「やっぱり」が哀しいアメリカ | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

【転載、複製、自主発言を禁止します】

Hi everyone!

お元気ですか?

昨日はディリアを空港に送ってからお仕事へ。で今日もお仕事。
でも日付が変わる前に帰って来られるからモンクないっす。

実は遺族年金との絡みで、来年もずっと仕事を続けるのか迷ってたんですよね。
でもって今が決心の時だったんですよ。

というのも、アメリカは今が保険のオープンエンロールメントの時期。
毎年11月に来年の健康保険を決めなきゃいけない。特に私はオバマケアだから、来年をカバーしようと思うと、今選んで加入しておかないと、途中加入できないんですよ。

バイデンのコロナ救済法で、今年はオバマケアもめちゃ安くなった。

でも仕事を続けたら組合の保険に入れるから、オバマケアは不必要になる。
ほんでもって組合の保険というのがまた素晴らしくて。

基本形の保険なら余分な保険料なしで、通常の組合費月額45ドルで歯医者から眼医者、薬まで全部カバーしてくれるんですよ。

しかも私は関係ないけど、扶養家族がいたら10人の子持ちでも家族全員分を組合費だけでカバーしてくれるらしい。

だから来年仕事を続けるかどうかを、今決めなきゃいけない。

せっかく年金も上がるし、オバマケアは安くなったし、ずっと迷ってた。
でも迷ってた最大の理由は、裁判があんなことになって、主人が遺してくれたのは遺族年金だけ、という心の奥底で悶々としてる思いだと思う。

せめて遺族年金くらい貰わないと、というなんつーか意地のようなものがあったんですよね。

今回ディリアが来て、それも相談したかった。

するとディリアは、

「同僚もマネージャーもエエ人ばかりでそんなエエ条件の仕事、私やったら続けるわ」

この一言が効いた。

ディリアは私より7歳年上の68歳。でもコロナのロックダウンでレイオフされるまでずっと仕事を続けていた。
ディリアのでご主人リチャードもいつ引退しようかと言いながら、やっぱりパンデミックまで働き続けた。

昨日聞いた話だと、リチャードのバケットリストに入ってたアラスカクルーズを会社がプレゼントしてくれることになったから、それに行ってたから引退と思っていたのだけど、パンデミックで中止になった。

それでその分を現金で貰うことになったのだけど、賞与前に辞めると貰えなかったらしい。
それでそのお金が下りるまで待ったのだと。

どっちにしても働き者の夫婦で、私は見習わなくちゃいけないことがいっぱい。

ディリアに背中を押してもらって、もうしばらく頑張ることに。

今日はコンサートのことを書こうと思っていたけれど、なんだかニュースが満載。

まずはこれ。

FDAがファイザーとモデルナのブースターを緊急認可から正式認可に変更。

それを受けて、ブースター接種の対象を成人全員に拡大しました。

ただCDCの合意が必要なので、CDCは今日の午後にも討論するらしい。


ネバダ州は早速18歳以上全員のブースター接種に乗り出した。爆笑

ファイザーとモデルナを接種済みの人は、2回目接種から6カ月、ジョンソン&ジョンソンは2カ月経っていたら接種可。

どこで接種できるかは、こちら。
私へ帯状疱疹のワクチンを接種したばかりなので、来月まで待とうかと。

帯状疱疹のワクチン1回目は大した副作用もなかったけど、注射痕がまだちょっと痒い。爆笑

ディリアも同じだったとか。
ベスティーはこんなとこまで似てる。爆笑爆笑

ほんで。
先日から書いていたカイル・リテンハウス裁判で陪審員はリテンハウスは完全無罪の判決を。

「無罪:白人のティーンエイジャーがセミオートマライフルを持って、ブラックライブズマターの抗議デモに乗り込み2人を射殺、1人にケガを負わせてコミュニティをトラウマに陥れた。エエ加減な銃法と過激思想の文化のせいで、誰も責任を問われへん」

「めちゃえげつない。ということは、これから抗議デモでもっと発砲事件が増えるていうことや。だって『行ったらめちゃ怖かってん』と言うて逃れられるねんから」

「こういうヤツから身を守る準備しときや」
「これはこの国にめちゃ怖い前例を作ったで。それぞれ州によって銃法が違う。単に自警団を名乗ってそれらの州に押し掛けられるねんから。ハンティングのシーズンがやって来たようなモンや」

「驚けへんかった。裁判官はずっと偏見的やったし、裁判も偏見的やった」

この裁判官は最初に、リテンハウスに射殺された被害者を「被害者」と呼ぶことを禁止したんですよ。「被害者」じゃなくて「暴徒」または「略奪者」と呼ばなアカンと。

「考えてみ。裁判官がリテンハウスを自由の身にしてん。裁判官が、殺された人は被害者ちゃうというた日にもうそうなってん。自警団による殺人は、今やウィスコンシンでは当たり前になった」

リテンハウス無罪も納得いかんけど、私は何よりなんでリテンハウスの母親が何の責任も問われへんのかがどうしても理解でけへん。

未成年の子供を遠足に送り出すように、州を越えて抗議デモの真っ最中に連れて行った。それもお弁当の代わりにセミオートマライフルを持たせて。

それが原因で人が2人死んだ。

危険なことがわかってる抗議デモに、セミオートマライフルを持たせて未成年の子供を送迎した親に、何で責任がないの?

わかってはいたけれど、アメリカの司法制度は情けないくらい歪んでる。

同じく未成年のアフリカ系トレイボーン・マーティン射殺事件で無罪になったジョージ・ジマーマンの繰り返し。

個人的には、被害者遺族が母親を民事で提訴してほしい。

今日はやりきれない想いでいっぱい。

「Fxxk カイル・リテンハウス。
そやからデレク・ショーベン(ジョージ・フロイドを死に至らせた警官)が有罪になった時に、すごいびっくりしてん。そやからショーベンが有罪になっても、マジカルな分岐点が来たとは信じへんかってん。だってそうじゃないのはわかってたから。皆んなわかっててん。
ホンマにうんざりや」

哀しいアメリカ。

#InThisTogether
#AloneTogether
#WhitePrivilege

ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
皆んなでお互いを思いやり、助け合い、励まし合ったら乗り切れるから。

今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。

ピンクハートユーチューブ「病みつきになるピェンロー鍋」をアップしてます。ぜひお試しを。ラブラブ

では、お元気で。

Have a nice day!

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