仙人は、修行により不老不死や飛翔など能力を得た人物。

 

中国では道教の思想と結びついているが、日本に伝来したもの

は道教との関連性よりその能力に重きをおいたものとなってい

る。

 

修行によって飛翔能力を獲得したが、飛行中に洗濯する女の足

を見て神通力を失って俗人となった久米仙人の話も有名である。

 

久米仙人。なんとこの女性と夫婦になるのだが、東大寺建立の

際の材木運搬を仙人の力で軽減できないかと役人に促され、

再度修行をして神通力で木材運びを行っている。

加藤文太郎は大正末期から昭和初期にかけて活躍した登山家。

パーティを組んでの登山が一般的であった当時、単独行での

登山を行った。

 

神戸の会社勤務の中で、登山に目覚める。

大正14年(1925年)に単独での六甲山全山縦走を果たし、

注目を集める。以後、日本アルプスの山々などを単独登頂。

 

登山靴ではなく地下足袋での登山を行っていたことから

「地下足袋の加藤」「単独行の加藤」などと呼ばれていたと

いう。

 

昭和11年(1936年)の正月。槍ヶ岳登頂に際し、吹雪の中

で遭難。31歳だった。

 

加藤文太郎をモデルに、新田次郎は「孤高の人」を書いている。

2025年の冬至は日は12月22日。

ところが中国では別の日になっている。

 

太陽の位置で冬至や春分などの日を決める定気法では、

地球から見た太陽の通り道で、春分を0度としたときに

270度の位置にある時を冬至の瞬間とする。

 

これを含む日が冬至の日となる。

 

2025年の冬至の瞬間は日本時間で22日午前0時3分。

日が変わった直後である。

時差の関係で中国では21日午後23時3分。このため

中国での当時の日は日本より一日はやい21日となる。

 

こうした日付の違いは4年前の2021年にも起こった。

次に起こるのは33年後の2058年である。