Hi everyone!
お元気ですか?
昨日、1年前のブログを読んだら、去年の大晦日もタイムススクエアのボールドロップを見てから夫婦で大泣きした、とありました。
まったく覚えてなかったけれど、新年を迎えると、それまで抑えていた感情が溢れ出すものなんですね。
主人にとっても2017年は辛かったから、キスした途端に涙が噴き出てしまったようでした。
でもね。去年は2人で泣けたからまだ幸せだったな、と。
ひとりで泣くのとじゃ大違い。
実は、年末にちょっとショックなニュースが耳に入って来て…。
主人のお葬式で私が主人の灰30%をもらったのは、主人の大好きなマウイ島のマケナビーチに撒くためでした。
主人はマケナビーチ&ゴルフリゾートが大好きでした。
それまではマウイ島でもワイレアに泊まっていたのですが、ある時ふとマケナビーチ&ゴルフリゾートに行ったらいたく気に入って。
マケナビーチホテルはマケナビーチの前に1軒だけポツネンと建つホテルだから、ビーチは人もまばらで静か。
別名タートルタウン。ここのビーチには海亀がたくさん泳いでいます。背の高い人なら歩いて行ける距離に大きな岩があり、この岩にはいつも海亀が2匹ほどを泳いでいました。泳ぎが得意でない私の手を主人はいつも痛いほどギュッときつく握って、2人でこの岩の周りをスノーケルしたものです。
主人は人混みが嫌いだったので、ゆっくりと時間が流れるこのホテルが大好きになり、以来ずっとマケナビーチホテルが常宿になりました。
確か去年の11月頃のこと。
深い意味もなく主人に聞いたことがありました。
「もし今世界中のどこでも行けるとしたら、どこに行きたい? 行ったことがあるとこもないとこも含めて」
主人の夢はスコットランドのセントアンドリュースでゴルフすることだったのでそこかな、と思っていたら、意外な返事が返ってきました。
主人は少し考えて、
「マケナ」
と答えたのです。
そんなに好きだったのか、とその時は、少し体調が良くなったら連れて行ってあげたいと思っていました。
結局主人は残念ながら次第に悪化の一途を辿り、その日から半年ほどで天国に行ってしまいました。
だからせめて主人の灰の30%をマケナに連れて行ってあげようと思ったのです。
私も将来はマケナの海に灰を撒いてほしいので、一度息子たちを連れてマケナに行こうと思っていました。
ところが。
年末に親友ディリアから、マケナビーチ&ゴルフリゾートは閉鎖されてコンドミニアムになったと聞かされて…。
それだけでもショックでしたが、家に帰ってググったら、こんな記事を見つけてしまいました。
ディリアに聞いた時、建物はそのままでただ中身がホテルの代わりにコンドミニアムになるのかと踏んでいたのに、
主人との思い出が詰まった建物まで解体されてしもた!
この写真を見た時はショックで声も出ませんでした。
ここのお庭で一時、星観察をやっていました。
とても情熱的な天文学者の方が説明してくださったのですが、たまたまその日は月も出ていなくて、息を飲むような星が夜空にびっしりと瞬いていました。
お話を聞きながら夜空を眺めた2時間ほどの間に、流れ星と人工衛星をそれぞれ6、7個見つけて、人工衛星の多さに度肝を抜きました。
そんな夢のようなことがあったことすら、今では信じ難い気がします。
最後に主人とマケナに行ったのは3年前。
主人が天国に行ってまだ半年しか経たないのに…。
主人の大好きだったゴードン・ラムゼイステーキも味が落ちてしまい、アイランドフレーバーも改装して良さが半減してしまった…。
主人と過ごした日の思い出のカタチがひとつまたひとつと、猛スピードでなくなって行くのはなぜ?
いつまでも泣いてないで早く前を向いて生きていきなさい、と誰かに背中を押されているのかな…。
主人が天国に行った時、今年は息子たちを連れてマケナに行こうと思っていました。
でも私があかんたれだからまだ主人に側にいて欲しくて、主人と完全にお別れできなくて、今年はまだ無理かな、と思っていたけれど、ホテル自体がもうなくなっていたなんて。
2018年最後に聞いたニュースに相応しいっちゃあ相応しいニュースではありました。
考えようによったら、旧年中に知ってよかったという気も。
これが2019年最初のニュースじゃ、哀しすぎるモンね。それに、これで主人の灰をしばらく側に置いておくいい言い訳もできたし。
2019年は、せめて前向きな年でありますように。
頑張ります!
久しぶりの筋肉マンマーク。
では、お元気で。
Have a nice day!
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