大三島で初めてのひと休み。パン屋航路のスコーン。
大三島は愛媛県今治市になる。
ここにはいくつかの美術館や伊予国一ノ宮・大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)もあるのだけど、寄り道せずに通過。
大三島(おおみしま)→伯方島(はかたしま)にかかる大三島橋
12:00 大三島橋入り口通過
下の海が渦を巻いているのが見える。
潮の流れが変わっていて、ここは船の難所で有名らしい。
歩行者・自転車道は対面交通なので、左側通行。
たまに歩行者もいるので気をつける。
伯方島でも道が不安になって、通りがかりのシルバーカーに乗ってたおばあちゃんに道を聞く。
「今治は逆だよ笑。あっち」と教えてもらう。
少しでも不安に思ったら、かならず道はジモティに確認すべし。
外国人旅行者のほうが、私よりもスースーと迷いなく行ってる。
伯方島(はかたしま)→大島(おおしま)にかかる伯方大島橋。
12:40 伯方大島橋入り口を通過
ついに最後の島、大島に上陸。
能島城跡↓村上海賊の拠点だったお城。
この能島周辺の海は、うねうねもしくはぐるぐるとうねっていて、素人目にも危険そうに見える。
潮目がくるくる変わるので、見ていて飽きない海。
良い場所の島を拠点としていたことがわかる。
14:00までに大島に着いたら行きたいと思っていた場所村上海賊ミュージアム。
ブルーラインから1.5kmそれた場所にあるので往復3km持ち出しとなるが、こんなに早く大島に着いたのでもちろん行く。
13:00 ミュージアム到着。
村上海賊は、14世紀〜17世紀に瀬戸内海を仕切っていた海賊。
海賊といってもバイキングやパイレーツとは違って、村上海賊は船の警護(警護料徴収)、海の交通整理(通貨料徴収)、商人(海外貿易)、文化人(お茶、連歌)、武士、漁師といういくつもの顔をもった海に生きる人々の集団だったよう。
みどころが多くて面白くて1時間みてしまう。
人気らしくて、人がたくさんいた。
14:10 ミュージアムの向かいにある能島漁協のレストラン村上海賊レストランへ。
いちばんいいやつ。
ここのお店で遅い昼ご飯を食べながら、ついていたテレビで「大谷選手の通訳・水島一平さんが7億窃盗うたがい」「ギャンブル依存症」の速報に触れる。ガーン!!
うーん。でも、ありうるな。
私の考えるヤバい依存症はギャンブル、窃盗、薬物、セックス(性関連)。
ほかの依存症(アルコール、ニコチン、スマホ、買い物、砂糖など)とは種類が違う。
この4つの依存症は、依存対象を楽しむだけでなくそれに伴うスリルも楽しんでいるから、どんどんリスクが膨らんでいって最後に破裂する。
この4つの依存症は、ウソをつくのが異常に上手い印象。
家族や友達に嘘つくぐらい朝飯前で、そこに罪悪感はない。大谷さんも一平さんの嫁も、昨日まで何も知らなかったはず。
この4つの依存症はウソが自然とでてくるので、「大谷さんが借金を肩代わりしてくれた」は真っ赤なウソだと思う。
後から言った「勝手に7億を横領して賭博胴元に送った」が本当だろう。
この4つの依存症はコミュニケーション力が高く魅力的な人が多いので、周りからは人気があって信頼されていることが多い。
だから裏の顔が発覚したときの周囲のダメージが大きい。周りは自分の人を見る目のなさにショックをうけて、一瞬人間が信じられなくなる。
大谷さんと奥さんを裏切ってスポーツ賭博をするという、このギリギリのスリルたるや、相当の快感だったろう。
もう、一平さんは一生分の快楽を味わったのかもしれない。
以上、私の想像の覚え書。
一平さんの渋い声が好きだったんだけど。残念っす。
この漁協でゆっくりして、今治タオル軍手や鯛エキス醤油を買って、14:50に出発。
最後の大島は「峠しかないよ」とレンタサイクルの店主にビビらされてきた。
大島までハムストリングを温存しとかないと、3つの峠は越えられないから、「前半飛ばしすぎないように」というアドバイスをもらってたんだけど。
向島で間違って登ってしまった急坂に比べたら、たいしたことない坂だった。やっぱり電動自転車にして良かった。
ついに最後の橋、来島海峡大橋へ。
この橋はしまなみ海道で最長。越えれば四国。
橋までの数十メートルを自転車で登って
15:40 来島海峡大橋を通過
高い!
怖いくらい高い。
尾道から66km、ゴールの今治駅まで10kmの地点。
15:40 日はまだまだ高い。