Excelのマクロを記述するVBAにおいて、
 Worksheets
 Workbooks
 Windows  
などは、それぞれ
 ワークブック中の複数のワークシート
 開いている複数のワークブック
 1個のワークブックが表示する複数のWindow
を示すもので、コレクションと呼ばれている。

コレクションの中の特定のひとつを指定するには、
Worksheets("Sheet1")
Workbooks("testfile.xls")
Windows("testfile.xlsx - 1")  (注1)
などのようにそれぞれの名前を””で囲って示す。

この方法以外に、
Worksheets(1)
Workbooks(1)
Windows(1)
のように番号(Index)を付けて示すやり方もある。

この際の番号の付き方には注意が必要である。

Worksheets  :左から順に1,2,3…
Workbooks   :開いた順に1,2,3…
         (最初に開いたものが1)
Windows    :Activeteされたのが最近のものから1,2,3…
         (最後にActiveteしたものが1)

Windowsでは、現在Activeなウィンドウ以外をActivateすると、
それぞれのウィンドウの番号が変化してしまう。
ウィンドウを切替ながら処理を行う場合など、毎回番号が変わる
ので注意が必要である。

2つのウィンドウを開いている場合では、常に
 Active となっているものが1
 Active となっていないものが2
となる。

なお、WorksheetsやWorkbooksも、新たに後ろにシートを追加
したり、ワークブックを開いたりする場合は、それまでのものの
番号は変わらないが、一番右以外のシートの削除や追加の場合、
最後に開いたもの以外を閉じた場合には、番号の付け替えが起こる。

(注1)
Windowsコレクションの場合は、
 上述のようにファイル名の後に
   空白・ハイフン・空白・番号 
 が付くケースと、
 Windows("testfile.xlsx:1")のように
   コロン・番号
 が付くケースがある。
 実際に、
  表示タブ>(ウィンドウ)>新しいウィンドウを開く
 とやって新たなウィンドウを開いたときに、
 上部の名前の所にどちらが出るかで判断する。