ローマ数字はラテン文字を使って数字を表現したもの。

 

古代ローマの時代から使われているが、位取りの考え方がな

い。計算に苦労することもあったため、15世紀ころの帳簿で

はアラビア数字が主に使われるようになったという。

 

I ・・・   1

V ・・・   5

X ・・・  10

L ・・・  50

C ・・・  100

D ・・・  500

M ・・・ 1000

 

を組み合わせて3999までの数字を表現する。

大きな単位から順番に、数字を表すのに必要な個数の文字

を繰り返して表現する。

 

例:   3     III

    108    CVIII

   2021   MMXXI

 

ただし、4回同じ文字を繰り返すことはせず、一つ上の単位

の文字の左に、すぐ下のI,X,Cのいずれかの文字を書いて表現

する。減算則という。

 

例:   4     IV

     99    XCIX

 

なお、時計の文字盤は慣例的にIVではなくIIIIを用いることが

多いという。

 

Excelには、ローマ数字を表示するROMANという関数がある。

引数には、0~3999の数字を入れることができる。

=ROMAN(0)は、長さ0の空のセルとなる。