに助けていただいてありがとうございました。」とお礼を言うと、「日本と台湾はこんなに近くて一つの国みたいなもんだから、困ったときはお互い様さ。」と笑い、ホテルに着いた時には「今度は16年も空けずに台湾に来てくださいね。」と言って、手を振ってくれた。

今回泊まったのはダンディーホテルの大安森林公園店。まだ新しくてスタッフの感じも良い。私は中国語で話してしまったので、日本語が通じるかどうかはわからないけれど、地下鉄の駅が目の前でとても便利。

荷物を置いて、お昼ご飯を食べにでていためいは~とRさんと合流しておやつタイム。



回留は留学時代にも良く来た素敵な茶館。アメリカ人のご主人と台湾人の奥様が経営しており、オーガニックに拘った食事も出してくれる。ここのゴマ麺が大好きなのだけど、残念ながらランチの時間が過ぎており、今回はお茶とお菓子だけを頂いた。





台湾の軽い味わいの烏龍茶に、アップルパイ。



タロイモの蒸し羊羹みたいなのに、イチジクのペーストが掛かったお菓子。これ、甘さ控えめですごくお茶に合う。これもそうだけど、この後から出てくる食べ物は全て3人でシェアしているので誤解なきよう!

このお店で紅麹というボトルに入ったお醤油のような物を発見してみんなで購入。初日一回目の買い物で瓶もの購入…。

次、2軒目のおやつのお店
八方雲集


海苔と魚団子のスープ


酸辣湯


棒餃子

なぜか台湾では酸辣湯と棒餃子(中国語だと鍋貼と呼ばれる)はセットのような存在。留学時代に良く行っていた学校近くの屋台のお店はなくなってしまったけれど、このお店のもまあまあだった。酸辣湯はもうちょっとスパイシーな方が好み。
昔と同じで、周りの席はこれから塾に向かう学生でいっぱい。こういうファーストフード店で小腹を満たしてから、夜遅くまで塾で勉強するのが台湾スタイル。しかし、私はこの後夕御飯を食べに行く♪
あれは3月末の事。
ちょっとした用が出来て5月のはじめに台湾に行くことが決まった。

実はゆみこ98年の9月から3ヶ月程台北に住んでいたことがあるのだが、今回なんとその時以来の訪問。ゆうに16年ぶり。

せっかく行くので当時台北で知り合った親友めいは~にダメもとで連絡。いつか二人で台北に行こうねと約束はしていたが、流石に5月5日出発というGWも終わろうかという時に合流は無理だろうな…と思っていたら次の日に「チケット取りました。時間は○○。あと、ホテルはここが良いと思うんだけどチェックして」とホテルのURL付きで返事。
さすが親友!!!めいは~は出張で頻繁に台北を訪れているので、一緒に行ってくれるのはとても心強い。

そして、ふとそう言えばおしゃれ番長Rさんも「ゆみちゃんとめいは~ちゃんが一緒に台北に行く事があったら私も誘ってね」って言ってたなぁと思い出した。おしゃれ番長との旅は以下参照。めいは~は親友故に深センやら香港やら北京、福岡とあまりに登場回数が多すぎるので割愛。

過去ブログ来来北京!!より

おしゃれ番長といく北京→☆彡をクリック
おしゃれ番長といく上海→☆彡をクリック

Rさんからの返事は「5月の末にインドに行く予定になっているので考えさせて」というもので、まあそれもそうだよな、と思いつつ「私とめいは~と行く台北、絶対に楽しいこと請け合いです。」と最後のひと押し。

するとその2日後くらいに、「めいは~ちゃんと同じ飛行機に乗っていきます。」と返事が。
みんな決断早っ!

その後は台北で何を食べるかというだけの打ち合わせのメールが行き交い、めいは~がマッピングしてくれたのだが、その数27店。しかしめいは~は7日の午後にRさんも8の午後には帰るので、果たしてどれだけ行けるのか…。

次回より、怒涛の台北食べ歩きスタート。

ちなみに今回、観光、オシャレなショッピングなどは一切ありません!
前々回のブログで書いた、山口酒造場さんの室礼があまりにも素晴らしかったので先月30日に再訪した。

そして、前回よりもじっくりと菊川先生のお話を聞くことができた。

まず、この前「しつらえ」とルビをふったが「しつらい」の間違いだった。教養がなくてごめんなさいガクリ

今回の室礼は喜多川歌麿の深川の雪、吉原の花、品川の月をテーマにしており、中でも吉原の花の室礼は広い和室に根がついたままの桜の木が何本も飾られていた。
写真がないのでなかなかイメージがわかないと思うが、広い和室に日本庭園が再現されたと思って欲しい。奥には数本の桜、その前にお内裏様とお雛様が鎮座。そして右手には大きなソメイヨシノの木(搬入はクレーンを使用したとの事)。五人囃子と三人官女が真ん中の桟敷にいて、手前には小さな川まで流れており、生後6ヶ月の鯉が泳いでいて、川のほとりは苔むしていた。もちろん全部本物。

本物の木を使うのは室町時代の貴族の遊びで「根遊び」と呼ばれており、日本各地(山形とか静岡とか河内とか)の桜を根っこごと室内に飾り最初の一輪から最後の一輪までを楽しんだらしい。
室町時代に各地から根がついたまま桜を調達して運ぶって、一体どのように?
その上恐ろしいのはその最初の一輪から最後の一輪になる日数が室礼師と植物の対話によりコントロールされていて「たいていは言うことを聞いてくれます。」との事。

桜が最後の一輪になったら後ろに控えている桃が顔を出す仕組みだとか。

し、か、も

室礼には貴重なお人形やお道具の盗難防止の為に、江戸からくりが8箇所に仕掛けられており忍び込もうとした瞬間にいろんな所が崩れるのだそう。
「何年も務めているアシスタントでもひっかかるんですよ。」
って、どういうこと!?
最終的には一番大きなソメイヨシノの木が倒れる仕掛けだそうだけれど「人形を傷つけないように、人形と人形の間にきちんと倒れるようになっています。」
すごい!!チャンスがあったら引っかかってみたいとすら思う。

もちろんこの江戸からくりの方法も代々伝えられてきたもの。当時も24時間の警護はついていたが、更にからくりを仕掛けてあったのだとか。

先生曰く、吉原は日本の文化が非常に守られてきた場所で、私たちのもつ遊郭のイメージはほんの側面でしかないようだ。

「今回の会で皆さんが室礼という言葉を覚えてくださっただけで嬉しい」とおっしゃっていたけれど、室町からのお道具はもちろん文化を受け継ぐ室礼師の謎は深まっていくばかり。ネットで調べても全然情報出てこないし。

世の中には室礼師に室礼を頼み、一般人が知らない日本の伝統文化を密かに楽しんでいる人たちがどこかにいるのだろう。

取り敢えず10代目は決まっているとの事で、なんだかホッとしたのだった。