まず、アルピーニについてですが・・・(;´▽`A``
『アルピーニ(Alpini)』は、イタリア陸軍の一つで、山岳戦を専門とする部隊。
地理的に北イタリアは欧州中央部と陸地で繋がっていて、その間には険しいアルプス山脈が天然の要害として存在しています。よって、領土を陸地で接する他国、特にフランスやオーストリアとの戦いは必然的に山岳地帯での戦闘が想定されたため、精強な山岳部隊が必要だったのです。
(更に詳しくは、Wikipediaをご覧くださいませ。)
つまり、男の中の男!だと自負している人が多く、また、皆さんアルピーニであることを誇りに思っています。
アルピーニ各部隊の結束は非常に固く、特に年配の人たちは現在でもボランティア活動に従事したりしているようです。
(ボランティアのおじちゃんたちにお借りした、アルピーニ帽子。やはり年季が入っている。)
こちらは、現役のアルピーニ兵たち。帽子でそうだと分かります。
年に1回、イタリアじゅうのアルピーニ兵やその経験者(兵役経験者を含む)たちが一つの街に大集結して、昼夜問わずに3日間連続で街じゅうの至る所で大宴会を行うという伝統行事があり、
会場に選ばれた街では(毎年変わります)、数十万のアルピーニ兵が訪れて再会を喜び合い、街頭は彼らを歓迎する住民とイタリア国旗
で埋め尽くされます。アルピーニたち、観光客、100万人は集います。
この時期はホテルが満室なので、キャンピングカーでやって来たり、テントを立てたりする人もたくさんいます。
2010年は、我が町ベルガモが会場でした。またこの年はイタリア建国150周年記念の年だったということもあり、それはそれは盛大な祭りとなりました。

(祭りは、兵士の行進などの真面目な(?)セレモニーから始まり、後はひたすら飲み騒ぐ。)
変な仮装車も行ったり来たり、で、あの3日だけは眠らない街と化していました。
この車はデザイン的にまだおとなしい方で、もっと笑えるものも。( ´艸`)
これは夫のアルピーニ帽子。兵役時代のもの。当たり前だけど勲章バッジなど一つもなく、まだ新品の様(笑)。
さて、前置きが長過ぎたのですが
(ゴメンナサイ)、この度(7月2日)、93歳でお亡くなりになったレオナルド・カプリオーリ氏は、1984年~1998年まで全国アルピーニ連合の総長を務め、実際に戦場で戦い、大活躍したことからも、伝説のプレジデントとして、年配の(←ポイント・笑)アルピーニたちからは大そう崇められていました。
他の街ではどう認識されていたのかは分かりませんが、少なくともベルガモでは、関係者たち(特に年配の人たち←やはりここがポイント(笑))の間では英雄だったようです。
ベルガモでアルピーニ関係のイベントがあると必ず、アルピーニの帽子をかぶって、ジープで民衆の間を行くカプリオーリ氏の姿がありました。

お亡くなりになった一昨日、ご自宅に弔問に行ってきましたが(実はオットの親戚筋にあたるのです)、棺おけの中には、カプリオーリ氏がアルピーニ兵士現役時代に使っていた、勲章バッジがいくつもついた帽子がご遺体と一緒に入っていました。
生前から、それだけは一緒に棺おけの中に入れてくれ、と仰っていたそうです。
英雄が亡くなり、一つの時代が終わり、なんだか少し寂しい気がします。
カプリオーリ氏の「名誉プレジデント」の役職名は引き継がれるものではなく、彼だけのものなんですよね。
彼の業績がいかに偉大だったかを物語っていると思います。
今日の葬儀の為に各地から集まってきたアルピーニたち。やはり、年配の人たちばかり(;´▽`A``
(mama-sazaeさん、写真のご提供をありがとうございました!)
故人様のご冥福をお祈りするとともに、 ご遺族が今後も穏やかにお過ごしになられますよう、お祈りしたいと思います。
ベルガモ新聞(L'Eco di Bergamo、伊語)の関連記事。
http://www.ecodibergamo.it/stories/Cronaca/384919_silenzio_irreale_a_bergamo_laddio_delle_penne_nere_a_caprioli/
レオナルド・カプリオーリ(Wikipedia、伊語)
http://it.wikipedia.org/wiki/Leonardo_Caprioli




































(














