ブラウザで新たなタブに表示させたり、Acrobat Readerで次々にフ
ァイルを開いていったりすると、それぞれのアプリのウィンドウに
タブがどんどん追加さされていく。

画面上でアプリのウインドウの位置をマウスで動かす場合、ウィンド
ウ上部のタブ以外のところを掴んでドラッグする。

ところが、上記のようにどんどんタブが追加されてしまうと、タブば
かりで動かすために掴む場所が見えなくなってしまうことがある。

こんな時に役立つのが、キーによる移動。

動かしたいアプリのウィンドウを選択して、Alt+Spaceを同時に押す。
メニューが出てくるので移動を選択する。(マウスポインタの形が変わる)

この状態で、矢印キーを使って、上下左右にウィンドウを動かすことが
できる。

適当な所をクリックすれば、移動できる状態は終了する。
Jupyter notebookはPythonなどのプログラム作成に使用される
オープンソースのツール。
Webベースで動作する。

もともとは、Pythonの対話型実行環境を提供するIPythonという
シェル/カーネルの一部だった。他の言語のサポートも可能となる
よう、IPythonからプログラムの作成・編集機能などPythonに直接
関係しない部分を切り出す形でJupyter notebookが生まれた。

当初、Julia、Python、Rのプログラム作成に使用できたので、
それらの頭の文字を繋げてJupyterとなった。
木星を表すJupiterつながりで、木星の衛星を発見したガリレオの
手稿にあった木星やその衛星のスケッチをベースとしたロゴを採用
している。

それぞれの言語環境を実現するカーネルと繋げることで、様々な言
語に対応できる。PythonはIPythonカーネルが対応している。
木星の衛星のうち、ガリレオ・ガリレイが発見したとされる4つの
衛星のこと。ガリレオは、1610年1月7日に観測を始めたという。

2024/2時点で、木星の衛星は確定しているものだけで72個、報告
されて未確定のものも含めると95個ある。

発見した4つは、5等星~6等星の明るさであり、当時の望遠鏡でも
観測できた。

これらの衛星は、木星の回りを1.76~16.69日の周期で回っている。
ガリレオは、数日間に渡る観測で、この周期的な動きを見つけ出し、
これらの衛星が木星の回りを回っていることを確信した。

この発見は、当時の考え方の主流であった天動説を覆す根拠の一つ
にもなった。

ガリレオ衛星4つの名前は、ガリレオと発見者争いをしたシモン・
マリウスが命名した名前が使われている。

木星の英語名はJupiter。ローマ神話の最高神にあたる。
シモンは、衛星の名前として、ゼウスの愛人やゼウスが自分の給仕係
とすべくて攫ってきた美少年にちなんだ名前を採用した。
公転軌道が内側のものから順に、
  Io(イオ)
 Europa(エウロパ)
 Ganymede(ガニメデ)
 Callisto(カリスト)
となっている。