Hi everyone!
お元気ですか?
長男から電話があり、
「ダウンタウンのホテルDのニュース見た?」
最近はローカルニュースを見てなかったので「見てない」というと…。
「マミイよりは歳上やけどアジア系の女性が、エレベーターで降りようとする直前に後ろからチョークホールドされて襲われてん。マミイと女性を重ね合わせてしもた」
ゲッ。
それでエレベーターの監視カメラに映った事件の動画をググって見ました。
アジア系の小柄な女性は、エレベーターのドアが開いたらすぐに出られるようにドアの側に立っていました。
エレベーター内にはアフリカ系の大柄な男と2人きり。
エレベーターのドアが開いた瞬間に男は女性の後ろから頭を片手で抱えてチョークホールドし、女性は転倒。その間にエレベーターのドアは閉まってしまいます。男は女性を押さえつけたまま何度も殴り、バッグを盗んで逃走したのでした。
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コレって誰にでも起こり得ること。
「でもこんな時、どうしたらエエの?」
すると長男は、
「エレベーターに乗らんとき」
乗らんとき、と言われても…。
乗らなくちゃいけない状況もあるわけで…。
私はダウンタウンにはひとりで行けません。ひとりではなんとなく不安なのです。
アメリカ生活が長い方は皆さんそうだと思いますが、無意識のうちに皆んな危機感を抱えて行動していると思います。
例えばひと気の少ないところは歩かない、とか。
長男はまだ6歳だったと記憶していますが、その年は年末年始の休暇に両親がハワイに来ていました。大晦日の夜はレストランロウで食事して、そのままそこでカウントダウンを待つことに。
ふと見ると蛍光トーイを持っている人が何人かいて、その全員が向こうの方から歩いて来ます。どこで売っているんだろうと思って、長男と2人で手を繋いでそちらの方に歩いてみました。
次男はすでに母にもたれて眠っていました。
レストランロウを出て、ダウンタウンへと続く道を歩いていた時のこと。
私たちが歩いていた側には人がおらず、反対側の歩道には若い男女のグループが楽しそうに歩いていました。そこここに人は歩いているものの、辺りは当然真っ暗。
すると6歳の長男は私の手をぐっと引いて道を渡り、そのグループの真後ろまで引っ張って行ったのです。
6歳にしてすでに危機感を持ち、サバイバル本能を発揮していた長男に、私はちょっと感動しました。
私もエレベーターに乗る時は、それがどこであれ同乗する人を瞬時にチェックしています。少しでも不安があると乗らない。
でもたまに同乗者が次々と降りて行って、知らない男性と2人になってしまうことってありますよね。
そんな時はやっぱり一抹の不安が胸をよぎる。
銃を携帯していようが、ペッパースプレーを持っていようが、この映像の状態では役立たずですよね。
私はどっちも持ってないけど。
その昔、記者時代は取材でどこに行くかわからないので、ペッパースプレーはキーホルダーに付けていましたが。
特に私のように小柄な女だと、なお狙われやすいんだろうな。
でもって歳いくごとに、さらに狙われるようになるんだろうな。
主人が病気になって以来、男のように強かったら、と思うことが少なくない。
カマリオの家に引越した時、私ではビクともしなかった本棚をボーが軽々と持ち上げて移動してくれた時には、ホントに羨ましかった。
そんな話をしていたら、
「リフティングで鍛えられるで」
と長男。
私もジムでリフティングしたり、セルフディフェンスのクラスとか取ってみようかな。
私がエレベーターの男に勝てるようになるとは思わないけれど、まったく無防備でいるよりはマシかな…。
女性でも強い人はいっぱいいるしね。
これも長男が教えてくれたのですが、コッチはアッパレ、というニュース。
ハワイの大型家電量販店「ベストバイ」でハワイアンの女性従業員が、万引き犯を体当たりで捕まえたというニュースです。
犯人が防犯探知機を通る直前に、女性は探知機の前に立ちはだかりまるで相撲の突き押しのように犯人を突き返したのです。
ところが。
なぜかこの女性は、この一件でクビになってしまいました。
でもでも。
その映像を見たのが、ラスベガスに拠点を置く総合格闘技団体UFCの代表ダナ・ホワイト。
「ベストバイはアホや。僕が彼女をいただくで」
と女性をUFCにスカウトしたのでした。
大柄のハワイアンには強い女性が多いですよね。フラシスターのレニーもハワイアン。家を探していた時は、ちょっとヤバそうな状況だと私が車に乗るまでピタリと横に寄り添って守ってくれました。
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私もハワイアンの女性のように強くなりたい。
主人が天国に行って、寂しいのはもちろんだけど、それと同様にヒシヒシと感じるのはそこはかとない不安。
いろんな意味で100%守ってくれていた人がいなくなった。
ホラ、よく映画で奥さんが誘拐されて、旦那さんが、
「Where is my WIFE?!!!!」
って命懸けで探して突入するでしょ。主人なら絶対にあんな風に助けに来てくれたのは疑いないから。
今なら息子たちが、
「Where is my MOM?!!!」
と来てくれると思うけど、やっぱり主人と息子じゃ私の中での頼り甲斐が違う。
30過ぎた息子でも、彼らが赤ちゃんの時から根付いた「マミイが絶対に守ってあげるから」という意識が消えないからかも。
でも実はずっと逆だったのかもしれない。
6歳で私の手を引っ張ってグループの後ろに連れて行った時、すでに「マミイを守らなきゃ」という自覚が長男にはあったのだと思う。
有難いけど、幼い頃からそんな風に思わせてしまって可哀想なことしたなと思うのは、息子だから。
主人だと、絶対に守ってくれるもの、で完結できたけど…。
なんだかいろいろ考えさせられるニュースではありました。
では、お元気で。
Have a nice day!
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