屋内駐車場に止めてた車が113°F。
摂氏なら45℃でっせ。
6時すぎの日陰でも45℃。
湿度6%やから、外に出た瞬間に汗が噴き出る、というのはこの気温でもないけど、干物になりそうでコワイ。
さて。
フランスの選挙で、リベラル左翼がプーチンの息のかかった保守派右翼を抑えて与党を維持したと速報。
フランスの選挙の仕組みはよく知らないけど、1回目の選挙では右翼が健闘して、与党を取りそうなイキオイやと報道されてた。
でも私は、それはないと見てた。
私「見ててみ。リベラルがドッと投票に行ってひっくり返すで。フランスで権威主義政府はでけへんて」
なんで確信があったかというと…。
フランスの歴史が教えてくれたから。
まずフランスが民主主義を勝ち取った経緯と、アメリカのそれとじゃ強烈度が違う。
アメリカは殖民地やったとはいえ経済的に独立してたから、独立戦争は感覚的に敵国との戦争やった。それまですでに民主主義のコンセプトで統治してたものを、独立を勝ち取ってからキングは置かずに、人権を尊重して国民の多数決で統治することにした。
一方フランスは敵国との戦いじゃなくて、国民が団結した内から沸き出た革命。
その後ギロチンを使った恐怖政治が続き、坊主憎けりゃで、アメリカの独立戦争を手を貸してくれた上級階級の将軍らも多くがギロチンに散った。
ヨークタウンの戦いのヒーロー、ローシャンボーは命からがら他国に亡命したし、ラファイエットは亡命しようとして捕まり、5年も拘置された。
恐怖政治はナポレオンの登場まで続いた。
何が皮肉って、王室を抹殺してルイ16世やマリー・アントワネットをギロチン刑で殺害したのに、やっと恐怖政治を終結したナポレオンは、キングの代わりにエンペラーを名乗って皇室を作ったこと。
前掛けと呼ぼうがエプロンと呼ぼうがモノは同じ。
ほんでナポレオンが死んで、今度はルイ16世の弟が一時的にルイ18世としてキングの座に着いたでしょ。それだけでは足らんで、その後はナポレオンの甥がナポレオン3世として武力行使で政治を乗っ取った。
フランスは革命発生から、完全な民主主義を勝ち取るまで100年くらいかかってん。
イギリスを初めスペインなど、ヨーロッパには民主主義であっても日本と同じく象徴としての王室が残った国は多いのに、フランスは紆余曲折の末、王室も皇室も完全に撤廃した。
そこに苦い歴史に裏打ちされた、フランス人の権威主義に対する嫌悪感が見え隠れする。
100年もかけて勝ち取った民主主義を、フランス人がそう簡単に手放すとは思われへんかった。
👀 WOW! This video shows supporters of the French left reacting to news of their surprise victory over Marine Le Pen’s far-right National Rally in France’s parliamentary elections.
— Jon Cooper (@joncoopertweets) 2024年7月8日
Let’s work together to make sure Trump is likewise DEFEATED in November!💙pic.twitter.com/WaIb6vD3Gd
負けたレペンのこの一言がすべてを物語ってる。
Marine Le Pen: “The policies I represent are the policies that are represented by Trump and Putin.”
— No Lie with Brian Tyler Cohen (@NoLieWithBTC) 2024年7月7日
Her party just lost in a major upset. pic.twitter.com/okedq3Dsaw
アメリカも、おずおずと民主主義を手放すとは思われへん。
私の予想。
バイデンは好きやけど、どうしたって歳には勝たれへんと、哀しいけれど認めざるを得ない。
この3年半はようやったと思うし、アメリカをパンデミックから救ってくれたことには、感謝してもし切れへん。
でも母を見て思うんですよ。
4年ぶりに会った母は、心がバキバキと音を立てて折れるくらい認知症が進行してた。
でも1年後の今年会った母は、去年の10倍くらいひどくなってて、まるで雪崩に遭ったようやった。
バイデンは、歳の割には精神的にも肉体的にもまだまだしっかりしてるけど、認知症じゃなくても80歳を過ぎたら、4年の違いは大きい。
なんつーか、バイデン本人も支持者も納得できるカタチで、重荷から解放してあげてもエエんちゃうか、という気もする。
バイデンの後釜はどうしたってカマラになるのが不安やけど、カマラの好感度の低さは皆んなわかってるやん?
そこで私が思うに。
それを補うために、カマラはカマラとしてではなくあくまでバイデンの意志を引き継いで、バイデンのレガシーを守るというカタチでバトンタッチするんとちゃうかという気がする。
バイデンがもし次の討論でもコケたら、その時はすでに手遅れやん?
ジョージ・ステファノポロスのインタビューや、今日の教会での様子を見たけど、やっぱり歳は隠されへん。
バイデンはずっと影武者のようにカマラに張り付いて、ただバイデンのポリシーをカマラの口にのせてる印象を与えるような設定。
ただそうなると、副大統領候補を新たに決めなアカンことに。
これはもうスイング州から引っ張って来るんとちゃうか。ミシガン州知事のグレッチェン・ウィットマーか、ペンシルベニア州知事のジョシュ・シャーピロが最有力候補やと思う。
2人とも2022年の選挙で再選及び当選したばっかりやから、今年は選挙と関係ないし。
個人的には鉄の女グレッチェンで、女性2人のチケットになって欲しいけど、民主党上層部はビビりやから安全牌のシャーピロに落ち着くんやろうな、という気はする。
バイデンを完全に追いやってしまうようなことだけは、自分の首を締めるだけやからやめていただきたいと切に願う。
どういう状態になってもバイデンを支持する、という人は多いのだから、JFK暗殺後にリンドン・ジョンソンがJFKのポリシーを引き継いだように、バイデンを尊重し、バイデンのポリシーであることを主張するカタチでのみ可能なんとちゃうやろか。
というのが、私の予想。
素人の戯言やと思って、聞き流していただけると幸いです。
今日の社員ランチ。
ご馳走様でした。
#InThisTogether
#AloneTogether
#ViveLaFrance
食いしん坊親子の旅スイーツ編
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