ゆもあです
突然ですが
「カフェイン過敏症」ご存知でしょうか??
知らないもしくは、聞いたことはあっても無関係な方が
多いかと思います
タイトルには"アレルギー"と書きましたが
アレルギーとはまた違うものだと思っています。
カフェインの含まれる食べ物・飲み物を摂取すると
なんだか体調が悪いな・・・
カフェインが体質的に合っていない症状なんだと思います
私はまさしく「カフェイン過敏症」ですが
生まれつきのものではありませんでした
両親はブラックコーヒー派で、
子どもでも飲みやすいような紅茶を飲まなかったので、幼い頃はカフェイン飲料を飲む機会がほとんどありませんでした
小学生の頃友達の家で紅茶を出されて
「大人の飲み物だ〜
」と衝撃を受けたのを覚えています
小学生の頃、塾に行き始めると
自動販売機で売られている「オロナミンC」と出会います
子どもの味覚なのか・・・
なぜかオロナミンCが大好きになり
塾に行くとお小遣いでオロナミンCを買って飲むようになります
(自分が親だったらそんな小学生女子、嫌だ笑)
その後高校生になってアルバイトを始めると
勉強するのにカフェに寄ったり
友人とおしゃれなカフェを見つけて遊びに行ったり
カフェ巡りが趣味になりました
カフェノートを作って
写真を撮り貯めては印刷して、お店の情報や感想を書き留めていました
大学に入学し、勉強を近所のマクドナルドですることが多くなりました

ちょうど家から3分くらいの近場にマックがあって
試験前には朝から遊びに行っていました

コーヒーを飲めなくなってしまったので
今もあるのか、そもそも全国的なサービスなのか不明なのですが、
行っていたマックではコーヒーのおかわりが無料でした

今となっては迷惑な客だと反省していますが
コーヒーを何度もおかわりしながら試験勉強をするのが当たり前になっていました

さらに、気持ち悪い話で恐縮ですが

このときの話は別途書きたいと思いますが、
大学1年生のとき不幸が重なって非常に貧乏で
電気も止まり携帯も止まり食料も買えない時期があったのですが・・・
コーヒー豆(本来挽く用)をかじりながら
なんとか生きていました

それくらいコーヒーをはじめとするカフェインは
自分にとって生命線とも言えるくらいの重要なものになっていました

カフェイン依存症というのがあるならば、
まさしくその状態です

ある試験のことです・・・
その日は複数科目の試験が重なり、
前日難しい試験があってそちらの準備に時間を割いていたため
その試験が終わったあと、次の日の教科に向けて深夜まで勉強を続けました

夜が明けて、朝早くからマクドナルドに寄った私は
眠気を覚ますためにコーヒーを何度もお代わりして
学校に向かいました・・・
その日は異常で、1時間で14杯もコーヒーを飲んでいました・・・

(それだけ飲める胃袋もすごいですよね笑)
試験の席につきましたが、
なんだか・・・体調が悪い・・・
すこぶる悪い!!!!
寒いわけでもないのに震えが止まらなくなり
ペンを持とうとしても手に力が入らず、ブルブルと震えています

そして胃痛と吐き気・・・

堪らず教授に謝罪してトイレにかけこみました

オエエェェェェッ

1度吐きましたが気持ち悪さは治らず
しばらくトイレと友達状態でしたが、
テストのことを思うと震える体を抱きしめながら
ふらふらと教室に戻らざるを得ませんでした・・・

そこからは急激な寒気・・・
めまい・・・
もしかしたら死と隣り合わせの瞬間だったのかもしれないです

(笑えない・・・)
その日から、これまでカフェイン大好き人間だった私は
カフェインを受け付けなくなってしまいました

飲むとなんだか吐き気を伴う気持ち悪さがあったり
貧血に近いクラクラした感じを味わうようになりました
通常カフェインを摂取すると血管が拡張しますが
感覚としては、血管が収縮するような・・・息苦しさがありました

本当に大好きで、依存症レベルの愛着もあったので、
飲めないとわかっていてもメニューを見ていると
止められなくて頼んでしまったり、
家では余ったコーヒー豆の匂いを嗅ぎながら
泣いた日もありました

笑
それから10年以上経った今も・・・
今でも、カフェインが摂れずにいます

でも時間が解決してくれたのか、
徐々に依存症からは解放されて、
今ではカフェイン飲料を切望するようなことはなくなりました

私は営業職なので、お客様先に伺った際、
コーヒーや緑茶を出していただく機会があります

新入社員の頃は、飲むのが礼儀と考えていて、
コップの半分くらい飲んではお客様先を出たあとに嘔吐するようなこともありました

また、(自分で考えてもすぐわかったはずですが)
東京で就職して初めてスターバックスに寄ったとき
「カフェインの入っていない飲み物はありますか?」
と聞いた相手がトレイニーの若い男の子で
戸惑いながら
「抹茶ラテなら入っていないと思います」
とお勧めしてもらって頼んだことがあり、
美味しい〜

とがぶがぶ飲んだあと・・・
オエエェェェェッ

コーヒー、紅茶だけではなく、
緑茶や抹茶、カテキンの入ったジュース(健康用飲料など)
ココア、チョコレート、オロナミンCやチョコラBB
身の回りにはカフェインが含まれる飲み物や食べ物が
たくさん存在しています

そういった失敗を積み重ねながら
どんな飲み物や食べ物を避ける必要があるのか。
そしてカフェイン摂取しても大きな症状が出ないぎりぎりの量(個人差があると思います)などを理解することができました

今は友人には「カフェインが飲めない」ことも宣言していて理解してもらっているし、
お客様や仕事関係の方には自分から過敏症のことは言いませんが、
営業先で飲み物を出していただいても、お礼を言って一口、口をつける仕草だけして商談に戻るようにし、
日常で支障が出ることはありません

そして近年、デカフェ・カフェインレスの飲み物を提供するカフェやレストランも増えています

デカフェ・カフェインレスとして取り除いてもらっても
どうしても少量含まれてしまうので
体調が悪いときには控えていますが、
体調が良い日には友人と一緒にお茶を楽しめるようになりました

先日は大江戸線の清澄白河を歩いていたら
デカフェの紅茶・茶葉を扱うお茶屋さんを見つけましたよ

通販でも購入できるようです

デカフェのティーバッグや、TWGのルイボスティーはこれまでも使って飲んだこともありましたが、デカフェのアッサムの茶葉を買うのは初めてです

茶葉だけではなく、缶の絵柄も選べるんです

かわいいトイボックスの絵柄を選びました

かごに入れてレジでそのまま袋詰めされるよりも
より特別感が増した気がします

家で小さい鍋を使ってロイヤルミルクティーを淹れました

カフェインが含まれているものと比べて
どうしてもあっさりした感じはありましたが、
家でほっと一息、嬉しい時間でした

妊娠中・授乳中の方にもおすすめです

ちなみに小鍋はこちらを使っています。
1杯のミルクティーを作るのにもぴったりで
他にも少しお出汁を作るときや
離乳食にも大活躍です

最近はデカフェのコーヒー・紅茶を頼んだり
ハーブティーでカフェインが入っていないお茶を中心に
しっかり自分の症状・体調を理解して、
前向きに付き合っていくことが大事だなぁと思っています

なんだかカフェインを飲むと体調が悪いかも・・・
気持ち悪くなるかも・・・
という方がいたら、一度カフェイン過敏症を調べてみてください

そして、もし過敏症だと自覚しても、
友人とお茶の時間を楽しむ方法は十分にあると知ってもらえたら嬉しいです

そんな、カフェイン過敏症の話でした
