長野県上田市の別所温泉へ。
温泉、ご利益、おいしいもの、お花、自然、リラックスを求めて。
信州最古の温泉とされ、清少納言が枕草子で「湯はななくりの湯…」とした温泉といわれてる。
玉屋旅館に車を預けてから
歩いて10分、厄除で有名な北向観音へ。
すごい石垣。
平安初期825年の開基。現在の本堂は1721年のもの。
長野市にある善光寺は南向きで「極楽往生」を叶え、上田市にある北向観音は北向きで「現世利益」を叶え、両者は向き合っている。
「暗夜を照らす北斗七星」が北向観音のキャッチフレーズ。
境内から塩田平をのぞむ。
この塩田平は、北条義時(小栗旬)の孫の北条義政が蒙古撃退活躍の後に突如36才で出家して信州塩田にやってきて、そこから鎌倉幕府終了までの60年、3代にわたって塩田北条氏としておさめた。
知らなかったなぁ。
だから、鎌倉と塩田をつなぐ街道もちゃんとできていて、文化もかなりすすんでいた。
高台にある北向観音からの塩田平のながめ、実際にみると清々しく、ふきあげてくる風とともにみると、じつに気持ちいい。
私は特定の宗教や神仏のためにお参りしているのではなく、「自分が良い気持ち」になるためにお参りしている。
だから、寺も神社も大聖堂もモスクも問わず、神聖さを感じればどこでもお参りする。
明るい気持ちでいることは、私にとっては何よりも優先されるべきことで、自分にとっても他人にとっても日本にとっても世界にとっても一番良いことだと思ってる。よく、「社会貢献したい」というフレーズをきくけど、立派なことをするのはもちろん素晴らしいことだけれど、自分が良い気持ちでいること、自分の目の前の人に良い気持ちになってもらうことが実は一番の社会貢献だろうなって思ってる。
そして明るい気持ちでいれば、全ての現世利益は後からついてくる。
これがなかなか簡単ではないから、人生を通して果たすべき命題。